2025年度当初予算
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2024年度執行: 48.0億円
事業の目的・概要
事業の目的
諸外国の水中分野における能力が飛躍的に向上している現状において、たいげい型潜水艦の代替艦の運用開始が見込まれる令和10年代には、諸外国の潜水艦のソーナー探知能力はもとより、静粛性も大きく向上することが見込まれる。そのような将来動向を踏まえ、引続き水中領域における優位性を継続保持しつつ、広域における情報収集・警戒監視を実施するため、その時点で運用が見込まれる潜水艦(以下、「将来潜水艦」という。)用の探知能力が向上したソーナー装置の開発を行う。
現状・課題
将来潜水艦の運用開始が見込まれる令和10年代には、諸外国の潜水艦の静粛性は大きく向上していることが見込まれており、将来潜水艦が運用される約24年間の期間中、既存装備品の探知能力では、水中領域における優位性を継続保持できなくなる恐れがある。
事業の概要
令和3年度から令和6年度までの試作(その1)において、将来潜水艦用ソーナー装置全体のシステム設計を実施し、システム設計においては要求された機能・性能等を実現するため、仕様書に示した構成品に求められる機能・性能等を解析し、明確化した。これを受け、アレイ部(その1)、信号処理部(その1)及び模擬部(その1)について、基本設計を通して細部設計に必要な細部要求機能・性能等を明確なものとすると共に、基本設計の終了した構成品については細部設計及び試作を実施した。/ 令和4年度から令和6年度までの試作(その2)において、試作(その1)のシステム設計及び基本設計の結果に基づき、アレイ部(その2)の細部設計及び試作を実施した。/ 令和6年度から令和8年度まで試作(その3)において、試作(その1)のシステム設計に基づき基本設計、細部設計及び試作を実施中である。/ 令和7年度から令和8年度にかけて技術試験準備として試作(その1)から(その3)で製造した試作品を試験潜水艦に搭載等を行い、令和9年に技術試験を実施する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | - | - |
| 2024年度 | 48.1億円 | 48.0億円 |
| 2023年度 | - | - |
| 2022年度 | - | - |
| 2021年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
この事業の当初予算は一括計上親事業から配分されるため「-」と表示されています。執行額・支出先は当事業で実際に執行した分です。
直接ブロック A沖電気工業株式会社
47.6億円
試作品の設計、製造及び関連試験を実施する
沖電気工業株式会社
直接ブロック B三菱重工業株式会社
4,860万円
技術試験用器材の製造
三菱重工業株式会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
事業を実施する上での課題や、それを解決するアウトプットからアウトカムまで、事業活動の進捗を測定できる指標が概ね整備されている。装備品の特性として、一定数の随意契約は発生するが、一般競争入札については、競争性確保に向けた取組みを強化されたい。
事業所管部局による点検・改善
【1.必要性】 我が国の安全保障を確保するためには、「我が国周辺海域での水中領域における優位性確保」が必要不可欠であり、これを達成するためには、対象目標(特に潜水艦を重視)を先制探知する必要があり、そのためには対象目標の静粛性に勝る探知能力を有するソーナー装置が必要である。潜水艦の探知追尾能力に関する技術は用途が防衛用に限られることから、防衛省が事業を実施する必要がある。【2.効率性】 民生品の積極的活用及び過去の技術的成果の利活用により、経費削減につなげるとの視点から本事業を点検したところ、民生品の活用が可能な部分については活用が図られている。例としては、えい航型アレイの光部品について民生品を活用することによりコスト削減に努めている。また、過去の技術的成果を積極的に取り入れて側面型アレイやえい航型アレイの揚収装置について、設計、製造を実施している。例としては、過去の他事業で得られたアレイ方式、信号処理方式等を活用している。【3.有効性】 アレイの高性能化、複数アレイの一体運用や新たな信号処理方式によりソーナーの目標探知追尾能力向上が可能となる。【4.総合評価】 本事業は、将来潜水艦の約24年の運用予定期間中、水中領域における優位性を継続保持しつつ広域にわたる情報収集・警戒監視を実施するための探知能力の向上、哨戒速力向上に対応し能力向上の容易性の確保が図られるものである。よって、我が国の防衛技術基盤を強化し、もって防衛整備力の質的水準の向上に資するものと位置づけられるため、本事業は必要不可欠である。
改善の方向性
点検結果を踏まえ、本事業においては民生品の積極的活用や過去の技術的成果の利活用による経費の低減を実施し、経費の抑制が適切になされていた。従来より過去の技術的成果等を積極的に利活用することで経費の抑制を行っているところであるが、同様な視点を他の事業においても適用することが、今後の課題と見込まれる。
所見を踏まえた改善点・反映状況
事業の進捗を設定した指標に基づき測定し、事業効果に異変が生じた場合の改善につなげる。また、可能な限り競争性確保に向けた取り組みに努める。
成果指標・目標値・実績値
試作品の納入
測定指標:試作品の納入件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
技術的課題の解明
測定指標:解明した技術的課題の数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
| 2026年度 | 0.0 | - | - |
| 2027年度 | 3.0 | - | - |
※ 2022〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
試作品の製造技術の確立
測定指標:製造及び試験の契約件数技術的課題の解明件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
| 2026年度 | 2.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
沖電気工業株式会社
将来潜水艦用ソーナー装置(その1)
34.8億円1費目 ▾
沖電気工業株式会社
将来潜水艦用ソーナー装置(その1)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 試作品費 | 34.8億円 |
三菱重工業株式会社
将来潜水艦用ソーナー装置の性能確認試験用機材
4,860万円1費目 ▾
三菱重工業株式会社
将来潜水艦用ソーナー装置の性能確認試験用機材
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 開発試験費 | 4,860万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。