2025年度当初予算
5.0億円
2024年度執行: 2.7億円
事業の目的・概要
事業の目的
2050年カーボンニュートラル、2030年度46%削減目標の実現及び「福島県再生可能エネルギー推進ビジョン2021」に掲げる2040年再エネ100%の維持達成のため、福島での「脱炭素社会」の実現と「復興まちづくり」の両方の着実な実現を支援する。
現状・課題
2021年12月に策定された「福島県再生可能エネルギー推進ビジョン2021」では、2040年頃を目途に県内エネルギー需要の100%に相当するエネルギーを再生可能エネルギーから生み出すという目標を掲げており、2023年度時点で54.9%となっている。また、復興の視点では、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故の影響を受けた福島県、特に、被災12市町村では、居住率をみると、富岡町で22.9%、浪江町で15.5%、大熊町で8.9%、双葉町で3.4%と低いままであり、住民の帰還に向けたインフラ整備が必要となっている(出典:「~ふくしまの現在~復興・再生のあゆみ(大16版)」令和7年3月24日)。/2040年までに福島県内のエネルギー需要の100%を再生可能エネルギーで賄うという計画の達成においては、浜通り地域において、復興まちづくりと同時にインフラ整備の根幹となるエネルギー分野の脱炭素進めるため、再エネの導入の促進が必要不可欠である。/このような状況において、再エネ設備導入によるさらなる追加的経費の発生は負担が大きいことから、本事業を通して再エネ導入を支援し、福島県内の脱炭素と復興まちづくりを推進する。
事業の概要
(1)「脱炭素×復興まちづくり」に資する計画策定、導入等補助/福島県が策定した「再生可能エネルギー推進ビジョン」や自治体等が宣言する「ゼロカーボンシティ」で示された方針に沿って、これらの実現に向けた再エネ設備導入に係る事業実施計画策定と、その計画に位置づけられた自立・分散型エネルギーシステム等の導入等の支援を行う。/(2)「脱炭素×復興まちづくり」に資する調査・検討/被災地域の状況に応じた効果的・効率的な自立・分散型エネルギーシステムの導入手法の調査・検討
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 5.0億円 | - |
| 2024年度 | 5.0億円 | 2.7億円 |
| 2023年度 | 5.0億円 | 4.9億円 |
| 2022年度 | 5.0億円 | 5.3億円 |
| 2021年度 | 5.0億円 | 2.9億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 5.0億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A福島県
1.3億円
二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(「脱炭素×復興まちづくり」推進事業)交付業務
福島県
配分先ブロック D株式会社アイリスプロダクトほか
1.3億円
二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(「脱炭素×復興まちづくり」推進事業)再エネ設備導入
株式会社アイリスプロダクト
アルパインマニュファクチャリング株式会社
株式会社ティエスイー
社会福祉法人葵会
南相馬市
三島町
直接ブロック Cデロイトトーマツコンサルティング合同会社
8,840万円
令和6年度福島県における脱炭素×復興まちづくり実現に資する調査委託業務
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
配分先ブロック F株式会社イベント・レンジャーズ
720万円
再委託/「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」総会の会場設営・アテンド・web配信対応
株式会社イベント・レンジャーズ
直接ブロック B福島県
4,870万円
二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(「脱炭素×復興まちづくり」推進事業)交付業務(繰越)
福島県
配分先ブロック E株式会社アトックほか
4,870万円
二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(「脱炭素×復興まちづくり」推進事業)再エネ設備導入(繰越)
株式会社アトック
学校法人保原シャローム学園
社会福祉法人五彩会
概算払との差額
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
令和7年度で終了の事業。外部有識者の所見を踏まえて、地域の状況に応じたフォロー体制を整備するとともに、本事業で得られた知見を今後の関連する政策に有効に活用すること。
事業所管部局による点検・改善
CO2削減に資する新技術等を用いた新たな事業の社会実装には、地域特有の事情等もあり相当の時間を要する見込みであるため、計画通りFS調査は令和5年度で終了した。また、令和5年3月に「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」を設立し、民間事業者等を主体として被災12市町村を対象とした「脱炭素」と「復興まちづくり」の同時実現を目指した事業創出の検討を進めてきた。FS調査終了後は、このプラットフォームの取組からCO2削減に資する新技術等を用いた新たな事業創出を目指していく。令和6年度において、過年度FS調査案件やプラットフォームの取組による新たな事業の社会実装はなかったものの、地域の復興状況等に応じて、今後もフォローしていく必要がある。再エネ設備導入は、令和6年度より、100kw以下は福島県独自の補助金で対応することとなり、100kWより大きい出力要件の太陽光発電の設備導入が本補助金の対象となった。そのため、申請件数は、15件(令和3年度)、40件(令和4年度)、53件(令和5年度)と増加傾向にあったが、令和6年度では15件と減少した。一方、補助金申請の総額は5億円を超えており、本事業のニーズは高い。また、再エネ設備導入における年間のCO2削減量の平均値(計画値ベース)は約176tと大きくなっていると共に、再エネ設備導入計画の策定では三島町の温泉熱利用、再エネ設備導入では只見町のバイオマス熱利用(令和7年度繰越)といった地域資源を利活用した事例が採択されており、今後も福島県の地域性を活かしたモデル性やCO2削減効果の高い事業の採択が見込まれる。脱炭素の取組と復興まちづくりの両立を目指す中で、国費投入により事業者の負担軽減を継続していく必要がある。令和5年度でのFS調査の終了に伴い、アクティビティ1のアクティビティとアウトプットについて、「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」での事業創出検討の取組を加えた。
改善の方向性
FS調査の終了に伴い、調査委託によるCO2削減に係る評価においては、「脱炭素」と「復興まちづくり」の同時実現を目指す「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」での事業創出の取組による事業の社会実装も指標に加え、評価を行う。令和6年度より太陽光発電の出力要件(100kWより大きい)が創設され、太陽光発電の申請件数は減少し、その一方で間接補助事業1件あたりのCO2削減量は増加した。また、地域資源を活用した温泉熱利用等の計画策定の申請もあったことから、モデル性のある事業創出の観点で一定の効果が見られた。一方、太陽光パネル単体の導入件数が全体の5割程度と多い状況であった。今後、太陽光発電では蓄電池との組合せや、補助要件等で先進性・モデル性、まちづくりや地域社会への貢献を重視し、新規性や公共性の高い設備導入への誘導を推進していく。
外部有識者による点検
・ 短期アウトカム、長期アウトカムの成果指標の設定は適切と考えられる。・ CO2削減に資する新技術等を用いた新たな事業の社会実装については、「事業所所管部局による点検・改善」欄にも記載されているとおり相当の時間を要することが想定されるため、地域の復興状況等に応じてフォローする体制を整備しておく必要がある。また、再エネ設備の導入に当たっては、復興まちづくりの観点からも温泉熱利用やバイオマス熱利用など地域資源を利活用した事業に対しては、高率の補助をするなどの検討をする必要がある。
所見を踏まえた改善点・反映状況
令和8年度から5年間において、新規事業「脱炭素×復興まちづくり」推進加速化事業として5億円を概算要求する。新規事業においても委託事業の中で「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」を運営しながら「脱炭素」に関係する調査・事業検討から実証事業までを通した支援を実施する。また、補助事業ではペロブスカイト等の補助対象設備の拡充、省エネ設備の同時導入による補助率の嵩上げ等による支援を加え、福島県での「脱炭素」と「復興まちづくり」の同時実現を加速化していく。これらにより、環境省と福島県の連携によるフォロー体制を継続する。また、2030年以降、2040年の福島県内エネルギー需要の100%相当を再生可能エネルギーからの調達とする目標、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、対象地域でまちづくりを行う関連団体等との連携も進めていく。福島県の地域資源を利活用したモデル性の高い事業等については、令和7年度の申請状況等を参考にしながら、過年度の採択事業者によるPRの実施、優先採択枠の設定、高率補助等の申請者へインセンティブを与える創意工夫を検討していく。
成果指標・目標値・実績値
福島県浜通り地域での新たな産業の社会実装
測定指標:事業化された件数(累計)[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | - | 1.0 | - |
| 2023年度 | - | 1.0 | - |
| 2024年度 | 2.0 | 1.0 | 50.0 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
福島県浜通り地域での新たな産業の社会実装によるCO2削減
測定指標:FS調査及び事業経済性評価を実施した案件が社会実装した場合のCO2削減量(累計)[単位: t-CO2]
定量的な目標値・実績値は確認できません
再エネ導入量の増加
測定指標:本事業で補助した再エネ設備導入量(kW)(累計:R3年度~R7年度)[単位: kW]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 935.0 | 450.0 | 48.12834 |
| 2022年度 | 1870.0 | 1975.0 | 105.61497 |
| 2023年度 | 2805.0 | 2775.69 | 98.95508 |
| 2024年度 | 4020.0 | 4353.64 | 108.2995 |
| 2025年度 | 5236.0 | - | - |
再エネ導入量の増加によるCO2削減
測定指標:本事業で補助した再エネ設備による直接的なCO2削減量(令和3年度からの累積)※削減量×耐用年数[単位: t-CO2]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 111384.0 | - | - |
| 2027年度 | 137241.0 | - | - |
| 2028年度 | 163098.0 | - | - |
| 2029年度 | 188955.0 | - | - |
| 2030年度 | 214812.0 | - | - |
※ 2022〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
「脱炭素×復興まちづくり」に資する新たな産業の社会実装を目指した実現可能性調査の実施及び「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」での事業創出
測定指標:FS事業の実施件数及び事業計画の事業経済性評価の実施件数(単年度)[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 5.0 | 7.0 | 140.0 |
| 2022年度 | 6.0 | 6.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 5.0 | 4.0 | 80.0 |
| 2024年度 | 2.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 2.0 | - | - |
自立・分散型エネルギーシステムの増加
測定指標:本事業で補助した自立・分散型エネルギーシステムの導入件数(単年度)[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 11.0 | 5.0 | 45.45455 |
| 2022年度 | 11.0 | 12.0 | 109.09091 |
| 2023年度 | 11.0 | 16.0 | 145.45455 |
| 2024年度 | 12.0 | 7.0 | 58.33333 |
| 2025年度 | 12.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
福島県
令和6年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(「脱炭素×復興まちづくり」推進事業)
1.3億円1費目 ▾
福島県
令和6年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(「脱炭素×復興まちづくり」推進事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 1.3億円 |
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
令和6年度福島県における脱炭素×復興まちづくり実現に資する調査委託業務
8,840万円8費目 ▾
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
令和6年度福島県における脱炭素×復興まちづくり実現に資する調査委託業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 7,320万円 |
| 消費税 | 800万円 |
| 外注費 | 600万円 |
| 借料及び損料 | 70万円 |
| 旅費 | 40万円 |
| 印刷製本費 | 10万円 |
| 謝礼金 | - |
| 調整額 | - |
株式会社アイリスプロダクト
株式会社アイリスプロダクト南相馬工場における自家消費型再生可能エネルギー(太陽光発電)設備の導入事業
5,000万円1費目 ▾
株式会社アイリスプロダクト
株式会社アイリスプロダクト南相馬工場における自家消費型再生可能エネルギー(太陽光発電)設備の導入事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 5,000万円 |
福島県
令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(「脱炭素×復興まちづくり」推進事業)(繰越)
4,870万円1費目 ▾
福島県
令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(「脱炭素×復興まちづくり」推進事業)(繰越)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 4,870万円 |
株式会社アトック
株式会社アトック 再生可能エネルギー導入事業
2,610万円1費目 ▾
株式会社アトック
株式会社アトック 再生可能エネルギー導入事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 2,610万円 |
株式会社イベント・レンジャーズ
「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」総会の運営補助
720万円2費目 ▾
株式会社イベント・レンジャーズ
「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」総会の運営補助
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費等 | 650万円 |
| 消費税 | 70万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。