2025年度当初予算
16.5億円
2024年度執行: 17.7億円
事業の目的・概要
事業の目的
魚雷等を射出する際の発射音等を敵に察知され、早期回避による攻撃効果の低減及び敵からの反撃を防止するため、水中発射管の構成要素について研究し、発射音の低減について検証することにより、潜水艦の静粛化設計に反映する技術を確立する。
現状・課題
魚雷そのものの静粛化が進んでいる一方、射出時に発射管から 出る発射音に ついては静粛化が進んでいないため、射出音が探知されることで早期に回避行動をとられて攻撃の成功率が低くなっているとともに、潜水艦の存在域を特定されるリスクが高まっている。
事業の概要
令和3年度から6年度までの研究試作(その1)では、システム設計、関連試験等を実施して、技術課題の解明を行い、要素試験及び数値解析により水中発射管の流体雑音低減法を検討する。令和4年度から7年度までの研究試作(その2)では、詳細設計を行い実艦搭載用の射出装置を試作する。令和5年度から8年度にかけて性能確認試験を行い、検討した低減法について技術的な妥当性を検証して、実環境下における雑音低減効果を確認する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 16.5億円 | - |
| 2024年度 | 17.7億円 | 17.7億円 |
| 2023年度 | - | - |
| 2022年度 | - | - |
| 2021年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A株式会社神戸製鋼所
17.7億円
試作品の設計、製造及び関連試験を実施する。
株式会社神戸製鋼所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
事業を実施する上での課題や、それを解決するアウトプットからアウトカムまで、事業活動の進捗を測定できる指標が概ね整備されている。
事業所管部局による点検・改善
【1.必要性】 海上優勢の獲得・維持は、防衛力の中心的な構成要素の強化に不可欠であり、我が国周辺国の潜水艦のソーナー探知能力及び静粛性の向上に伴い、敵の早期回避による攻撃効果の低減及び敵からの反撃を防止するため、魚雷を射出する際の発射音を低減する水中発射管の構成要素の研究を進める必要がある。秘匿度の高い装備品であり、諸外国の同等装備品の導入は極めて困難である。また、国内に直接調達可能かつ要求する性能を満たすシステムがないため、我が国独自で開発を行う必要がある。【2.効率性】 先行研究及び関連事業の成果等を活用し、開発費用の低減を図るとともに、既存の陸上試験施設を使用することで関連試験経費を削減する。【3.有効性】 本研究により、魚雷等発射時における敵の早期回避による攻撃効果の低減及び反撃を防止する能力を得る。【4.総合評価】 本事業を実施することにより、上記達成すべき目標で述べた各種技術の確立が見込まれる。これらの成果については、研究試作及び所内試験により検証し、これらの検証結果が得られた場合には、技術競争の激しいこの分野での技術的優越の確保を図ることができ、その結果、我が国の技術力の強化に資することが見込まれる。これらは自衛隊のニーズに合致した高度な防衛装備品を創製するための極めて重要な成果であり、最終的に政策目標である我が国自身の防衛体制の強化につながるものであると評価できる。
改善の方向性
点検結果を踏まえ、本事業においては民生品の積極的活用や過去の技術的成果の利活用による経費の低減を実施し、経費の抑制が適切になされていた。従来より過去の技術的成果等を積極的に利活用することで経費の抑制を行っているところであるが、同様な視点を他の事業においても適用することが、今後の課題と見込まれる。なお、令和8年度まで試験を実施して、令和10年代の将来潜水艦に搭載予定である。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き事業の効果を測定するために適切な指標を設定するよう努める。
成果指標・目標値・実績値
試作品の納入
測定指標:試作品の納入件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
技術的課題の解明
測定指標:解明した技術的課題の数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2023年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
| 2026年度 | 2.0 | - | - |
試作品の製造
測定指標:製造及び試験の契約件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社神戸製鋼所
流体雑音低減型水中発射管構成要素(その1)の研究試作
17.7億円1費目 ▾
株式会社神戸製鋼所
流体雑音低減型水中発射管構成要素(その1)の研究試作
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 試作品費 | 17.7億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。