電波の監視等に必要な経費(令和7年度第一次補正においては、多様化する電波利用に対応するための電波監視体制の確立)
2025年度当初予算
99.8億円
2024年度執行: 75.9億円
事業の目的・概要
事業の目的
社会経済活動の発展や高度情報社会の進展に伴って、電波利用は増大、多様化の一途をたどっており、混信・妨害や電波障害のない良好な電波利用環境の確保が求められている。このため、電波の監視(空間に発射される電波をとらえて行う電波の質及び無線局の運用の監査、電波の発射状況及び混信状況の調査)を行うほか、不法に開設された無線局の探査や取締り、技術基準に適合しない無線設備に関する調査を行うことにより、良好な電波利用環境の維持を図る。
現状・課題
特に国民の生命や財産に関わる重要無線通信への妨害については迅速な解決が求められているが、重要無線通信妨害事案を免許人申告受付から3日以内に解決した割合は近年、7割から8割に留まる(目標値:85%以上)ことから、引き続き電波監視等の継続・強化により、良好な電波利用環境の維持を図ることが必要である。
事業の概要
航空・海上無線、携帯電話、消防無線などの重要無線通信への妨害を防止するため、電波の発射源を探査するための電波監視施設を整備して監視を行うとともに、不法無線局の取締りを行う。/また、技術基準に適合しない無線設備の使用が、他の無線局に重大な悪影響を及ぼすことを防止・排除するため、市販されている無線設備の技術基準への適合性に関する調査を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 99.8億円 | - |
| 2024年度 | 88.4億円 | 75.9億円 |
| 2023年度 | 89.7億円 | 89.9億円 |
| 2022年度 | 83.1億円 | 69.1億円 |
| 2021年度 | 79.4億円 | 74.8億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A日本電気株式会社
28.4億円
令和6年度遠隔方位測定設備センサ標準Ⅳ型等14式の調達等
日本電気株式会社
直接ブロック B三菱電機株式会社
23.8億円
令和6年度遠隔方位測定設備(B)、短波監視施設及び宇宙電波監視施設の保守の請負等
三菱電機株式会社
直接ブロック Y株式会社東映エージエンシーほか
4.8億円
令和7年度電波利用環境保護活動用周知啓発素材(ポスター・リーフレット等の版下及び動画等)作成の請負等
その他の支出先
株式会社東映エージエンシー
株式会社NKB Y’s
ソフトバンク株式会社
NTT東日本株式会社
菊水電子工業株式会社
NTT西日本株式会社
東京電力エナジーパートナー株式会社
株式会社東海アドエージェンシー
株式会社新東通信
荒木電機工業株式会社
直接ブロック CNTTドコモビジネス株式会社
3.0億円
遠隔方位測定設備センサ等回線一括提供の請負(センタ―センサ間等)
NTTドコモビジネス株式会社
直接ブロック DNECキャピタルソリューション株式会社
2.9億円
令和6年度 遠隔方位測定設備不法無線局探索車Ⅴ型の継続借入等
NECキャピタルソリューション株式会社
直接ブロック E株式会社三菱総合研究所
2.3億円
令和6年度次世代電波監視システムの構築に向けた検討の請負等
株式会社三菱総合研究所
直接ブロック FスカパーJSAT株式会社
1.9億円
令和6年度静止衛星監視設備(C帯)の保守の請負
スカパーJSAT株式会社
直接ブロック G株式会社三技協
1.3億円
Ku帯非静止衛星監視用試験設備の調達等
株式会社三技協
直接ブロック H一般財団法人電波技術協会
1.1億円
令和6年度漏洩電波等による障害の除去調査の請負等
一般財団法人電波技術協会
直接ブロック I東京センチュリー株式会社
9,780万円
高性能較正機器の借入れ等
東京センチュリー株式会社
直接ブロック J株式会社エーオーアール
8,640万円
遠隔リモート型電波監視装置改修業務の請負等
株式会社エーオーアール
直接ブロック K一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター
6,140万円
令和6年度無線設備試買テストの測定業務等の請負等
一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター
直接ブロック LKDDI株式会社
5,340万円
短波監視施設 広域イーサネット通信回線等提供の請負(令和6年度~)等
KDDI株式会社
直接ブロック M株式会社NTTドコモ
4,730万円
令和6年度 遠隔方位測定設備等のモバイル通信回線契約等
株式会社NTTドコモ
直接ブロック N株式会社インターネットイニシアティブ
4,680万円
遠隔方位測定設備センタ局間通信回線の提供の請負(センタ間)等
株式会社インターネットイニシアティブ
直接ブロック O一般財団法人電気通信端末機器審査協会
3,230万円
基準認証制度等に関する相談対応等に係る支援業務等の請負
一般財団法人電気通信端末機器審査協会
直接ブロック P営電株式会社
3,030万円
令和6年度 遠隔方位測定設備センサの置局調査の請負
営電株式会社
直接ブロック Q株式会社ディーエスピーリサーチ
2,200万円
技術基準適合証明等を受けた機器の認証情報の精査等に関する調査の請負
株式会社ディーエスピーリサーチ
直接ブロック R東洋メディック株式会社
2,190万円
電波監視用測定器の較正業務の請負(関東総合通信局)等
東洋メディック株式会社
直接ブロック S株式会社日本廣告社
2,070万円
令和6年度訪日外国人向けインターネット広告掲載による注意喚起の請負等
株式会社日本廣告社
直接ブロック T株式会社クニエ
1,980万円
三浦電波監視センターのリモート化の環境構築に係る技術支援等の請負
株式会社クニエ
直接ブロック U株式会社近宣
1,940万円
九州総合通信局管内における令和6年度インターネット広告業務の請負等
株式会社近宣
直接ブロック V株式会社錢高組
1,920万円
那覇第2合同3号館(R3)建築工事/(沖縄総合通信事務所シールドルーム設置)
株式会社錢高組
直接ブロック Wエヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社
1,900万円
令和6年度「太陽光発電システムからの妨害波調査」の請負
エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社
直接ブロック X表示灯株式会社
1,590万円
令和6年度電波利用ルールにかかる周知啓発の実施請負等
表示灯株式会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
・更なる経費の効率化を図り、適正な予算執行に努めること。・引き続き、成果指標の目標達成に向け、着実な事業の実施に努めること。
事業所管部局による点検・改善
・電波監視業務は、電波法違反の取締り等、公権力の行使と密接に関係する業務であるため、国が実施する必要がある。・随意契約は真にやむを得ない場合のみに限定し、それ以外の案件についてはすべからく競争入札・公募による契約を実施することとし、電波監視施設整備における競争入札の導入による予算単価の削減、国庫債務負担行為の導入、電波監視施設の更改期間の延長及び遠隔方位測定設備等の保守契約の本省一元化による効率化を図るなど予算削減に取り組んでいる。・整備した電波監視施設を使用して監視を行い、無線通信の混信・妨害申告に対応しており、有効に活用している。(2024年度は1,847件)・継続的な活動が必要な、市販されている無線設備の技術基準への適合性に関する調査について、年間200機種行っており、調査の結果、不適合と認められた無線機器を総務省ホームページで公表するとともに、無線機器の販売者・製造事業者に対してガイドラインに沿った必要な措置を講ずるよう要請等を行うことで、技術基準に適合しない無線設備の防止・排除に適切に取り組んでいる。
改善の方向性
・一般競争入札又は公募を実施する案件について、更なる透明性・競争性の確保に努め、次年度以降も積極的に予算執行の効率化に取り組んでいく。随意契約を実施する案件については、精査の上必要最小限の調達となるよう引き続き取り組んでいく。・成果目標のうち「重要無線通信妨害事案を免許人申告受付から3日以内に解決した割合」について、2024年度成果実績は80.6%であり、目標値(85%以上)を達成できなかったことから、引き続き各事案の検証を行い、早期解決に向けた改善方法を検討していく。・成果目標のうち「総務省からの要請に対して、販売を取りやめた比率」について、2024年度実績は目標値(80%以上)を達成する見込みであるが、引き続き目標値の達成維持に向け、継続して販売業者等への要請方法に関する改善方法を検討していく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
事業経費の効率及び効果の観点で事業経費の効率化を図り、前年度より減額となった予算科目もある一方で、電波監視施設の老朽化に伴う更改が複数重なった影響で全体の要求額は増加している。今後も経費の効率化や予算の平準化等、適切な予算執行に努める。また目標の達成に向け、引き続き適正な電波利用環境の保護のための各種施策に取り組む。
成果指標・目標値・実績値
良好な電波利用環境の維持を図るため、重要無線通信妨害事案の措置率100%を目指す。(前年比同率)
測定指標:重要無線通信妨害の措置率[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 100.0 | 100.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 100.0 | 100.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
| 2026年度 | 100.0 | - | - |
| 2027年度 | 100.0 | - | - |
※ 2020〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
良好な電波利用環境の維持を図るため、技術基準に適合しない無線設備や「著しく微弱」の基準の許容値を超え免許等が必要な無線設備を販売する業者等に対し要請を行い、販売を取りやめた割合80%以上を目指す。
測定指標:総務省からの要請に対して、販売を取りやめた比率[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 80.0 | 92.5 | 115.625 |
| 2024年度 | 80.0 | 95.1 | 118.875 |
| 2025年度 | 80.0 | - | - |
| 2026年度 | 80.0 | - | - |
| 2027年度 | 80.0 | - | - |
※ 2020〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
良好な電波利用環境の維持を図るため、重要無線通信妨害事案の早期解決割合85%以上を目指す。(前年比同率)※申告受付から3日以内に解決した件数/重要無線通信妨害の申告件数
測定指標:重要無線通信妨害事案を免許人申告受付から3日以内に解決した割合[単位: %]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 85.0 | - | - |
| 2027年度 | 85.0 | - | - |
| 2028年度 | 85.0 | - | - |
| 2029年度 | 85.0 | - | - |
| 2030年度 | 85.0 | - | - |
※ 2020〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
不法無線局の措置局数のうち、技術基準に適合しない無線設備以外が原因であった比率90%以上を目指す。
測定指標:不法無線局の措置局数のうち、技術基準に適合しない無線設備以外が原因であった比率[単位: %]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 90.0 | - | - |
| 2027年度 | 90.0 | - | - |
| 2028年度 | 90.0 | - | - |
| 2029年度 | 90.0 | - | - |
| 2030年度 | 90.0 | - | - |
※ 2020〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
電波の監視を行うことにより、良好な電波利用環境の維持を図る。
測定指標:無線通信の混信・妨害申告件数(重要無線通信妨害申告件数を含む)[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 2039.0 | 2419.0 | 118.63659 |
| 2022年度 | 2419.0 | 2432.0 | 100.53741 |
| 2023年度 | 2432.0 | 2331.0 | 95.84704 |
| 2024年度 | 2331.0 | 1847.0 | 79.23638 |
| 2025年度 | 1847.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
市販されている無線設備の技術基準への適合性に関する調査を200機種行うことにより、良好な電波利用環境の維持を図る。
測定指標:電波の強さ等を測定し、電波法の基準に適合するか確認した機種数[単位: 機種]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 200.0 | 203.0 | 101.5 |
| 2022年度 | 200.0 | 200.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 200.0 | 200.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 200.0 | 204.0 | 102.0 |
| 2025年度 | 200.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
日本電気株式会社
令和6年度遠隔方位測定設備センサ標準4型等14式の調達(第2期)
8.4億円1費目 ▾
日本電気株式会社
令和6年度遠隔方位測定設備センサ標準4型等14式の調達(第2期)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 施設整備費 | 8.4億円 |
三菱電機株式会社
令和6年度遠隔方位測定設備(B)、短波監視施設及び宇宙電波監視施設の保守の請負
7.2億円2費目 ▾
三菱電機株式会社
令和6年度遠隔方位測定設備(B)、短波監視施設及び宇宙電波監視施設の保守の請負
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 6.7億円 |
| 備品費 | 4,970万円 |
NTTドコモビジネス株式会社
遠隔方位測定設備センサ等回線一括提供の請負(センタ―センサ間)
1.7億円2費目 ▾
NTTドコモビジネス株式会社
遠隔方位測定設備センサ等回線一括提供の請負(センタ―センサ間)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 通信専用料 | 1.6億円 |
| 施設整備費 | 800万円 |
NECキャピタルソリューション株式会社
令和6年度 遠隔方位測定設備不法無線局探索車Ⅴ型の継続借入
1.5億円1費目 ▾
NECキャピタルソリューション株式会社
令和6年度 遠隔方位測定設備不法無線局探索車Ⅴ型の継続借入
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 借料及び損料 | 1.5億円 |
スカパーJSAT株式会社
令和6年度静止衛星監視設備(C帯)の保守の請負
1.5億円1費目 ▾
スカパーJSAT株式会社
令和6年度静止衛星監視設備(C帯)の保守の請負
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 1.5億円 |
一般財団法人電波技術協会
令和6年度漏洩電波等による障害の除去調査の請負
7,580万円1費目 ▾
一般財団法人電波技術協会
令和6年度漏洩電波等による障害の除去調査の請負
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 7,580万円 |
株式会社三技協
Ku帯非静止衛星監視用試験設備用付加機能の調達
7,300万円2費目 ▾
株式会社三技協
Ku帯非静止衛星監視用試験設備用付加機能の調達
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 施設整備費 | 4,270万円 |
| 備品費 | 3,030万円 |
株式会社エーオーアール
遠隔リモート型電波監視装置改修業務の請負
6,570万円1費目 ▾
株式会社エーオーアール
遠隔リモート型電波監視装置改修業務の請負
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 施設整備費 | 6,570万円 |
株式会社三菱総合研究所
令和6年度次世代電波監視システムの構築に向けた検討の請負
5,370万円1費目 ▾
株式会社三菱総合研究所
令和6年度次世代電波監視システムの構築に向けた検討の請負
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 5,370万円 |
東京センチュリー株式会社
令和2年度 高性能較正機器の借入れ
5,000万円1費目 ▾
東京センチュリー株式会社
令和2年度 高性能較正機器の借入れ
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 借料及び損料 | 5,000万円 |
※ 上位10グループを表示(残り15グループ)
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。