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食料安定供給関係費事業内容の一部改善事業ID: 7070

食料安定生産に資する新たな病害虫危機管理対策・体制の構築事業

農林水産省消費・安全局植物防疫課開始: 2024年度

2025年度当初予算

9,590万円

2024年度執行: 4,540万円

01

事業の目的・概要

事業の目的

新たな発生予察調査手法等の確立による発生予察の高度化、総合防除実践マニュアルの整備及び農薬の再評価制度に対応した防除体系の構築により、総合防除推進体制の高度化を図る。/また、農業用ドローン等の省力的・効果的な散布技術の現場導入に向けた農薬登録の拡大や散布技術の実証、生産量が少なく利用できる農薬に制限のある地域特産農作物に使用できる農薬の維持・拡大に向けた農薬登録の拡大や再評価に際し必要となる試験への支援により、病害虫・雑草の防除対策の高度化を図る。

現状・課題

病害虫のまん延を防止するため、国は都道府県の協力の下、病害虫の発生予察事業を実施するとともに、都道府県では、各地域の品種、栽培方法、病害虫等に応じた防除体系を独自に確立・指導を行っている。/近年、温暖化等の影響により、病害虫の発生状況に変化(発生地域の拡大、発生量増加、発生時期の変化等)が生じており、生産現場からは、これらに対応したより精度の高い予察情報や総合防除による対策を求める声が高まっている。加えて、農業用ドローン等による省力的・効果的な防除技術の確立や、生産量が少なく利用できる農薬に制限のある地域特産農作物に対する使用可能な農薬の登録拡大を求める声が挙がっている。/また、平成30年に改正された農薬取締法に基づき、令和3年度から全ての既登録農薬を対象として再評価が開始されているところ、見直しが進むことで、従来から使用できる薬剤の少ない地域特産農作物における病害虫等への対応について一層困難となり、農作物への大きな影響が出ることが危惧されている。

事業の概要

① より高度な発生予察調査の実施に向け、遺伝子検定手法等を活用した新たな発生予察手法を確立し、精度の高い発生予察情報の提供に繋げる。/② 農業者による適切な総合防除の実践を図るため、総合防除に必要な手順・技術等を網羅した総合防除実践マニュアルを整備する。/③ 農薬の再評価制度に対応した防除体系の構築のため、作業者ばく露の少ない栽培管理体系、防除技術などの実証を行う。 /④ 農業用ドローン、常温煙霧等の省力的・効果的な散布技術の現場導入に向けた農薬の登録拡大や散布技術の実証、生産量が少なく利用できる農薬に制限のある地域特産農作物に使用できる農薬の登録拡大を支援する。/⑤ 生産量が少なく利用できる農薬に制限のある地域特産農作物に使用できる農薬登録の維持・拡大に向けた農薬の再評価に際し必要となる試験を支援する。

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)9,590万円-
2024年度5,230万円4,540万円
2023年度--

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。

担当組織農林水産省直接公益社団法人愛知県植物防疫協会ほか2,160万円直接民間団体等を中核としたコンソーシアム1,350万円直接株式会社クニエ1,030万円配分先株式会社農研植物病院130万円

支出先詳細

下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです

「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。

担当組織農林水産省
直接ブロック C

公益社団法人愛知県植物防疫協会ほか

2,160万円

・ドローン、常温煙霧等の農薬登録試験(薬効・薬害試験)等/・マイナー作物への農薬適用拡大に要する登録試験(薬効・薬害試験及び作物残留試験)

1

公益社団法人愛知県植物防疫協会

その他法人補助金等交付
580万円
2

株式会社よろぎ野.菜

株式会社補助金等交付
470万円
3

寒冷地薬草栽培振興協議会

補助金等交付
410万円
4

一般社団法人農林水産航空協会

その他法人補助金等交付
390万円
5

一般社団法人日本の農村を元気にする会

その他法人補助金等交付
300万円
直接ブロック A

民間団体等を中核としたコンソーシアム

1,350万円

遺伝子検定手法等を活用した新たな発生予察の調査手法の確立

1

予察手法の高度化コンソーシアム

一般競争契約(総合評価)
1,350万円
直接ブロック B

株式会社クニエ

1,030万円

農業者による適切な総合防除の実践を図るための、手順・技術等を網羅した実践マニュアルの整備

1

株式会社クニエ

株式会社一般競争契約(総合評価)
1,030万円
配分・再委託株式会社クニエ より)再委託
配分先ブロック D

株式会社農研植物病院

130万円

農業者による適切な総合防除の実践を図るための、手順・技術等を網羅した実践マニュアルの整備

1

株式会社農研植物病院

株式会社その他
130万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

・引き続き事業の効果的・効率的な実施に努めていただきたい。・外部有識者の指摘を踏まえた検討を行っていただきたい。

事業所管部局による点検・改善

いずれのアクティビティについても、事業者が規定の予算内で効率よく確実に事業を遂行し、仕様書に沿った成果物の提出、又は試験データの取得が行われた。アウトプットやアウトカムについては、現状の農業生産現場の課題に引き続き合致していることから適切と判断しており、また、成果目標が得られるまでには時間を要することから、引き続き同じ目標・指標の元で事業を実施する。

改善の方向性

2025年度は、全てのアクティビティについて、計画した予算に沿って事業が遂行されているか、適時事業者への確認を実施する。

外部有識者による点検

①アクティビティ101について手法の導入と、精緻かつ迅速な発生予察が実現するまでには、もう少しプロセスがあると考えられないか。例えば、短期・中期アウトカムが「確立された手法が都道府県に導入されている状態」、長期アウトカムが、それによって「精緻かつ迅速に発生予察がなされている状態(最終目標)」という切り分けである。このような区別が有効な場合、長期アウトカムの実現については、発生予察の精緻さや迅速さに対する成果指標(定量/定性)が設定できるとよい。②アクティビティ102についてマニュアルの作成から、農業者による適切な総合防除の実践に至るまでには、短期・中期のアウトカムの設定が有効な場合があるかもしれない。例えば、短期アウトカムとして「作成されたマニュアルを農業者が受け取っている(周知・配布される)状態」または「農業者がマニュアルの内容を理解・習得する」、中期アウトカムとして、「農業者がマニュアルを活用して総合防除の取り組みを始める」といったことが考えられ、このようなステップを確認していくことも最終目標を確実に達成するために有効な場合があると考える。また、アウトカムの成果指標について、例えば、「マニュアルを活用したことで農薬使用量が削減された事例の数」や「農業者へのアンケートによるマニュアルの有効性評価」など、全体を把握できなくても事例調査など業務実施中に得られる情報で評価可能な方法はないか。③アクティビティ103について長期アウトカム「国内の各産地における農薬の再評価制度に対応した病害虫の防除体系の実現」に対して、短期・中期のアウトカムを設定できる場合があると思われる。例えば、短期アウトカムとして「取得した成績が関係機関(農薬メーカー、行政等)に共有・評価された状態になる」、中期アウトカムの例として「防除体系がモデル地域や特定の産地で試行的に導入されている」などが挙げられる。また、こちらのアウトカム指標についても102同様、「再評価制度に対応した新たな防除体系を導入した産地の数」「当該体系導入により特定の病害虫による被害が抑制された事例の数」など、全体を把握できなくても業務の中で行われる事例調査などで評価可能な方法はないか。

所見を踏まえた改善点・反映状況

①アクティビティ101・本事業は、近年の気候変動による病害虫の発生状況の変化に対応した予察情報の更なる精度向上を目的として、調査手法の開発、実証、改善を実施する事業であり、長期アウトカムの成果目標である「精緻かつ迅速な発生予察の実現」が達成されるためには、本事業で確立された調査手法について都道府県で設定されている調査実施基準に掲載され、活用される必要がある。・よって、ご指摘のとおり長期アウトカムの前段階として都道府県が調査手法を導入することを成果目標とし、その指標として「発生予察事業の調査への導入を検討している都道府県の数」を設定した。・長期アウトカムについても、成果指標についての変更はないが、成果指標について「従来に比べ発生予察の精緻かつ迅速化が図れた都道府県の数」を設定した。②アクティビティ201・本事業の目的は、農業者が適切な総合防除を実践する上での参考となるマニュアルを整備することであり、長期アウトカムの成果目標である「農業者による適切な総合防除の実践」を達成するためには農業者が本マニュアルを活用することが必要である。・その周知にあたっては、都道府県や所属する普及指導員が総合防除について理解し、適切に指導することも必要である。本マニュアルは農業者だけでなく、普及指導員が総合防除の普及活動に取り組むにあたってのきっかけとなる作りにもなっているため、短期アウトカムについて「都道府県の指導機関における総合防除の理解と適切な指導の実施」を成果目標とし、その指標として「総合防除実践マニュアルを指導において活用した都道府県の数」を設定した。③アクティビティ301・本事業の目的は、農薬の再評価制度により、農業現場において従来の病害虫防除の体系を構築することが困難となることに対応すべく、再評価制度に対応した防除体系を構築するために必要な実証を行うことであり、その成果は全国の様々な防除体系の構築に活用されることとなる。・特に、農薬メーカーは再評価を踏まえた農薬登録申請を実施することとなるが、その際に本事業成果のデータが活用されることになるため、短期アウトカムとして「農薬の再評価制度に対応した農薬登録の検討」が行われることを成果目標とし、その指標として「事業成果を活用した農薬登録を検討している農薬メーカーの数」を設定した。・長期アウトカムについても、成果目標である「農薬の再評価制度に対応した病害虫の防除体系の実現」は変更しないが、その指標については「事業成果を活用して農薬登録申請を行った農薬メーカーの数」を設定することで、本事業成果が活用された度合いがわかるようにした。なお、農薬の登録は申請されてから長い時間を要することから、「事業成果を活用して登録された農薬の数」、さらには「防除体系が実現した数」とはしなかった。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

発生予察の高度化に資する調査手法の都道府県における導入

測定指標:発生予察事業の調査への導入を検討している都道府県の数[単位: ]

年度別データを表示(20262028年度)
年度目標値実績値達成率
2026年度8.0--
2027年度16.0--
2028年度24.0--
アウトカム

都道府県の指導機関における総合防除の理解と適切な指導の実施

測定指標:総合防除実践マニュアルを指導において活用した都道府県の数[単位: ]

年度別データを表示(20252027年度)
年度目標値実績値達成率
2025年度47.0--
2026年度47.0--
2027年度47.0--
アウトカム

事業成果を活用した農薬の再評価制度に対応した農薬登録の検討

測定指標:事業成果を活用した農薬登録を検討している農薬メーカーの数[単位: ]

年度別データを表示(20262028年度)
年度目標値実績値達成率
2026年度15.0--
2027年度20.0--
2028年度30.0--
アウトカム

ドローン等やマイナー作物の登録拡大に向けた、農薬メーカーによる登録拡大申請の実施

測定指標:本事業により登録拡大に向けて試験を行った農薬の件数のうち、登録拡大申請を行った農薬の割合(登録拡大に向けて試験を行った農薬のうち登録拡大申請を行った件数/登録拡大に向けて試験した農薬数×100)[単位: ]

年度別データを表示(20252029年度)
年度目標値実績値達成率
2025年度10.0--
2026年度20.0--
2027年度30.0--
2028年度40.0--
2029年度50.0--
アウトカム

ドローン等や地域特産農作物に使用可能な農薬の登録維持・拡大に向けた、農薬メーカーによる登録拡大申請及び再評価申請の実施

測定指標:本事業により登録拡大・再評価に向けて試験を行った農薬の件数のうち、登録拡大・再評価申請を行った農薬の割合(登録拡大に向けて試験を行った農薬のうち登録拡大・再評価申請を行った件数/登録拡大・再評価に向けて試験を行った農薬の件数×100)[単位: %]

年度別データを表示(20272030年度)
年度目標値実績値達成率
2027年度20.0--
2028年度20.0--
2029年度20.0--
2030年度20.0--
アウトカム

精緻かつ迅速な発生予察の実現

測定指標:従来に比べ発生予察の精緻化かつ迅速化した都道府県の数[単位: ]

年度別データを表示(20272029年度)
年度目標値実績値達成率
2027年度8.0--
2028年度16.0--
2029年度24.0--
アウトカム

農業者による適切な総合防除の実践

測定指標:総合防除実践マニュアルを活用し、営農状況が改善(病害虫の防除効果、収量、コスト等)した農業者の割合(総合防除実践マニュアルを活用して営農状況が改善した農業者数/総合防除実践マニュアルを活用した農業者数)[単位: ]

年度別データを表示(20262028年度)
年度目標値実績値達成率
2026年度30.0--
2027年度50.0--
2028年度80.0--
アウトカム

農薬の再評価制度に対応した病害虫の防除体系の実現

測定指標:事業成果を活用して農薬登録申請を行った農薬メーカーの数[単位: ]

年度別データを表示(20272029年度)
年度目標値実績値達成率
2027年度10.0--
2028年度15.0--
2029年度20.0--
アウトカム

ドローン等の農薬登録の拡大及びマイナー作物の農薬登録の拡大

測定指標:本事業により登録拡大に向けて試験を行った農薬の件数のうち、登録拡大申請を行い登録拡大に至った農薬の割合(登録拡大に向けて試験を行った農薬のうち登録拡大に至った件数/登録拡大に向けて試験した農薬数×100)[単位: %]

年度別データを表示(20252029年度)
年度目標値実績値達成率
2025年度10.0--
2026年度15.0--
2027年度20.0--
2028年度25.0--
2029年度30.0--
アウトカム

ドローン等や生産量が少なく利用できる農薬に制限のある地域特産農作物に使用可能な農薬の登録維持・拡大

測定指標:本事業により登録拡大に向けて試験を行った農薬の件数のうち登録拡大に至った農薬の割合(登録拡大に向けて試験を行った農薬のうち登録拡大に至った件数/登録拡大に向けて試験した農薬の件数×100)及び再評価申請に向けて試験を行った農薬が有する地域特産農作物の登録件数のうち再評価申請を行い登録の維持に至った地域特産農作物の登録件数の割合(再評価に向けて試験を行った農薬のうち再評価に至った地域特産農作物の登録件数/再評価に向けて試験した農薬が有する地域特産農作物の登録件数)の合計[単位: %]

年度別データを表示(20302032年度)
年度目標値実績値達成率
2030年度20.0--
2031年度20.0--
2032年度20.0--
アウトプット

発生予察の高度化に資する調査手法の確立

測定指標:開発、実証、改善に取り組み、確立された調査手法の数[単位: ]

年度別データを表示(20282028年度)
年度目標値実績値達成率
2028年度6.0--
アウトプット

総合防除実践マニュアルの作成

測定指標:マニュアルに掲載した作物の数(累計)[単位: 種類]

年度別データを表示(20242025年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度5.05.0100.0
2025年度10.0--
アウトプット

農薬の再評価制度に対応した防除体系の構築に必要な成績

測定指標:農薬の再評価制度に対応した防除体系の構築に向けた実証の件数[単位: ]

年度別データを表示(20252026年度)
年度目標値実績値達成率
2025年度1.0--
2026年度1.0--
アウトプット

ドローン等を活用した散布技術の導入や、ドローン等の使用に適した農薬登録及びマイナー作物への農薬登録の拡大に必要な成績の取得

測定指標:ドローン等を活用した防除方法や、マイナー作物における農薬登録拡大に取り組む実施主体の件数[単位: ]

年度別データを表示(20242025年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度5.05.0100.0
2025年度5.0--
アウトプット

ドローン等を活用した防除技術の導入に向けた農薬登録、生産量が少なく利用できる農薬に制限のある地域特産農作物に使用できる農薬の登録維持・拡大や再評価に必要な試験成績の取得

測定指標:ドローン等を活用した防除技術の導入に向けた農薬登録、生産量が少なく利用できる農薬に制限のある地域特産農作物に使用できる農薬の登録維持・拡大や再評価に必要な試験の数[単位: ]

年度別データを表示(20242028年度)
年度目標値実績値達成率
2024年度14.014.0100.0
2025年度10.0--
2026年度12.0--
2027年度12.0--
2028年度12.0--

※ アクティビティ(活動の記述)5件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

予察手法の高度化コンソーシアム

令和6年度病害虫発生予察の調査手法の高度化委託事業

1,340万円4費目 ▾
費目金額
消耗品費520万円
人件費440万円
その他220万円
備品費160万円

株式会社クニエ

令和6年度総合防除実践マニュアル整備委託事業

1,030万円4費目 ▾
費目金額
人件費750万円
再委託費130万円
その他110万円
旅費40万円

公益社団法人愛知県植物防疫協会

令和6年度病害虫・雑草の防除対策の高度化事業

590万円4費目 ▾
費目金額
分析費340万円
その他130万円
人件費60万円
圃場借上げ費60万円

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。