2025年度当初予算
1,350万円
2024年度執行: 2.5億円
事業の目的・概要
事業の目的
本事業は、こども家庭庁が学校外からのアプローチによるいじめ防止対策に取り組むことで、学校におけるアプローチ等と相まって、いじめの長期化・重大化防止、重大事態の対処の適切化を推進することを目的とする。また、学校に関係するこどもの悩みの背景には様々な事情が複雑に関係している場合があり、学校だけで抱え込むのではなく、教育・福祉等の地域の関係機関が連携し、地域全体でこどもへの支援を進めることが必要であることから、いじめや悩みに直面するこどもやその保護者を支援する体制整備のための取組及びモデル事例の普及に向けた取組等を推進する。
現状・課題
文部科学省の最新の調査では、いじめの認知件数が約77万件、また、いじめによって生命・心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがある又は相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがある重大事態の件数が1,405件といずれも過去最多となり、いじめ問題は深刻な状況にある。(文部科学省:令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査)/また、保護者や教師等との関係性や事案の性質等によって、様々な事由から学校や教育委員会等の学校の設置者(以下「学校等」という。)には相談しづらい当事者が一定数存在するなどにより、学校等のみの対応では、いじめの長期化や重大化につながってしまう課題や、各自治体等で重大事態調査等を実施する際の委員が見つからないことなどによる調査の着手の遅れといった課題が指摘されている。そのため、学校外からのアプローチも含めた地域におけるいじめ防止対策の体制整備が急務である。
事業の概要
○学校外からのアプローチによるいじめ解消の仕組みづくりに向けた手法の開発・実証(委託費)/ ①実証地域(自治体の首長部局)での開発・実証 【委託先:都道府県、市区町村】/ …自治体の首長部局において、専門家の活用等により、学校における対応のほかに、いじめの相談から解消まで取り組む手法等の開発・実証を行う。なお、いじめの認知件数・重大事態件数が大幅に増加していることを踏まえ、実施地域数を拡充するとともに、特定のテーマや課題等にも重点的に取り組み、より多様なモデルの構築を目指す。/ ②実証地域への専門的助言や効果検証及び研修コンテンツの作成 【委託先:民間団体】/ …各実証地域における取組への専門的助言や効果検証の伴走支援、汎用モデル化及び首長部局の担当者向けの研修コンテンツやいじめ解消の仕組み導入のための手引きを作成する。//○地域ネットワーク構築によるこども支援事業(委託費)/ ① 地域全体で取り組むこどもの悩み相談モデル事業【委託先:都道府県、市区町村】/ …地域全体で、いじめなど学校関係の多様な悩みや、その背景にある課題をワンストップで受け止め、こども・保護者に寄り添い伴走支援する人材の育成や体制整備等、モデルとなる事例の開発・実証を行う。/ ②首長部局によるいじめ解消モデルの全国展開事業【委託先:民間団体】/ …首長部局におけるいじめ解消のモデル事例の普及に向けて、自治体での導入支援や体制づくりの助言等のほか、首長部局でいじめ防止等に従事する職員の専門性向上を目的とした研修等を実施する。//○いじめ調査アドバイザーの任命・活用/ …重大事態調査を立ち上げる自治体に対し、第三者性確保等に関して、学識経験者等の専門家が助言。/ また、「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」の見直しにあわせ、いじめ調査アドバイザーや外部有識者を活用し、新たにいじめ重大事態調査の第三者委員となりうる専門家等に対して、研修会を実施する。//○その他
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1,350万円 | - |
| 2024年度 | 790万円 | 2.5億円 |
| 2023年度 | 2.1億円 | 1.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック B自治体の首長部局
1.9億円
実証地域での開発・実証
福岡県
松戸市
新潟市
伊勢市
旭川市
熊本市
品川区
箕面市
八尾市
盛岡市
湖西市
堺市
直接ブロック A公益社団法人 子どもの発達科学研究所
6,070万円
実証地域への専門的助言や効果検証の伴走支援等
公益社団法人子どもの発達科学研究所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
執行率が低調のため、要因を分析の上、執行方法の改善を検討すること。
事業所管部局による点検・改善
本事業は、いじめ問題等に対し社会全体が取り組んでいくとの機運の高まりを受け成立した「いじめ防止対策推進法」を踏まえ実施しているものであり、国費投入の必要性は高い。また、事業を実施するに当たっては支出先選定や費目・使途の確認等に十分に留意するとともに、実施後にはその成果の活用が図られており、事業の効率性・有効性が見込まれるところ、実施自治体数も増加傾向に見られた。
改善の方向性
アクティビティ①及び②について、目標年度に向け引き続き取り組む。実証地域や伴走支援事業者との連携を推進することなどより事業を効果的に進め、地方公共団体の取組を促進するためのガイドライン等を作成する取組についても進める。
所見を踏まえた改善点・反映状況
前年度補正予算の繰越しによって執行率が実態よりも低調となっているが、執行率の上昇に向けて執行方法の改善の検討を行ってまいりたい。
成果指標・目標値・実績値
国が提示するテーマや課題について、それぞれ複数の実証地域において取り組むこと
測定指標:複数の実証地域で取り組みが行われるテーマや課題の件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 6.0 | 5.0 | 83.33333 |
| 2025年度 | 6.0 | - | - |
各実証地域の成果・課題を踏まえた、多様な課題等に対応したガイドライン等を作成すること
測定指標:多様な課題等に対応して整理した留意事項等に係る観点・項目の数[単位: 件]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 10.0 | - | - |
各実証地域における重大事態発生件数の増減比が、全国における増減比と比較して下回ること
測定指標:重大事態発生件数の増減比が、全国における増減比と比較して下回った実証地域の数
定量的な目標値・実績値は確認できません
いじめ重大事態調査の第三者委員となりうる専門家への理解増進
測定指標:いじめ調査アドバイザー研修会の参加を通して、「いじめの重大事態調査の第三者委員への依頼があったら前向きに検討したい」と回答した参加者の割合
定量的な目標値・実績値は確認できません
いじめ調査アドバイザーへの相談を通して、「調査委員の第三者性を確保することに役立った」と回答した自治体等の割合が前年度を上回ること
測定指標:いじめ調査アドバイザーの相談を受けた自治体等のうち、「調査委員の第三者性を確保することに役立った」と回答した自治体の割合
定量的な目標値・実績値は確認できません
事業を行う各自治体への委託の実施
測定指標:実証地域数[単位: 団体]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 35.0 | 12.0 | 34.28571 |
| 2025年度 | 16.0 | - | - |
いじめ調査アドバイザー研修会の実施
測定指標:実施回数[単位: 件]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 10.0 | - | - |
いじめ調査アドバイザーの相談業務の実施
測定指標:自治体等からの相談件数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 16.0 | 16.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 16.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
公益社団法人子どもの発達科学研究所
実証地域への専門的助言や効果検証の伴走支援等の委託
6,130万円5費目 ▾
公益社団法人子どもの発達科学研究所
実証地域への専門的助言や効果検証の伴走支援等の委託
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 2,820万円 |
| 人件費 | 2,400万円 |
| 一般管理費 | 560万円 |
| 消費税相当額 | 240万円 |
| 旅費 | 110万円 |
福岡県
実証地域での開発・実証の委託
2,510万円6費目 ▾
福岡県
実証地域での開発・実証の委託
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託費 | 1,750万円 |
| 人件費 | 560万円 |
| 諸謝金 | 100万円 |
| 借損料 | 70万円 |
| 通信運搬費 | 20万円 |
| 旅費 | 10万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。