2025年度当初予算
2.0億円
2024年度執行: 2.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
水質に関する環境基準等の設定及び水質汚濁防止法の適切な運用等を通じ、人の健康の保護と生活環境を保全する。/①生活環境を保全する観点から、適切な科学的判断の基に、必要な環境基準等の設定及び見直しを行う。/②工場及び事業場から公共用水域へ排出される排出水に対して、適正な規制を行うために必要な調査・検討を行う。/③水質汚濁防止法に基づき、全国の水環境中の放射性物質による汚濁の状況を常時監視し、放射性物質の存在状況を把握する。
現状・課題
令和5年度における全国の公共用水域における生活環境項目(BOD又はCOD)の環境基準の達成率は89%程度であり、水環境の保全の取組は着実に進められているが、目標値(100%)には未だ達しておらず、さらなる汚濁負荷削減が必要な水域が存在する。一方、削減を進めることで海域によっては栄養塩類が不足し、水産資源の利用に悪影響が出ているとの指摘もあることから、国が環境基準を設定するべき水域(のべ47水域)において、引き続き良好な水環境を実現すべく、科学的判断等を基に水域類型の指定等の検討が必要である。また、環境基準の達成に向けて適用している排水基準についても、電気めっき業や畜産事業場などの全国一律の一般排水基準に直ちに適応出来ないと認められる業種(のべ21業種) については、暫定排水基準が設定されており、これらの暫定排水基準の強化に向けて引き続き排水処理技術の調査及び見直しが必要である。/こうした状況を踏まえ、公共用水域の水質汚濁の未然防止を目的とした水質の監視や、全国一律の排水基準の新たな物質(項目)及び業種に対する設定、既存の排水基準の見直しを図ること、科学的な知見に基づく適切な評価手法の検討及び水域類型の設定など、引き続き対応が必要である。
事業の概要
事業の目的を達成するために、主に以下の取組を行う。/①環境基準について、水環境中の存在状況データ等を収集し、最新の科学的知見に基づき、必要な環境基準等及び類型指定の設定及び見直しの検討を行う。/②現在排水規制の対象となっていない項目についての排水規制の必要性や、環境基準が見直された項目についての排水基準の見直しの検討を行う。/③全国の水環境中の放射性物質の存在状況データを収集し、放射性物質による汚濁の状況について評価を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 2.0億円 | - |
| 2024年度 | 2.3億円 | 2.2億円 |
| 2023年度 | 2.5億円 | 2.2億円 |
| 2022年度 | 1.8億円 | 2.9億円 |
| 2021年度 | 1.6億円 | 1.5億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック Dいであ株式会社
9,290万円
底層溶存酸素量類型指定等検討調査や生活環境項目環境基準及び水質総量削減に関する検討を行うもの。
いであ株式会社
配分先ブロック Fリトルスタジオインク株式会社
550万円
生活環境項目環境基準及び水質総量削減に関するホームページ作成等業務
リトルスタジオインク株式会社
直接ブロック K株式会社環境管理センター
7,140万円
全国の公共用水域及び地下水における放射性物質の存在状況把握のため、放射性物質のモニタリング調査を行い、測定結果をとりまとめる。また、有識者による評価検討会を開催し、測定結果の評価検討を行う。
株式会社環境管理センター
直接ブロック A株式会社 日水コン
2,610万円
暫定排水基準の見直し等に関する検討調査,排水対策等検討調査,環境中の薬剤耐性の対応の在り方に係る調査検討等
株式会社日水コン
配分先ブロック G国立大学法人山梨大学
310万円
微生物分析、遺伝子解析
国立大学法人山梨大学
配分先ブロック H一般社団法人京都微生物研究所
80万円
微生物分析
一般社団法人京都微生物研究所
配分先ブロック J株式会社環境技研
70万円
微生物分析
株式会社環境技研
配分先ブロック I株式会社イオ
60万円
微生物分析
株式会社イオ
直接ブロック C株式会社ピーシーサポートサービス
1,550万円
水質汚濁物質排出量総合調査及び水質汚濁防止法等の施行状況に関する調査
株式会社ピーシーサポートサービス
直接ブロック Bパシフィックコンサルタンツ株式会社
990万円
陸域における水域類型指定等検討調査
パシフィックコンサルタンツ
直接ブロック E株式会社オーエムシー
730万円
水質データ解析業務
株式会社オーエムシー
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
外部有識者の所見を踏まえて、③の放射性物質の存在状況の把握について、具体的なアクティビティや活動・成果指標の設定を検討すること。レビューシートの事業概要欄の記載は本事業の目的をすべてをカバーしたものとなるよう検討すること。
事業所管部局による点検・改善
入札に係る手続きの改善や検討すべき項目の選択等、水環境の保全の取組を効果的かつ効率的に進め、公共用水域(河川、湖沼、海域含めた水域全体)における水質環境基準の達成率は直近の結果で94.1%であった。しかしながら、目標値には未だ達していないため、必要な排水規制の見直し検討を含め、水環境の保全の推進に向けて引き続き対応が必要である。
改善の方向性
これまでの取組に加え、平成28年度に環境基準に位置付けた底層溶存酸素量の運用方法の検討、必要な排水規制の見直し等の検討を行う等、効果的かつ効率的に水環境の保全の取組推進、人の健康の保護や生活環境の保全に向けた事業を実施する。また、競争性の確保を目的とした、提案書の提出期限の延長や、仕様書における業務内容の記載の明確化など、新規参入の業者であっても業務内容を十分に理解し、入札に参加できる環境づくりに努める。
外部有識者による点検
三つある事業目的のうちの二つ(①と②)に関する事業概要と効果発現経路しか示されておらず、③の放射性物質の存在状況の把握については、何らの具体的なアクティビティや活動・成果指標も記載されていない。目的すべてをカバーした事業概要等の記述が求められる。
所見を踏まえた改善点・反映状況
③放射性物質の存在状況の把握について、活動・成果指標を設定した。また、事業概要、目的の追記も行った。
成果指標・目標値・実績値
本事業による調査・検討により得られた知見等に基づき行った水域類型の新規指定又は見直し
測定指標:水域類型の新規指定又は見直しを行った水域数[単位: 数]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 7.0 | 7.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
長期にわたり収集した知見に基づく、全国の水環境中の放射性物質による汚濁状況を把握すること
測定指標:長期にわたり収集した調査結果に基づき、当年度の全調査地点の結果に対して評価を行った割合[単位: %]
定量的な目標値・実績値は確認できません
排水基準の違反件数が0件であること。R6年度実績は集計中。
測定指標:本成果は毎年0件であることが望ましいため、目標年度の設定はない。[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 0.0 | 2.0 | - |
| 2022年度 | 0.0 | 1.0 | - |
| 2023年度 | 0.0 | 7.0 | - |
| 2024年度 | 0.0 | - | - |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
環境基本法の考え方に基づき、全国の公共用水域における環境基準(生活環境項目)の100%達成を目標とする。(令和6年度成果実績は集計中)
測定指標:全国の公共用水域における環境基準(生活環境項目:BOD,COD,全窒素,全燐,水生生物保全項目)の達成水域数/全国の公共用水域の類型指定水域数(%)なお、各水域の状況は様々であることから、目標最終年度の設定は困難である。[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 100.0 | 93.6 | 93.6 |
| 2022年度 | 100.0 | 93.5 | 93.5 |
| 2023年度 | 100.0 | 94.1 | 94.1 |
| 2024年度 | 100.0 | - | - |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
全国の公共用水域における健康項目(27項目)及び生活環境項目(うち「BOD又はCOD」、「全窒素」、「全燐」)の環境基準の100%達成。(R6年度実績は集計中。)
測定指標:全国の公共用水域における左記項目に係る環境基準の達成水域数又は地点数/全国の公共用水域の調査水域数及び地点数(%)なお、各水域の状況は様々であることから、目標最終年度の設定は困難である。[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 100.0 | 94.2 | 94.2 |
| 2022年度 | 100.0 | 94.1 | 94.1 |
| 2023年度 | 100.0 | 94.4 | 94.4 |
| 2024年度 | 100.0 | - | - |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
水質汚濁防止法に基づき、全国の水環境中の放射性物質による汚濁から、人の健康を保護し、かつ生活環境を保全すること
測定指標:全国の水環境中の放射性物質による汚濁が確認出来なくなること(0件になることが望ましいため、目標年度の設定はない。)[単位: 件]
定量的な目標値・実績値は確認できません
生活環境の維持のための情報収集・検討の実施
測定指標:基準値の見直し等及び水域類型あてはめを行うための情報収集・検討を行う水域数[単位: 数]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 11.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
全国の水環境中の放射性物質による汚濁の状況調査について、当初計画のとおり実施する。
測定指標:当初計画に基づく、全国の水環境中の放射性物質による汚濁状況の調査回数[単位: 回]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 168.0 | - | - |
本事業による調査・検討により得られた知見等に基づき行った排水基準の強化等の見直し検討
測定指標:本事業による調査・検討により得られた知見等に基づき行った排水基準の強化等の見直し項目数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 9.0 | 10.0 | 111.11111 |
| 2022年度 | 6.0 | 6.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 6.0 | 6.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 6.0 | 6.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 6.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社環境管理センター
令和6年度水環境における放射性物質のモニタリング及び評価検討業務
7,140万円8費目 ▾
株式会社環境管理センター
令和6年度水環境における放射性物質のモニタリング及び評価検討業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 2,440万円 |
| 人件費 | 2,010万円 |
| 分析費 | 1,720万円 |
| その他 | 650万円 |
| 消耗品費 | 250万円 |
| 雑役務費 | 40万円 |
| 諸謝金 | 20万円 |
| 印刷製本費 | 10万円 |
いであ株式会社
令和6年度生活環境項目環境基準及び水質総量削減に関する検討調査業務
6,110万円11費目 ▾
いであ株式会社
令和6年度生活環境項目環境基準及び水質総量削減に関する検討調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 3,720万円 |
| その他 | 1,750万円 |
| 外注費 | 330万円 |
| 旅費 | 90万円 |
| 諸謝金 | 60万円 |
| 会議費 | 60万円 |
| 借料及び損料 | 50万円 |
| 賃金 | 30万円 |
| 消耗品費 | 20万円 |
| 印刷製本費 | - |
| 通信運搬費 | - |
株式会社ピーシーサポートサービス
令和6年度水質汚濁物質排出量総合及び及び水質汚濁防止法等の施行状況調査業務
1,550万円8費目 ▾
株式会社ピーシーサポートサービス
令和6年度水質汚濁物質排出量総合及び及び水質汚濁防止法等の施行状況調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 450万円 |
| 発送費 | 420万円 |
| 印刷製本費 | 210万円 |
| 一般管理費 | 180万円 |
| 消費税 | 140万円 |
| 受取費用 | 80万円 |
| 通信費用 | 50万円 |
| 複合機・設備費用 | 20万円 |
株式会社日水コン
令和6年度暫定排水基準見直し等検討調査業務
1,440万円8費目 ▾
株式会社日水コン
令和6年度暫定排水基準見直し等検討調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 870万円 |
| 水質分析費 | 160万円 |
| 消費税相当額 | 130万円 |
| 一般管理費 | 130万円 |
| 旅費 | 90万円 |
| 手数料 | 50万円 |
| 雑費 | 10万円 |
| 印刷製本費 | - |
パシフィックコンサルタンツ
令和6年度陸域における水域類型指定等検討調査業務
990万円2費目 ▾
パシフィックコンサルタンツ
令和6年度陸域における水域類型指定等検討調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 業務費 | 900万円 |
| 消費税 | 90万円 |
株式会社オーエムシー
令和6年度水質データ解析業務
730万円4費目 ▾
株式会社オーエムシー
令和6年度水質データ解析業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 620万円 |
| 消費税 | 70万円 |
| 一般管理費 | 40万円 |
| 印刷製本費 | - |
リトルスタジオインク株式会社
生活環境項目環境基準及び水質総量削減に関するホームページ作成等業務
550万円1費目 ▾
リトルスタジオインク株式会社
生活環境項目環境基準及び水質総量削減に関するホームページ作成等業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 業務費 | 550万円 |
国立大学法人山梨大学
令和6年度生活環境項目環境基準の見直し等に係る調査検討業務再委託
310万円1費目 ▾
国立大学法人山梨大学
令和6年度生活環境項目環境基準の見直し等に係る調査検討業務再委託
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 業務費 | 310万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。