2025年度当初予算
9,640万円
2024年度執行: 1.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
生物多様性に関する国際枠組に係る会議への出席等を通じ、国際的な議論を主導する。その結果を踏まえ、生物多様性条約第6条及び生物多様性基本法第11条に基づく生物多様性国家戦略として令和5年3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」を着実に実行するとともに、効果的な点検・評価を行う。併せて、経済・社会活動に生物多様性への配慮を組み込む「生物多様性の主流化」の推進のための取組を行う。さらに、国家戦略の基本戦略の1つである自然を活用した解決策を推進することにより、国際・国内横断的に対応が必要な自然共生社会と脱炭素社会の同時実現を進める。
現状・課題
人類史上例のない速度で劣化しつつある自然を回復軌道に乗せるために生物多様性の損失を止め反転させる 、即ち、「ネイチャーポジティブ」を2030年までのミッションとする「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が2022年12月に採択された。これを踏まえ2023(令和5)年3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」においても2030年ミッションとしてネイチャーポジティブを掲げたところであり、その実現に向け、生物多様性に関する国民的理解の増進や多様な主体の参画・連携による取組の結集が必要である。また、気候変動と生物多様性の損失は密接に関連する重要な社会課題であるため、自然を活用した解決策の推進により、効率的に対処する必要がある。
事業の概要
・生物多様性条約をはじめとする国際枠組における交渉に備え、国際的な議論の把握及び科学的な知見を踏まえた調査分析を行う。/・「生物多様性国家戦略2023-2030」の効果的な評価・点検に向け、我が国の生物多様性及び生態系サービスの総合的評価を進める。/・ネイチャーポジティブに資する、地域ごとの目標・指標設定を、専門家派遣等により技術的に支援し、幅広い地域への取組の拡大を図る。/・国民、経済界、NGO・NPO、自治体などの多様な主体の連携、協働を進めるためのマルチステークホルダーから成る「2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)」の運営等を通じ、生物多様性に関する情報交換等及び生物多様性に関する普及啓発と国民的理解の増進、各主体による取組の連携・支援のあり方について検討を行う。/・自然を活用した解決策の現場実装に向けて、我が国の国土・社会条件を踏まえた取組の方向性や、具体の取組事例の提示、取組状況を把握する手法等について調査・検討する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 9,640万円 | - |
| 2024年度 | 9,710万円 | 1.2億円 |
| 2023年度 | 1.0億円 | 1.1億円 |
| 2022年度 | 4,400万円 | 1.4億円 |
| 2021年度 | 3,100万円 | 2,100万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
※「要確認」と表示している年度は、元データ上の歳出予算現額に対して執行額が通常範囲を大きく超えているため、表示を保留しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A株式会社オーエムシーほか
4,780万円
生物多様性条約関連会合の対応のための支援等
株式会社オーエムシー
一般財団法人自然環境研究センター
公益財団法人日本自然保護協会
株式会社プライムインターナショナル
直接ブロック Cいであ株式会社
1,860万円
地域戦略の策定等のモデル的支援とその手法論の整理・とりまとめ・情報発信等
いであ株式会社
直接ブロック F一般社団法人環境パートナーシップ会議ほか
1,610万円
J-GBFに設置された各種会議の開催や各種事業の企画、運営、広報等の業務を行うことを通じたステークホルダーの連携による生物多様性の主流化の実現
一般社団法人環境パートナーシップ会議
株式会社オーエムシー
合同会社LIFE DESIGN VILLAGE
ヤマノ印刷株式会社
直接ブロック D一般財団法人自然環境研究センター
1,100万円
保護地域面積等のデータ整理
一般財団法人自然環境研究センター
直接ブロック E株式会社野村総合研究所
1,100万円
NbSの基準の設定やファイナンス等との結びつけによるインセンティブの創出に向けた活用策の検討及び調査
株式会社野村総合研究所
直接ブロック Bいであ株式会社
970万円
「生物多様性及び生態系サービスの総合評価(JBO)」の第4版をとりまとめるために必要な調査及び検討
いであ株式会社
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
引き続き、新枠組に関連する国際的な議論等を踏まえ、国家戦略の着実な実施に向けた点検・評価や地域実装、各種主体との連携・協働を図り、成果目標の達成に努めること。
事業所管部局による点検・改善
2022年度に生物多様性に関する新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に合意し、それを踏まえた「生物多様性国家戦略2023-2030」を世界に先駆けて策定できたことは、本事業の大きな成果である。2024年度には生物多様性条約第16回締約国会議に参加し、我が国の先進的な取組みを積極的に発信することで各国の注目を集めた。生物多様性国家戦略2023-2030の実施状況の点検・評価は、生物多様性条約の下で昆明・モントリオール生物多様性枠組に関して求められている評価・報告と一体的に実施することで、国内施策を国際的な取り組みに連動させるとともに、業務の効率化を図っている。また、地方自治体や各主体の取組を促進することで、国全体としての生物多様性保全を効果的・効率的に進めている。今後は、自然を活用した解決策の具体的な手法や効果を示すことによって、自然資本・生物多様性保全に対する投資を促進する必要がある。業務内容を勘案し総合評価落札方式を採用するなど、引き続き、限られた予算等の中で効果的・効率的に事業を実施する必要がある。
改善の方向性
生物多様性保全に関する基盤的な施策に取り組むとともに、生物多様性条約をはじめとする国際枠組において我が国の取り組みを積極的に発信することで、施策の効果を高めていく。また、自然資本や生物多様性保全への投資を促進するためには、それらの価値の定量的評価手法を確立し、投資効果を適切に把握できるようにすることが基盤的施策として重要である。引き続き、多様な主体の取組を促進することで、国全体としての生物多様性保全を効果的・効率的に進める。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き、新枠組に関連する国際的な議論等を踏まえ、国家戦略の着実な実施に向けた点検・評価や地域実装、各種主体との連携・協働を図り、成果目標の達成に努める。
成果指標・目標値・実績値
生物多様性国家戦略2023-2030に掲載した個別施策の関連指標値が改善される。(ただし現状維持が目標のものは現状維持も含む)
測定指標:個別施策の関連指標値の改善状況[単位: %]
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 100.0 | - | - |
2030年度までに生物多様性国家戦略2023-2030に定める状態・行動目標がすべて達成される。
測定指標:達成した目標数[単位: 個]
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 40.0 | - | - |
技術的支援を実施した地方公共団体を含め、生物多様性地域戦略の策定又は改定が行われる。
測定指標:当年度に生物多様性地域戦略を策定又は改定した地方公共団体数[単位: 自治体]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 60.0 | - | - |
| 2027年度 | 60.0 | - | - |
| 2028年度 | 60.0 | - | - |
| 2029年度 | 60.0 | - | - |
| 2030年度 | 60.0 | - | - |
※ 2023〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
2030年度までに生物多様性地域戦略を策定等した市区町村の割合が30%になる。
測定指標:市区町村の生物多様性地域戦略策定率(累計)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 8.6 | - |
| 2022年度 | - | 9.4 | - |
| 2023年度 | - | 9.8 | - |
| 2024年度 | - | 10.4 | - |
| 2030年度 | 30.0 | - | - |
※ 2020〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
J-GBF構成団体やJ-GBF以外の団体がネイチャーポジティブの実現を目指す宣言の発出・登録または、宣言の賛同を行うこと。
測定指標:J-GBFネイチャーポジティブ宣言の延べ宣言・賛同団体数[単位: 団体]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 900.0 | - | - |
| 2027年度 | 1050.0 | - | - |
| 2028年度 | 1200.0 | - | - |
| 2029年度 | 1350.0 | - | - |
| 2030年度 | 1500.0 | - | - |
※ 2023〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
人々が生物多様性との関わりを日常の暮らしの中で捉え、生物多様性の保全につながる活動に関心を有する。
測定指標:生物多様性の保全につながる活動への意向を示す人の割合[単位: %]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 90.0 | - | - |
| 2027年度 | 90.0 | - | - |
| 2028年度 | 90.0 | - | - |
| 2029年度 | 90.0 | - | - |
| 2030年度 | 90.0 | - | - |
※ 2022〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
人々が生物多様性保全につながる活動を行う。
測定指標:生物多様性の保全につながる活動を既に実施している人の割合[単位: %]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 58.0 | - | - |
| 2027年度 | 58.0 | - | - |
| 2028年度 | 59.0 | - | - |
| 2029年度 | 60.0 | - | - |
| 2030年度 | 60.0 | - | - |
※ 2023〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
生物多様性地域戦略に生態系を活用した防災・減災を位置づけている都道府県の数が47件まで増加する。
測定指標:生物多様性地域戦略に生態系を活用した防災・減災を位置づけている都道府県の数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | - | 9.0 | - |
| 2024年度 | - | 25.0 | - |
| 2030年度 | 47.0 | - | - |
生態系を活用した防災・減災に関する取組が全国で実施される。
測定指標:生態系を活用した防災・減災に関する取組が実施された都道府県数[単位: 都道府県]
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 47.0 | - | - |
生物多様性国家戦略の実施推進のため、課題整理・情報収集等を実施し、結果を評価書としてとりまとめる。
測定指標:生物多様性国家戦略2023-2030の実施に係る評価書の作成件数(累計)[単位: 件]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 3.0 | - | - |
| 2027年度 | 3.0 | - | - |
| 2028年度 | 4.0 | - | - |
| 2029年度 | 4.0 | - | - |
| 2030年度 | 6.0 | - | - |
※ 2023〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
地方公共団体による生物多様性地域戦略の策定等のための技術的支援等を実施する。
測定指標:支援地方公共団体数[単位: 自治体]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 10.0 | 13.0 | 130.0 |
| 2024年度 | 10.0 | 10.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 10.0 | - | - |
J-GBFの活動を通じ、多様なセクターの連携を図る。
測定指標:プラットフォーム関係会議開催数[単位: 回]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 3.0 | 4.0 | 133.33333 |
| 2022年度 | 5.0 | 6.0 | 120.0 |
| 2023年度 | 7.0 | 6.0 | 85.71429 |
| 2024年度 | 6.0 | 6.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 6.0 | - | - |
Eco-DRRの事例の創出に向けた技術的な支援を実施する。
測定指標:生態系保全・再生ポテンシャルマップを活用した技術的な支援数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 3.0 | 4.0 | 133.33333 |
| 2022年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 5.0 | 5.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 5.0 | 3.0 | 60.0 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)4件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
一般財団法人自然環境研究センター
令和6年度生物多様性条約関連会合情報収集及び分析等業務
1,920万円8費目 ▾
一般財団法人自然環境研究センター
令和6年度生物多様性条約関連会合情報収集及び分析等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 940万円 |
| その他諸経費 | 400万円 |
| 旅費 | 340万円 |
| 雑役務費 | 170万円 |
| 会議費 | 40万円 |
| 諸謝金 | 20万円 |
| 借料及び損料 | 10万円 |
| 印刷製本費 | - |
いであ株式会社
令和6年度生物多様性地域戦略の策定推進支援業務
1,860万円9費目 ▾
いであ株式会社
令和6年度生物多様性地域戦略の策定推進支援業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,200万円 |
| その他 | 390万円 |
| 外注費 | 200万円 |
| 賃金 | 30万円 |
| 旅費 | 30万円 |
| 借料及び損料 | 10万円 |
| 諸謝金 | - |
| 印刷製本費 | - |
| 消耗品費 | - |
株式会社野村総合研究所
令和6年度自然を活用した解決策(NbS)検討調査業務
1,100万円3費目 ▾
株式会社野村総合研究所
令和6年度自然を活用した解決策(NbS)検討調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 950万円 |
| その他 | 110万円 |
| 旅費 | 40万円 |
一般財団法人自然環境研究センター
令和6年度保護地域面積等データ整理業務
1,100万円4費目 ▾
一般財団法人自然環境研究センター
令和6年度保護地域面積等データ整理業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 500万円 |
| 外注費 | 420万円 |
| その他 | 170万円 |
| 印刷製本費 | 10万円 |
いであ株式会社
令和6年度生物多様性及び生態系サービスの総合評価に向けた調査検討業務
970万円9費目 ▾
いであ株式会社
令和6年度生物多様性及び生態系サービスの総合評価に向けた調査検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 560万円 |
| その他 | 320万円 |
| 諸謝金 | 40万円 |
| 借料及び損料 | 20万円 |
| 旅費 | 10万円 |
| 賃金 | 10万円 |
| 賃金 | 10万円 |
| 印刷製本費 | - |
| 通信運搬費 | - |
一般社団法人環境パートナーシップ会議
令和6年度生物多様性の主流化推進に係るJ-GBFの会議運営支援及び広報等業務
970万円6費目 ▾
一般社団法人環境パートナーシップ会議
令和6年度生物多様性の主流化推進に係るJ-GBFの会議運営支援及び広報等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 450万円 |
| 借料、複写費 | 200万円 |
| 外注費 | 130万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 90万円 |
| その他諸経費 | 50万円 |
| 旅費、謝金 | 50万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。