2025年度当初予算
4.5億円
2024年度執行: 4.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
安全保障・防衛分野における国際協力の必要性が高まる中、防衛省・自衛隊としても、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から、わが国の安全及び地域の平和と安定、さらには国際社会全体の平和と安定及び繁栄の確保に積極的に寄与していくことが重要。/ このため、「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンを踏まえ、地域の特性や相手国の実情を考慮しつつ、多角的・多層的な安全保障協力として二国間・多国間の防衛協力・交流を実施している。/ 防衛協力・交流は、様々なツールを使って2国間・多国間の防衛関係を強化することで、わが国及び国際社会の平和と安定を確保するための重要な取組であり、その目的は「わが国にとって望ましい安全保障環境の創出」、「わが国へ脅威が及ぶことを抑止し、侵害が容易でないと認識させる」、「相互理解や信頼醸成により、不測の事態を防止」である。/ 防衛協力・交流のツールの1つである本事業は、インド太平洋地域等各国との間で、各国が求める人材育成や技術支援等をを実施することにより、相手国軍隊などが国際の平和及び地域の安定のための役割をより適切に果たすことを促進し、ひいてはわが国にとって望ましい安全保障環境創出に寄与することを目的としている。
現状・課題
現在の安全保障環境は、一国で自国の平和と安定を維持することはできず、国際社会が一致して国際的な課題解決に取り組むことが不可欠。/ 防衛省・自衛隊に対しては、東南アジア諸国等をはじめとする各国防衛当局から、安全保障分野等における支援要請が寄せられているところであり、我が国の技術、知見等をもって各国の課題や要望に対処している。
事業の概要
平素から継続的に、安全保障・防衛関連分野における人材育成や技術支援などを行い、支援対象国自身の能力を向上させる取り組みであり、防衛省・自衛隊は2012年からこれまでインド太平洋地域を中心に、19か国・1機関・1地域に対し、HA/DR、PKO、海洋安全保障などの分野で行っている。/ 事業の目的である「わが国にとって望ましい安全保障環境の創出に寄与」が果たされるためには、支援対象国との信頼醸成が必要不可欠であり、そのためには継続的かつ支援対象国のニーズに応じた柔軟な対応が必要であり、その具体的な手段として「派遣」もしくは「招へい」又はこれらを組み合わせ、一定の期間をかけて支援対象国の具体的・着実な能力の向上を図っている。 また、2020年度からは感染症の影響も踏まえ、オンライン事業も実施している。/ 「派 遣」:専門的な知見を有する自衛官等を支援対象国に派遣し、講義・実習、技術指導などにより、相手国の軍隊及びその関連組識の能力向上を目指す。/ 「招へい」:支援対象国の実務者などを防衛省・自衛隊の部隊・機関などに招待し、セミナーや講義・実習、研修などを通じてその能力向上を図る。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 4.5億円 | - |
| 2024年度 | 4.2億円 | 4.2億円 |
| 2023年度 | 3.6億円 | 3.4億円 |
| 2022年度 | 3.4億円 | 3.2億円 |
| 2021年度 | 3.3億円 | 1.2億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A株式会社JTBほか
2.0億円
主に能力構築支援事業(招へい)を行うにあたり、1~2人の事業担当では対応しきれないロジ面(被招へい者の航空券、交通手段、宿泊施設等の手配)での支援が必要となるため
株式会社JTB
株式会社日本旅行
学校法人ギャラクシー学園
ジェー・シー・ケー株式会社
近畿日本ツーリスト株式会社
学校法人武蔵野音楽学園
MISA株式会社
一般財団法人尾道海技学院
中西興産株式会社
株式会社第一文眞堂
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)1,580万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック BATHIA Construction,Renovation,Maintenance,Rentalほか
1.2億円
主に能力構築支援事業(派遣)を行うにあたり、現地で必要となる諸経費を契約するため
ATHIA Construction,Renovation,Maintenance,Rental
BAVARIA LES ACACIAS HOTEL
Eco Discovery
ARS DREAM PNG LIMITED
TTIC Services
STANLEY INVESTMENT Ltd.
KATO
CARYA TIMOR LESTE,LDA.
Inguumei Zam
チノスボグド有限会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)2,330万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
事業を実施する上での課題や、それを解決する活動(アウトプットからアウトカムまで)の進捗に伴う成果を測定するための指標が整備されている。
事業所管部局による点検・改善
〇能力構築支援事業とは、自由で開かれたインド太平洋というビジョンを踏まえ、地域の特性や相手国の実情を考慮しつつ多角的・多層的な安全保障協力を戦力を戦略的に推進するため、防衛協力・交流に取り組むこととしており、そのツールの1つとして、令和4年12月に改訂された「防衛3文書」においても、「一層の強化・拡充」が明記されており、我が国の防衛戦略上も重要な政策として位置づけられている。〇能力構築支援事業を行うにあたり、「派遣」と「招へい」を組み合わせ、支援対象国に対して教育訓練等を行い、技術を付与することで、当該国の効果的な能力向上を図っている。〇部外有識者による点検の結果、24件中22件がA評価、1件がB評価、1件がC評価であり、目標達成率(B評価以上)は96%となっていることから確実に裨益国の能力の向上につながっており、対象地域の積極的・能動的な安定の創出に寄与した。〇令和6年度の予算執行率は、前年度と上回る99.3%となっており、当初の計画通りに事業を実施することができた。 以上により、本事業は「わが国にとって望ましい安全保障環境創出」に対して効果を発揮しているといえる。
改善の方向性
事業目標の「わが国にとって望ましい安全保障環境創出に寄与」をブレイクダウンすることにより、より明確な成果目標・成果指標を設定し、より客観性・具体性のある事業評価を可能にする。また、国際情勢、実施することによるインパクト等を勘案し、より実施の蓋然性が高い事業を選定し予算要求を行うことで予算執行の適正化を図る。
所見を踏まえた改善点・反映状況
事業の進捗を設定した指標に基づき測定し、事業効果に異変が生じた場合の改善につなげる。
成果指標・目標値・実績値
最終目標(獲得すべき技能レベル、育成する人数等)の設定
測定指標:最終目標設定事業数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 28.0 | 28.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 29.0 | - | - |
(年度プロジェクト)事業評価(内部評価)において、○件中、B評価以上が○件
測定指標:中期及び長期アウトカムの定量的な成果指標を目標達成率としているものの、事業の性質によっては数値化できる定量的な目標設定(〇〇試験に〇名合格する等)が困難であり、目標達成成否については評価者の経験等に基づき、結果判定するプロジェクトもある。[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 24.0 | 24.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 25.0 | - | - |
| 2026年度 | 24.0 | - | - |
(年度プロジェクト)事業評価(外部評価)において、○件中、B評価以上が〇件
測定指標:中期及び長期アウトカムの定量的な成果指標を目標達成率としているものの、事業の性質によっては数値化できる定量的な目標設定(〇〇試験に〇名合格する等)が困難であり、目標達成成否については評価者の経験等に基づき、結果判定するプロジェクトもある。[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 24.0 | - | - |
| 2025年度 | 25.0 | - | - |
| 2026年度 | 24.0 | - | - |
支援対象国の能力向上のため、派遣及び招へい事業等を実施
測定指標:実施事業(イベント)数 (派遣・招へいによる)[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 33.0 | 34.0 | 103.0303 |
| 2023年度 | 29.0 | 24.0 | 82.75862 |
| 2024年度 | 28.0 | 28.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 29.0 | - | - |
| 2026年度 | 27.0 | - | - |
※ 2020〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
ATHIA Construction,Renovation,Maintenance,Rental
重機・車両の借上げ
4,670万円1費目 ▾
ATHIA Construction,Renovation,Maintenance,Rental
重機・車両の借上げ
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 借料及び損料 | 4,670万円 |
株式会社JTB
ASEANに対する能力構築支援事業(サイバーセキュリティ招へい)に係る支援役務
2,750万円1費目 ▾
株式会社JTB
ASEANに対する能力構築支援事業(サイバーセキュリティ招へい)に係る支援役務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 役務費 | 2,750万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。