ICT海外展開パッケージ支援事業(令和5年第一次補正以降は安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業)
2025年度当初予算
5,000万円
2024年度執行: 25.6億円
事業の目的・概要
事業の目的
我が国が強みを有する質の高いデジタルインフラについて、展開ステージ(案件発掘、案件提案、案件形成)に合わせた支援を行うことにより、海外展開の対象国における総合的な課題解決に貢献するとともに、我が国のデジタルインフラの国際競争力強化を推進し、また政府全体の戦略である「インフラシステム海外展開戦略2030」における2030年を目標とした約45兆円のインフラシステム受注に貢献する。
現状・課題
本事業を開始した平成27年度以降、ICT海外展開パッケージ支援事業を活用した基礎調査、プロジェクトの実現可能性に関する事前調査、実証事業、政務を含むトップセールスの実施をきっかけに、各国のICTや郵便分野におけるプロジェクトやシステムを本邦企業が約595億9,284万円 分受注している。ただし、ベンチャー企業・中小企業が多いICT分野においては、海外展開向けの資金の確保や海外における知名度や信用力が乏しい等の理由により実証事業を海外で行うこと自体のハードルが非常に高いことに加え、プロジェクトの実施が一定程度確約された鉄道等の基盤インフラプロジェクトと異なり、そもそものプロジェクトの実施の確約もされていない中で、海外で実証を行うリスクを考慮するなど、優れた技術を持ちながらも海外展開に躊躇する企業も一定程度存在している。こうした背景から、実証事業等を本事業で行い、相手国に本邦企業のデジタルインフラシステムの有効性を示すことで現地における実装、海外案件の受注に至るまで支援することが求められる。
事業の概要
案件受注に向けて戦略的な対外広報や展開ステージ(案件発掘、案件提案、案件形成)の移行を促進するとともに、我が国におけるICTに係る知見・ノウハウを含めた成功事例について他国へ横展開を図る。/具体的には、案件発掘ステージにおいては、展開国での政策対話、同志国(目的を共有する国)との連携会合、マスタープラン(開発総合計画)の策定協力、ニーズや規制等に係る基礎調査等を実施し、案件の掘り起こしを支援する。また、案件提案ステージにおいては、調査ステージにおける調査結果等を踏まえ事業化につなげるため、トップセールス、本邦企業と現地企業とのパートナーシップ構築支援、ファイナンス提案等、受注・成約に向けた提案策定を支援する。さらに、案件形成ステージにおいては、相手国におけるラボの設置やフィールドトライアル等の実証実験等、JICT(株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構)、JICA(独立行政法人国際協力機構)、JBIC(国際協力銀行)、NEXI(株式会社日本貿易保険)をはじめとする公的支援機関による出資・融資との連携も含め、案件受注に向けた支援を実施する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 5,000万円 | - |
| 2024年度 | 2.1億円 | 25.6億円 |
| 2023年度 | 1.3億円 | 10.5億円 |
| 2022年度 | 1.3億円 | 8.8億円 |
| 2021年度 | 3.3億円 | 12.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A株式会社OREX SAIほか
25.4億円
・実施可能性調査/・各種現地調査、実証実験/・ワークショップの実施等
株式会社OREX SAI
富士通株式会社
日本電気株式会社
株式会社富士通総研
NECセキュリティ株式会社
ワシントンコア L.C.C.
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
株式会社両備システムズ
本田技研工業株式会社
PwCコンサルティング合同会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)8.2億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
・更なる経費の効率化を図り、適正な予算執行に努めること。・アウトカムの目標値等について、その規模が分かる実数を補足すること。
事業所管部局による点検・改善
我が国が国際的に強みを有する質の高いデジタルインフラについて、本邦企業の国際展開を円滑に進めるために必要な調査・実証等を実施した。成果実績としては、採択案件の事業終了年度から向こう6年間において、採択件数のうち15%の受注を目指しているところ、令和6年度、新たに案件受注等を達成した件数は1件 であった。引き続き、成果目標の達成に向けた取組を一層加速させるため、相手国政府に対して我が国ICTインフラシステムの優位性を効果的に働きかけ、調査・実証等を実施する必要がある。
改善の方向性
案件ごとの必要性について精査し、調査内容や実証事業の実施対象国等について、本邦企業の案件獲得に向けて優先度の高いものに限定するなど、引き続き効果的な予算の執行に努める。また、過年度に実施した案件の実施内容、執行額、成果等を取りまとめ、各案件の進捗管理を行う。
所見を踏まえた改善点・反映状況
・事業の目的達成に向け、引き続き適正な予算執行に努める。・アウトカムの目標数値等において、規模感が分かるように過去3年間の平均年間案件数を記載した。
成果指標・目標値・実績値
採択案件の事業終了年度から向こう3年間において、採択件数のうち40%が案件提案ステージ等次の段階に至ることを目指す。
測定指標:採択案件の事業終了年度から向こう3年間において、年間27件(過去3年間の平均)程度の採択件数のうち案件提案ステージ等次の段階に至った件数の割合(次の段階に至った件数/3年間に事業が終了した採択案件の件数)[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 40.0 | - | - |
| 2025年度 | 40.0 | - | - |
採択案件の事業終了年度から向こう6年間において、採択件数のうち15%の受注を目指す。
測定指標:採択案件の事業終了年度から向こう6年間において、採択件数のうち受注に至った件数の割合(受注に至った件数/6年間に事業が終了した採択案件の件数)[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 15.0 | - | - |
| 2025年度 | 15.0 | - | - |
| 2026年度 | 15.0 | - | - |
| 2027年度 | 15.0 | - | - |
| 2028年度 | 15.0 | - | - |
展開国において基礎調査・実証を実施する。
測定指標:展開国での基礎調査・実証実施件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 20.0 | 15.0 | 75.0 |
| 2023年度 | 20.0 | 26.0 | 130.0 |
| 2024年度 | 20.0 | 41.0 | 205.0 |
| 2025年度 | 40.0 | - | - |
展開国での政策対話、同志国との連携会合、マスタープランの策定協力、トップセールス、本邦企業と現地企業とのパートナーシップ構築支援を実施する。
測定指標:展開国での政策対話、同志国との連携会合、マスタープランの策定協力、トップセールス、本邦企業と現地企業とのパートナーシップ構築支援等実施件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 25.0 | 32.0 | 128.0 |
| 2023年度 | 30.0 | 35.0 | 116.66667 |
| 2024年度 | 35.0 | 35.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 35.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社OREX SAI
カンボジアにおける4G Open RAN展開に向けた実証の請負
2.0億円1費目 ▾
株式会社OREX SAI
カンボジアにおける4G Open RAN展開に向けた実証の請負
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2.0億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。