2025年度当初予算
6.2億円
2024年度執行: 5.5億円
事業の目的・概要
事業の目的
CASEという大きな潮流のもと、政府が「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」(令和3年6月)において、2035年までに乗用車新車販売で電動車100%を実現する、また、「モビリティDX戦略」(令和6年5月)において、2030年及び2035年におけるSDVの日系シェア3割を目指すといった目標を掲げるなど、現在生じている自動車の構造変化に加え、米国の関税措置等が国内産業・経済に影響を及ぼす可能性も踏まえ、サプライチェーンにおいて自動車製造の根幹である部品の安定供給を確保するため、自動車産業の屋台骨を支える自動車部品サプライヤーの中堅・中小企業がこうした変化に対応できるよう、その事業転換等を支援するもの。
現状・課題
自動車の電動化に伴いエンジン等の一部の部品が不要となり、また、部品の軽量化や小型化が必要となる中、部品サプライヤーによる電動化部品の製造や製品の高度化に向けた対応が課題となっている。さらに、自動車のデジタル化が進み、SDV化に伴う新たな製造工程の導入を見越したデジタルツインによるOEM側の設計・製造への対応が課題となってくる中、従来の部品製造技術とは異なるソフトウエア分野に関連する技術を有する事業者の参入も必要となっている。/そのほか、米国の関税措置等が国内産業・経済に影響を及ぼす可能性も踏まえ、こうした環境変化に対応していくために必要な経営力や技術力を中堅・中小部品サプライヤーが身につけなければ、自動車のサプライチェーンに大きな支障を生じさせるおそれがある。/こうした中、自動車部品製造業の大半を占める中堅・中小サプライヤーは、このような変革への対応に必要となる知見や技術、人材等が大手サプライヤーに比して不足しており、自助努力のみでこれらの課題に対応することは非常に困難である。/このような変革への対応を市場に委ねるだけでは、将来的に生産拠点の海外流失や、それに伴う国内サプライチェーンの崩壊といったリスクが顕在化するおそれがある。
事業の概要
(1)自動車産業集積地域をはじめ全国に支援拠点を設置し、①中堅・中小の自動車部品サプライヤー等に対する自動車の電動化及びデジタル化等の潮流やその対応に関する理解醸成・啓発を促すための実地研修・セミナーを開催し、②当該中堅・中小サプライヤー等が取り組む事業転換や技術の高度化等に必要な戦略策定、技術開発、人材育成、設備投資等に関する課題の分析・相談対応を行う。その上で③中堅・中小サプライヤー等が抱える経営課題に対応した適切な専門家を派遣し、課題解決に向けた適切な助言を実施する。/(2)併せて、支援拠点や関連業界団体等と連携し、こうした取組による事業転換等のベストプラクティスの周知や、革新的な取組を実施する部品サプライヤーや新規参入者が参加するピッチイベント等の開催を通じて広く普及啓発を図ることで、自動車部品業界における電動化・デジタル化等への対応の加速化や自動車部品業界への新規参入の促進の機運を醸成する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 6.2億円 | - |
| 2024年度 | 6.2億円 | 5.5億円 |
| 2023年度 | 6.0億円 | 4.9億円 |
| 2022年度 | 4.1億円 | 2.9億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック E関東経済産業局ほか
2.8億円
関東経済産業局ほかへの示達
関東経済産業局
九州経済産業局
中部経済産業局
中国経済産業局
東北経済産業局
近畿経済産業局
北海道経済産業局
配分先ブロック F公益財団法人福岡県中小企業振興センターほか
2.8億円
自動車集積地域への相談窓口の設置・運営、実地研修・セミナーの開催等
公益財団法人福岡県中小企業振興センター
一般社団法人中部産業連盟
公益財団法人埼玉県産業振興公社
公益財団法人神奈川産業振興センター
公益財団法人京都高度技術研究所
公益財団法人いわて産業振興センター
公益財団法人ひろしま産業振興機構
公益財団法人栃木県産業振興センター
公益財団法人長野県産業振興機構
公益財団法人岡山県産業振興財団
公益財団法人みやぎ産業振興機構
公益財団法人群馬県産業支援機構
一般社団法人北海道機械工業会
公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構
配分先ブロック G株式会社アイシンほか
3,910万円
コーディネーター派遣費、セミナー・実地研修実施に係る運営業務委託等
株式会社アイシン
株式会社ティムネット
ニュートンワークス株式会社
テラテック
サクラインターナショナル株式会社
株式会社山北製作所
株式会社日産クリエイティブサービス
株式会社三幸コーポレーション
デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社
株式会社マテック
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)840万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック APwCコンサルティング合同会社
2.5億円
専門家派遣等に係る謝金・旅費の支払事務、支援拠点のサポート等
PwCコンサルティング合同会社
配分先ブロック BPwCJapan有限責任監査法人ほか
2,550万円
専門家謝金の書類確認、専門家管理等
PwC Japan有限責任監査法人
株式会社日経ビーピー
パーソルキャリア株式会社
3T edit&planning design
直接ブロック C独立行政法人中小企業基盤整備機構
2,650万円
自動車産業集積が比較的多くない地域における相談窓口の設置・運営、実地研修・セミナーの開催等
独立行政法人中小企業基盤整備機構
配分先ブロック D株式会社リベルタス・コンサルティング
1,260万円
セミナー等運営事務局
株式会社リベルタス・コンサルティング
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
効率的かつ適正に執行されていると考えられるため、引き続き取り組むこと
事業所管部局による点検・改善
コーディネーターによる訪問活動等を通じて事業の認知度が高まったことにより、専門家派遣の利用社数が前年度比12.5%増加。これに伴い、執行率も88.6%に達した。一方、実地研修やセミナーへの参加社数は目標値の約9割に留まっており、更なる周知・広報の取組を一層進めていく必要がある。また、事業転換等に向けた果敢な挑戦を促すため、セミナー、専門家派遣等を実施した事業者に対し、新事業進出補助金等の実施フェーズの支援策を効果的に紹介する仕組みを構築する必要がある。
改善の方向性
米国関税等に対応できる外部専門家の拡充を通じて、多様化するサプライヤーの課題に幅広く対応できる体制を確保する。また、本事業を利用したサプライヤーから事業転換事例を発表するイベントを開催し、事業転換等による有用性等についての理解醸成を深めることで、本事業による支援の一層の活用と事業転換等に向けた行動変容を促していく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き事業の効果検証を実施し、必要に応じて事業内容の見直しを行うことにより、効果的、効率的な予算執行に努める。
成果指標・目標値・実績値
実地研修・セミナー、専門家派遣の年間受講社数を1200社とする。
測定指標:実地研修・セミナー、専門家派遣を受講した中堅・中小企業の社数[単位: 社]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1000.0 | 901.0 | 90.1 |
| 2023年度 | 1200.0 | 1292.0 | 107.66667 |
| 2024年度 | 1200.0 | 1042.0 | 86.83333 |
| 2025年度 | 1200.0 | - | - |
本事業の支援を活用した中堅・中小企業のうち、電動化やデジタル化等に係る新事業戦略の策定やアクションプランを構築し、実行準備のステージに進むことができた事業者の割合を20%以上にする。
測定指標:本事業の支援を活用して電動化やデジタル化等に係る新事業戦略の策定やアクションプランを構築し、実行準備のステージに進むことができた中堅・中小企業の割合[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 20.0 | 2.4 | 12.0 |
| 2023年度 | 20.0 | 6.2 | 31.0 |
| 2024年度 | 20.0 | 7.1 | 35.5 |
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
| 2026年度 | 20.0 | - | - |
本事業の支援を活用した中堅・中小企業のうち、電動化やデジタル化等に係る新事業の立ち上げ等のステージに進むことができた事業者の割合を20%以上にする。
測定指標:本事象の支援を活用して電動化やデジタル化等に係る新事業の立ち上げ等のステージに進めることができた中堅・中小企業の割合[単位: %]
年度別データを表示(2027〜2031年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2027年度 | 20.0 | - | - |
| 2028年度 | 20.0 | - | - |
| 2029年度 | 20.0 | - | - |
| 2030年度 | 20.0 | - | - |
| 2031年度 | 20.0 | - | - |
※ 2022〜2031年度のデータあり(直近5年度を表示)
本事業の入口として位置づけられている実地研修・セミナーを実施する。
測定指標:本事業によって実施した実地研修・セミナーの開催件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 40.0 | 84.0 | 210.0 |
| 2023年度 | 80.0 | 180.0 | 225.0 |
| 2024年度 | 85.0 | 255.0 | 300.0 |
| 2025年度 | 85.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
PwCコンサルティング合同会社
令和6年度CASE対応に向けた自動車部品サプライヤー事業転換支援事業(専門家派遣等事務局運営事業)
2.5億円6費目 ▾
PwCコンサルティング合同会社
令和6年度CASE対応に向けた自動車部品サプライヤー事業転換支援事業(専門家派遣等事務局運営事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1.6億円 |
| 謝金・旅費 | 3,680万円 |
| 委託費・外注費 | 2,550万円 |
| 一般管理費 | 2,200万円 |
| 補助員費 | 380万円 |
| その他経費 | 90万円 |
公益財団法人福岡県中小企業振興センター
令和6年度CASE対応に向けた自動車部品サプライヤー事業転換支援事業(地域支援拠点運営事業)
3,760万円8費目 ▾
公益財団法人福岡県中小企業振興センター
令和6年度CASE対応に向けた自動車部品サプライヤー事業転換支援事業(地域支援拠点運営事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,720万円 |
| 謝金・旅費 | 440万円 |
| 補助金人件費 | 360万円 |
| 一般管理費 | 330万円 |
| その他諸経費等 | 280万円 |
| 備品費 | 260万円 |
| 会議費 | 200万円 |
| 委託費・外注費 | 170万円 |
独立行政法人中小企業基盤整備機構
令和6年度CASE対応に向けた自動車部品サプライヤー事業転換支援事業(全国支援拠点運営事業)
2,660万円4費目 ▾
独立行政法人中小企業基盤整備機構
令和6年度CASE対応に向けた自動車部品サプライヤー事業転換支援事業(全国支援拠点運営事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費・外注費 | 1,260万円 |
| 人件費 | 1,110万円 |
| 謝金・旅費 | 160万円 |
| 一般管理費 | 130万円 |
株式会社リベルタス・コンサルティング
令和6年度自動車部品サプライヤ事業転換支援事業 セミナー等運営事務局業務
1,260万円1費目 ▾
株式会社リベルタス・コンサルティング
令和6年度自動車部品サプライヤ事業転換支援事業 セミナー等運営事務局業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費等 | 1,260万円 |
PwC Japan有限責任監査法人
専門家謝金の書類確認対応等
990万円1費目 ▾
PwC Japan有限責任監査法人
専門家謝金の書類確認対応等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費等 | 990万円 |
株式会社アイシン
コーディネーター派遣費
520万円1費目 ▾
株式会社アイシン
コーディネーター派遣費
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| コーディネーター派遣費 | 520万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。