2025年度当初予算
3.2億円
2024年度執行: 3.1億円
事業の目的・概要
事業の目的
本事業は、2050年カーボンニュートラルの実現及び2030年度46%削減目標の達成に向け、二国間クレジット制度(JCM)の積極的な活用により、2030年度までの累積で1億t-CO2程度の国際的な排出削減・吸収量を目指すことを目的とする(地球温暖化対策計画(令和7年2月18日閣議決定)。/これに向け、国際機関への拠出を行い、各機関で実施している取組の情報収集や日本の技術や制度等のアピールを通じて、海外での温室効果ガス排出削減をもたらすJCMプロジェクトの形成を促進する。
現状・課題
①2020年12月に決定された「インフラシステム海外展開に関する新戦略2025」では、「カーボンニュートラル」、「SDGsの達成」が新戦略の柱として位置づけられている。/②コベネフット(共通便益)・アプローチ型のJCM事業の案件発掘にあたり、国際機関が持つ各国または広域の動向およびその他関連情報を定期、不定期に入手することや、各所のステークホルダーとのパイプラインへのアクセスが必要不可欠である。/③途上国において技術ニーズの水準を向上させ、日本の優れた低炭素技術の普及・市場の拡大に資する人材を育成せねばならないとの課題があり、特に省エネ・廃棄物等の我が国の有する優れた脱炭素技術の海外展開を促進するための環境整備(制度構築支援)を行いたいため、気候技術センター・ネットワーク(CTCN)に拠出し、その活動を通じて課題解消を図っているところ。/④気候変動対策と大気汚染防止のシナジーを実現して効率的にそれらの課題を解消するため、2012年4月に日本は短寿命気候汚染物質(SLCPs)削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)に参加を表明、CCACに資金拠出を行うことで、そのSLCPs削減活動を通じたシナジー効果の実現を図っているところ。
事業の概要
本事業は、国際機関へ拠出を行うものである。/拠出先は、1.国際再生可能エネルギー機関(IRENA)、2.国連環境計画(UNEP)、3.クリーン・エア・アジア(Clean Air Asia, CAA)、4.CTCN、5.CCACの6つである。1.については、IRENAに拠出すること国連環境計画により、国内外における再生可能エネルギーの普及促進に繋げる。2.3.4.5.については、各機関に拠出を通じて、技術支援とともにJCMプロジェクトの形成を促進する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 3.2億円 | - |
| 2024年度 | 3.1億円 | 3.1億円 |
| 2023年度 | 4.2億円 | 4.1億円 |
| 2022年度 | 3,900万円 | 2,870万円 |
| 2021年度 | 3,900万円 | 3,100万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 3.2億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック ESLCPs削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)
1.7億円
CCACへの拠出を通じて、途上国におけるSLCPs削減計画策定を支援するほか、普及啓発事業等を通じて、CO2削減につながる高効率ノンフロン機器等の海外展開を行い、併せてJCM案件創出・クレジット獲得を目指す。
SLCPs削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)
直接ブロック D気候技術センター・ネットワーク(CTCN)
5,080万円
CTCNの活動を通じて、途上国における技術ニーズ水準を向上させ、日本の優れた低炭素技術の普及・市場拡大に資する人材を育成する。 途上国からのリクエストに基づき、各国ニーズに沿った支援として、省エネ・廃棄物等の日本の有する優れた脱炭素技術の海外展開を促進するための環境整備(制度構築支援)を行い、併せてJCM案件創出等を目指す。
気候技術センター・ネットワーク(CTCN)
直接ブロック A国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
3,750万円
再生可能エネルギー普及・拡大を目指した、再エネに関する統計情報収集、ポテンシャル調査、政策評価・助言、人材開発等の実施
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
直接ブロック Cクリーン・エア・アジア(CAA)
3,020万円
CAAを通じたアジアの大気汚染課題への対処するための活動を促進する。
クリーン・エア・アジア(CAA)
直接ブロック B国連環境計画(UNEP)APCAP
2,150万円
UNEPを通じた大気質課題への活動を促進する。
国連環境計画(UNEP) アジア太平洋事務所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
外部有識者の所見を踏まえ、成果指標については、より効果が見えやすい指標を検討すること。
事業所管部局による点検・改善
途上国における低炭素化の推進や温室効果ガスの排出削減への日本の貢献をアピールするとともに、日本が世界に誇る脱・低炭素技術の海外展開を促進している。
改善の方向性
一層JCMの実施を加速化するため、各種政府支援事業を継続的に実施することに加え、民間JCMの推進も含めて各種施策を実施する。
外部有識者による点検
・ 海外での温室効果ガス排出削減をもたらすJCMプロジェクトの形成を促進するため、国際機関へ拠出を行う本事業の必要性は十分理解できる。・ 長期アウトカムの成果目標は「JCMを通じた2030年までの累積の国際的な排出削減・吸収量」となっている。排出削減・吸収量を目標とすることは理解できるが、それとは別に5つの国際機関に拠出した拠出金がどのように使用され、それによりJCM 事業がどの程度実施されたかについても明らかにすべきである。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き、本事業の効果検証や拠出金の活用状況について把握し、効率的な事業実施に努めるとともに、成果指標について検討を行う。
成果指標・目標値・実績値
IRENAの活動に係るレポート、各種統計報告書等出版を通し、同機関による再生可能エネルギー促進政策に関する知見を集積し、国内外の脱炭素社会に向けた、再生可能エネルギー促進を図る。
測定指標:IRENAに拠出した分担金のうち、エネルギー安全保障の強化及び低炭素社会の実現のための、IRENAの活動(再生可能エネルギー利用の分析・検証・体系化、政策上の助言の提供、途上国の能力強化支援等)にかかる出版物(レポート、各種統計報告書等)数。(単年度)[単位: 出版物数/年]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 40.0 | 45.0 | 112.5 |
| 2022年度 | 40.0 | 52.0 | 130.0 |
| 2023年度 | 40.0 | 48.0 | 120.0 |
| 2024年度 | 40.0 | 46.0 | 115.0 |
| 2025年度 | 40.0 | - | - |
二国間クレジット制度(JCM) :官民連携で2030年度までの累積で、1億t-CO2程度の国際的な排出削減・吸収量の確保を目標とする。
測定指標:JCMを通じた2030年までの累積の国際的な排出削減・吸収量(全体の削減量。実績は案件採択時の数値(見込み)に基づく。)[単位: 万t-CO2]
年度別データを表示(2021〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 1855.0 | - |
| 2022年度 | - | 2091.0 | - |
| 2023年度 | - | 2765.0 | - |
| 2030年度 | 10000.0 | - | - |
アジア地域各国と日本環境省とのコベネフィットに関する協議の実施
測定指標:日本環境省とコベネフィットに関する協議が行われた国数(単年度)[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 10.0 | 12.0 | 120.0 |
| 2025年度 | 10.0 | - | - |
アジア地域の都市と日本環境省とのコベネフィットに関する協議の実施
測定指標:日本環境省とコベネフィットに関する協議が行われた国数(単年度)[単位: 回]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 10.0 | 8.0 | 80.0 |
| 2025年度 | 10.0 | - | - |
途上国からの支援要請に応じた気候変動対策のための技術支援プロジェクトの実施
測定指標:CTCNの支援(TA)実施件数(平成26年度からの累積件数)[単位: TA実施件数]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 358.0 | 358.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 402.0 | 402.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 407.0 | 407.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 402.0 | - | - |
| 2026年度 | 402.0 | - | - |
※ 2013〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
CCACへのパートナー数の増加
測定指標:CCACパートナー数(単年)[単位: パートナー数]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 192.0 | 192.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 177.0 | 177.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 195.0 | 195.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 195.0 | - | - |
| 2026年度 | 195.0 | - | - |
※ 2020〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
国内外の脱炭素社会に向けた、再生可能エネルギー促進を図る。
測定指標:加盟国全体の分担金額における日本の分担金額の割合(単年度ベース)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 11.0 | 8.3 | 75.45455 |
| 2024年度 | 11.0 | 8.3 | 75.45455 |
| 2025年度 | 11.0 | - | - |
UNEPへの拠出を通してコベネフィット推進を図る。
測定指標:2014年より実施しているUNEPへの拠出金の継続(2014年度からの累積)[単位: 回]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
CAAを通じたアジアの大気汚染課題へ対処するための活動を促進する
測定指標:2014年から実施しているCAAへの任意拠出金の継続(2014年度からの累積)[単位: 回]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
CTCNでのTA案件(技術支援案件)形成の支援
測定指標:CTCNへの拠出金額(単年度)[単位: 千円]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 50073.0 | 50073.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 50073.0 | 50073.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 50804.0 | - | - |
| 2025年度 | 50804.0 | - | - |
CCAC への拠出を通じた途上国におけるSLCPs削減計画策定の支援、及び、普及啓発事業等を通じた高効率ノンフロン機器等の海外展開
測定指標:CCACの支援実施件数 (countries supported by funding)※ただし年区切りの指標しかないため、年度ではなく年区切りの実績[単位: 実施件数(単年)]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 9.0 | 9.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 54.0 | 54.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 46.0 | 46.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 46.0 | 65.0 | 141.30435 |
| 2025年度 | 65.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)5件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
SLCPs削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)
SLCPs削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)拠出金
1.7億円1費目 ▾
SLCPs削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)
SLCPs削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)拠出金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 拠出金 | 1.7億円 |
気候技術センター・ネットワーク(CTCN)
気候技術センター・ネットワーク(CTCN)拠出金
5,080万円1費目 ▾
気候技術センター・ネットワーク(CTCN)
気候技術センター・ネットワーク(CTCN)拠出金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 拠出金 | 5,080万円 |
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
国際再生可能エネルギー機関分担金
3,750万円1費目 ▾
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
国際再生可能エネルギー機関分担金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 分担金 | 3,750万円 |
クリーン・エア・アジア(CAA)
クリーン・エア・アジア(CAA)への拠出金
3,020万円1費目 ▾
クリーン・エア・アジア(CAA)
クリーン・エア・アジア(CAA)への拠出金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 拠出金 | 3,020万円 |
国連環境計画(UNEP) アジア太平洋事務所
アジア太平洋クリーン・エア・パートナーシップ(APCAP)への拠出金
2,150万円1費目 ▾
国連環境計画(UNEP) アジア太平洋事務所
アジア太平洋クリーン・エア・パートナーシップ(APCAP)への拠出金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 拠出金 | 2,150万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。