2025年度当初予算
31.7億円
2024年度執行: 31.4億円
事業の目的・概要
事業の目的
2050年カーボンニュートラル、2030年度46%(特に家庭部門では66%)削減目標の実現に向けて、/①自治体・企業・団体・消費者と連携して普及啓発キャンペーン・社会実装プロジェクトを展開し、「新しい豊かな暮らしを支える」製品・サービスに対し、大規模な需要を創出する。/②「新しい豊かな暮らし」の実現に向けた国民の行動変容を発信し、新たな需要を創出するとともに更に市場を拡大する。/③行動科学の知見と先端技術の融合(BI-Tech)により、科学的根拠に基づいて国民の前向きで主体的な意識変革や行動変容を効果的に促し、国民が脱炭素に向けた取組を実践し、ライフスタイルの転換を後押しできるようにする。
現状・課題
2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、2030年度温室効果ガス46%削減、家庭部門66%削減の達成が必要であり、暮らし、ライフスタイルの分野で大幅なCO2排出量の削減が求められている。一方、これまでの普及啓発型の施策では、十分な成果が得られていない(参考資料①)が、2050年カーボンニュートラル実現のためには、需要側の対策が不可欠であることがIPCC第6次評価WG3報告書で初めて記載され、また、国立環境研究所の研究などからも明らかになっている(参考資料②、参考資料③)。/そのため、令和4年10月に「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)を開始するとともに、デコ活を推進するプラットフォームであるデコ活応援団(官民連携協議会)を立ち上げた。脱炭素への取組に対して無関心層も含め、単なる普及啓発・呼びかけにとどまらない、民間・自治体とも足並みを揃え、環境配慮型製品・サービスをパッケージにした新しいライフスタイルを提案し、消費者にこうした製品・サービスを選択してもらうことで、脱炭素とメリット(=豊かな暮らし)の両立を図る社会実装型の取組にシフトし、ライフスタイル転換による脱炭素の実現を加速化する必要がある。/参考資料①博報堂「第六回 生活者の脱炭素意識&アクション調査」(2024年10月15日-16日調査実施)/参考資料②IPCC第6次評価報告書(AR6)WG3報告書/「需要側の対策と需要側サービスの新しい提供⽅法によって、需要側部⾨における世界全体のGHG排出量をベースラインシナリオに⽐べて2050年までに40〜70%削減しうる。 (SPM C.10)」(2023年1月17日)/参考資料③国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの効果を定量化 ~「カーボンフットプリント」からみた移動・住居・食・レジャー・消費財利用の転換による脱炭素社会への道筋~(2021年7月19日)
事業の概要
デコ活を推進するプラットフォームであるデコ活応援団の中で、多様なステークホルダーによる取組提案や事例共有、 「新しい豊かなくらし」実現につながる社会実装型の取組等の組成・実行及び行動変容例の発信等を実施するとともに地球温暖化対策の推進に関する法律(以下、「温対法」という。)第39条及び第38条に基づき、全国地球温暖化防止活動推進センター(デコ活ジャパン)及び地域地球温暖化防止活動推進センター(デコ活ローカル)による調査・情報収集・提供・普及啓発・広報活動等を実施し、地域のデコ活を推進する。さらにデジタル技術により脱炭素につながる行動履歴を記録・見える化し、地域で循環するインセンティブを付与する等、日常生活の様々な場面での行動変容をBI-Tech※(※行動科学の知見(Behavioral Insights)とAI/IoT等の先端技術(Tech)の組合せ)で後押しするための国民参加体験型のモデルを実証し、構築する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 31.7億円 | - |
| 2024年度 | 37.6億円 | 31.4億円 |
| 2023年度 | - | 270万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 30.5億円 |
| 一般会計 | 1.2億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック E株式会社サイバー創研ほか
15.7億円
ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進
株式会社サイバー創研
株式会社電力シェアリング
国立大学法人京都大学
配分先ブロック F株式会社電力シェアリングほか
3.7億円
住まいと移動のエネルギーや脱炭素食品消費を含む生活各面における包括的脱炭素型ライフスタイル転換促進
株式会社電力シェアリング
株式会社サイバー創研
公立大学法人北九州市立大学
ロバスト・ジャパン株式会社
国立大学法人東京科学大学
国立大学法人広島大学
直接ブロック Aボストン・コンサルティング・グループ合同会社
7.5億円
「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)の推進
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
配分先ブロック B株式会社Looopほか
2.5億円
昼の余剰電力需要創出に向けたモデル実証の推進
株式会社Looop
Nature株式会社
リトルスタジオインク株式会社
株式会社ライズ・コンサルティング・グループ
一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
いであ株式会社
株式会社コクーンラボ
直接ブロック I一般社団法人地域循環共生社会連携協会
4.2億円
補助金等交付
一般社団法人地域循環共生社会連携協会
配分先ブロック J株式会社大丸松坂屋百貨店ほか
3.0億円
補助金等交付
株式会社大丸松坂屋百貨店
楽天グループ株式会社
一般社団法人LBMA Japan
日産自動車株式会社
三重県
伊藤忠ファッションシステム株式会社
一般社団法人unisteps
株式会社日本総合研究所
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
直接ブロック C一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
2.9億円
補助金等交付
一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
配分先ブロック D一般社団法人あきた地球環境会議ほか
2.1億円
補助金等交付
一般社団法人あきた地球環境会議
特定非営利活動法人アクト川崎
公益財団法人新潟県環境保全事業団
特定非営利活動法人京都地球温暖化防止府民会議
公益財団法人ひょうご環境創造協会
特定非営利活動法人温暖化防止ネット
一般社団法人環境創造研究センター
一般財団法人岐阜県公衆衛生検査センター
一般社団法人長崎交流センター
一般社団法人環境まちづくり社中
一般社団法人茨城県環境管理協会
公益財団法人岡山県環境保全事業団
一般財団法人鹿児島県環境技術協会
一般財団法人三重県環境保全事業団
一般財団法人大阪府みどり公社
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公益財団法人とやま環境財団
公益社団法人愛媛県浄化槽協会
特定非営利活動法人環境ネットワーク埼玉
公益財団法人山口県予防保健協会
一般社団法人熊本環境革新支援センター
NPO法人SDGs Association熊本
公益財団法人東京都環境公社
公益財団法人香川県環境保全公社
特定非営利活動法人環境の杜こうち
一般社団法人長野県環境保全協会
特定非営利活動法人地球温暖化防止ぐんま県民会議
特定非営利活動法人エコプランふくい
一般財団法人広島県環境保健協会
一般財団法人沖縄県公衆衛生協会
特定非営利活動法人エコパートナーとっとり
直接ブロック G一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
9,270万円
全国地球温暖化防止活動推進センター調査・情報収集等
一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
配分先ブロック H一般社団法人サステナブル経営推進機構
990万円
「エコアクションにかかるカーボンフットプリントの算定」及び「マニュアル作成」等
一般社団法人サステナブル経営推進機構
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
外部有識者の所見を踏まえ、事業の対象や効果が明確となるよう検討すること。
事業所管部局による点検・改善
「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の推進に資する各事業の実施に当たっては、PDCAサイクルを実施することで、適切な予算配分、CO2削減に効果的な手法等について検討し、当該事業が効果的・効率的に行なわれていることを検証している。
改善の方向性
PDCAサイクルを実施する中で、予算の配分等の妥当性及びより効果的なCO2排出削減方法について、実績を踏まえながら引き続き検討を行なうとともに、事業の実施に当たっては、外部有識者の意見等を踏まえながら進めていく。特に短期アウトカムの成果目標・指標の在り方等については、一ヶ月あたりのプロジェクト組成に想定以上に時間を要しているため、目標値の見直しが必要である。
外部有識者による点検
脱炭素社会達成のためには、家庭部門の行動変容が重要であることはその通りであるが、その変容をもたらすための政策が「デコ活」なのかという点に疑問を持つ。誰を応援するのか、どのような応援をするのかが明確でないのではないか。応援される側が影響されてこそ、応援になるのであり、その点の検討が十分とは思われない。
所見を踏まえた改善点・反映状況
2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、2030年46%削減、特に家庭部門においては66%削減と最も大きな削減率が求められており、これらの実現に向けては消費者の行動変容を図り、省エネ・省CO2型の製品・サービスを社会実装させていかなくてはならないが、単なる普及啓発(例えば、ポスター配布・一過性のイベント開催等)による効果は限定的であるため、個別具体の行動制約要因ごとに必要な対策を進めることが不可欠である。このような公共的な取組のうち多様な主体(デコ活応援団(官民連携協議会加盟の企業等約2,400社)や地方自治体など)が垣根を越えて連携したプロジェクトについて重点的に支援を行うとともに、国民目線の課題を構造的に解消する仕掛け・方策を示した「くらしの10年ロードマップ」などを通じて単なる普及啓発にとどまらない具体的なアクションや選択肢を提示することで取組内容を具体化させて、分かり易い記載となるよう工夫していく。
成果指標・目標値・実績値
官民連携実践プロジェクト・社会実装プロジェクトの展開
測定指標:官民連携実践プロジェクト・社会実装プロジェクトの組成数・補助金応募件数(累計:令和4年10月25日~)[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 30.0 | 30.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 100.0 | 77.0 | 77.0 |
| 2024年度 | 185.0 | 141.0 | 76.21622 |
| 2025年度 | 212.0 | - | - |
デコ活の施策により直接的な効果として2026年度までに約135万t-CO2の削減を実施
測定指標:本事業による直接的なCO2排出削減量(累計:令和6年度~)[単位: 万t-CO2]
年度別データを表示(2026〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 135.0 | - | - |
CO2排出量2030年度46%削減に資するためデコ活の施策により2030年度までに約1,654万t-CO2の削減を実施
測定指標:本事業による波及効果を含めたCO2排出削減量(累計:令和6年度~)[単位: 万t-CO2]
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 1654.0 | - | - |
国、自治体、企業、団体、消費者等へのデコ活の普及
測定指標:国、自治体、企業、団体、消費者等へのデコ活普及の活動実施数(デコ活応援団参画者数・累計:令和4年10月25日~)[単位: 者]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 600.0 | 585.0 | 97.5 |
| 2023年度 | 800.0 | 1204.0 | 150.5 |
| 2024年度 | 1650.0 | 2236.0 | 135.51515 |
| 2025年度 | 2820.0 | - | - |
| 2026年度 | 3660.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社サイバー創研
令和6年度ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業(住まいと移動のエネルギーや脱炭素食品消費を含む生活各面における包括的脱炭素型ライフスタイル転換促進事業)委託業務
8.9億円3費目 ▾
株式会社サイバー創研
令和6年度ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業(住まいと移動のエネルギーや脱炭素食品消費を含む生活各面における包括的脱炭素型ライフスタイル転換促進事業)委託業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 5.4億円 |
| 共同実施費 | 1.8億円 |
| 人件費 | 1.7億円 |
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
令和6年度「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)推進事業等委託業務
7.5億円4費目 ▾
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
令和6年度「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)推進事業等委託業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 4.8億円 |
| 外部委託費 | 2.5億円 |
| 雑役務費 | 1,270万円 |
| 借料及び損料 | 70万円 |
一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
地域における地球温暖化防止活動促進事業事務局
2.9億円3費目 ▾
一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
地域における地球温暖化防止活動促進事業事務局
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 2.7億円 |
| 人件費 | 1,690万円 |
| その他 | 540万円 |
一般社団法人地域循環共生社会連携協会
令和5年度(補正予算)環境配慮行動普及促進事業費補助金及び二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 (「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)推進事業)
2.5億円3費目 ▾
一般社団法人地域循環共生社会連携協会
令和5年度(補正予算)環境配慮行動普及促進事業費補助金及び二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 (「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)推進事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 2.3億円 |
| 人件費 | 1,630万円 |
| その他 | 320万円 |
株式会社電力シェアリング
令和6年度ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業(住まいと移動のエネルギーや脱炭素食品消費を含む生活各面における包括的脱炭素型ライフスタイル転換促進事業)委託業務
1.8億円2費目 ▾
株式会社電力シェアリング
令和6年度ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業(住まいと移動のエネルギーや脱炭素食品消費を含む生活各面における包括的脱炭素型ライフスタイル転換促進事業)委託業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 1.1億円 |
| 人件費 | 7,080万円 |
株式会社大丸松坂屋百貨店
補助金等交付
9,610万円1費目 ▾
株式会社大丸松坂屋百貨店
補助金等交付
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 9,610万円 |
一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
令和6年度全国地球温暖化防止活動推進センター調査・情報収集等委託業務
9,280万円3費目 ▾
一般社団法人地球温暖化防止全国ネット
令和6年度全国地球温暖化防止活動推進センター調査・情報収集等委託業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 4,390万円 |
| その他 | 3,900万円 |
| 外部委託費 | 990万円 |
株式会社Looop
昼の余剰電力需要創出に向けたモデル実証の推進
6,490万円1費目 ▾
株式会社Looop
昼の余剰電力需要創出に向けたモデル実証の推進
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 6,490万円 |
一般社団法人あきた地球環境会議
補助金等交付
1,220万円1費目 ▾
一般社団法人あきた地球環境会議
補助金等交付
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 1,220万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。