2025年度当初予算
1035.2億円
2024年度執行: 1414.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
土石流災害や土砂流出による被害は梅雨時期や台風時期に多発しており、また、地震によっても発生する。これらは能登半島地震(令和6年)九州全域(令和2年)、東日本全域(令和元年)、西日本全域(平成30年)、九州北部(平成29年)、熊本県熊本市(平成28年)、広島県広島市(平成26年)等で発生した土砂災害に代表されるように、一旦発生すると地域の資産や人命に壊滅的な被害をもたらす。このため、砂防事業は、荒廃地域、火山地域、土石流等のおそれのある箇所・発生した箇所を調査し、対策を実施することで、土砂流出等による被害を防止・軽減することを目的とする。
現状・課題
土砂災害は気候変動の影響により激甚化・頻発化しており、直近10カ年平均が1,524件/年でそれ以前の平均が1,049件/年と頻度が約1.45倍に増加している。砂防事業は、土砂災害のおそれのある箇所・発生した箇所を調査し、対策工法の検討を行ったあと、対策工事を実施しているが、砂防事業の主な課題として以下の点が挙げられる。砂防工事は特性として、山間へき地での施工が多く、地質構造が複雑である等の特性上、調査設計の段階から時間を要し事業期間が長期にわたるものがあり早期に事業効果が発現する必要があること。及び技術者の担い手不足等による継続的な施設整備や維持管理が困難となるおそれがあること。
事業の概要
砂防事業は、土砂流出の著しい荒廃地域や火山地域、または土石流の発生のおそれのある箇所や発生した箇所において、現地調査・地質調査等を実施し、その結果を基に対策工事の計画を立案して、砂防堰堤や床固工群等の砂防設備を整備する。これにより、土石流や火山泥流等により引き起こされる土砂流出や下流河川の河床上昇等を防ぎ、国土及び人家、公共施設等を保全する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1035.2億円 | - |
| 2024年度 | 1034.6億円 | 1414.2億円 |
| 2023年度 | 1040.9億円 | 1476.4億円 |
| 2022年度 | 1047.9億円 | 1530.1億円 |
| 2021年度 | 968.7億円 | 1604.1億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A地方整備局(北陸地方整備局ほか)
956.4億円
工事の実施及び工事に係る調査・設計・用地取得 等
北陸地方整備局
中部地方整備局
近畿地方整備局
関東地方整備局
東北地方整備局
九州地方整備局
中国地方整備局
四国地方整備局
配分先ブロック B民間企業等((株)建設技術研究所 北陸支社ほか)
947.6億円
調査・測量・設計業務、工事
(株)建設技術研究所 北陸支社
(株)相模組
五洋建設(株)北陸支店
(株)森下組
山和建設(株)
(株)種村建設
竹腰永井建設(株)
(株)傅刀組
日本工営(株)新潟支店
アジア航測(株)新潟営業所
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)897.5億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック F個人(個人Aほか)
6.6億円
用地・移転補償 等
個人A
個人B
個人C
個人D
個人E
個人F
個人G
個人H
個人I
個人J
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)6.4億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック E地方公共団体(富山県ほか)
1.2億円
協定、用地・移転補償 等
富山県
新発田市
松本市
小国町
高山市
糸魚川市
湯沢町
大野川区
立山市
白山市
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)5,920万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック C公益法人(国立大学法人信州大学ほか)
9,840万円
埋蔵文化財調査、調査・検討 等
国立大学法人信州大学分任契約担当役理事
(公社)岐阜県公共嘱託登記土地家屋調査士協会
公益財団法人やまがた森林と緑の推進機構
公益財団法人奥山保全トラスト
(公社)長野県浄化槽協会
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)9,530万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック D独立行政法人
770万円
通信設備賃借 等
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)770万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック I地方公共団体等【補助】(長野県ほか)
332.5億円
工事の実施及び工事にかかる調査・設計・用地取得
長野県
愛媛県
熊本県
福岡県
富山県
新潟県
鳥取県
岩手県
宮崎県
愛知県
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)173.6億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック G本省等(国土技術政策総合研究所ほか)
4.3億円
砂防事業に係る検討・研究 等
国土技術政策総合研究所
国土交通省
国土地理院
配分先ブロック H民間企業等(大日本ダイヤコンサルタント(株)ほか)
4.3億円
調査検討、システム関連業務 等
大日本ダイヤコンサルタント(株)
一般財団法人 日本気象協会
(株)建設技術研究所
(株)エイト日本技術開発
日本工営(株)
八千代エンジニアリング(株)
パシフィックコンサルタンツ(株)
(株)パスコ
中電技術コンサルタント(株)
(株)オリエンタルコンサルタンツ
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)1.6億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
短期・長期アウトカム指標の進捗が芳しくない原因分析を丁寧に行いDX活用をはじめ効果的な改善策を着実に各都道府県に広げていくことが必要。また能登半島地震後の豪雨災害時の教訓を踏まえた事業内容としていくべき。
事業所管部局による点検・改善
・直轄事業については、予算の執行状況等について、各地方整備局等を通じて確認し、事業の効果的・効率的な実施に努めている。また、資金の流れの検証ができるよう、全ての工事・業務等について契約額・支出先及び契約方式等を把握している。・補助事業については、完了実績報告書等を提出してもらうほか、地方整備局等の職員による完了検査を現地で実施し、把握に努めている。・短期及び長期アウトカム指標については進捗が芳しくない。・中期アウトカム指標のDX導入率については順調に推移している。
改善の方向性
・短期及び長期アウトカム指標については、目標年度に向け引き続き取り組み、事業内容や経費の審査を確実に実施して、効率的な予算執行・管理、そしてDX等の新技術を最大限活用し、着実な進捗を図る。・中期アウトカム指標について、着実に進捗しており、これらの成果をとりまとめることで砂防事業の効果発現を加速化し、着実な事業進捗を図る。
所見を踏まえた改善点・反映状況
現状においても、DX活用収集・好事例集の作成等を進めているところである。能登半島地震や奥能登豪雨時に復旧・復興の大きな支障となった交通インフラや上下水道施設等の被災について、まちづくり・道路・上下水道部局等と連携し、これら機能が失われると広範囲かつ長期的に影響が及ぶ施設等の保全も合わせた土砂災害対策事業を推進する。
成果指標・目標値・実績値
砂防事業におけるDXの好事例集の作成と、それを活用した講習会を実施する。(令和7年度までに100%)
測定指標:DX好事例集を活用した講習会を受講した都道府県数[単位: 都道府県]
年度別データを表示(2023〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 47.0 | 0.0 | - |
| 2024年度 | 47.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 47.0 | - | - |
砂防事業を実施している都道府県におけるDX(3次元モデル)の導入率を令和9年度までに100%に引き上げる
測定指標:砂防事業を継続的に実施中・完了の都道府県のうち、DXを調査から工事施工・管理の過程で導入した都道府県数[単位: 都道府県]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 47.0 | 35.0 | 74.46809 |
| 2024年度 | 47.0 | 44.0 | 93.61702 |
| 2025年度 | 47.0 | - | - |
| 2026年度 | 47.0 | - | - |
| 2027年度 | 47.0 | - | - |
地域のくらしに不可欠なインフラ施設等が保全対象に含まれている要対策箇所における対策実施率を令和30年度までに50%まで引き上げる
測定指標:重要なライフライン施設、重要交通網、市町村役場等が保全対象に含まれている要対策箇所における対策実施率[単位: %]
年度別データを表示(2044〜2048年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2044年度 | 50.0 | - | - |
| 2045年度 | 50.0 | - | - |
| 2046年度 | 50.0 | - | - |
| 2047年度 | 50.0 | - | - |
| 2048年度 | 50.0 | - | - |
※ 2023〜2048年度のデータあり(直近5年度を表示)
人家、公共建物、河川、道路等の公共施設その他の施設に対する土石流等による被害を除去し、又は軽減し、国土の保全と民生の安定を図る。
測定指標:直轄・補助事業実施箇所[単位: 箇所]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 874.0 | 874.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 776.0 | 776.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 693.0 | 693.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 683.0 | 683.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 704.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
北陸地方整備局
工事の実施及び工事にかかる調査・設計用地取得等
210.7億円1費目 ▾
北陸地方整備局
工事の実施及び工事にかかる調査・設計用地取得等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 210.7億円 |
長野県
工事の実施及び工事にかかる調査・設計・用地取得
29.3億円1費目 ▾
長野県
工事の実施及び工事にかかる調査・設計・用地取得
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 工事費 | 29.3億円 |
(株)建設技術研究所 北陸支社
推理模型実験等
6.4億円1費目 ▾
(株)建設技術研究所 北陸支社
推理模型実験等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 測量設計費 | 6.4億円 |
国土技術政策総合研究所
砂防に関する検討・研究等
2.9億円1費目 ▾
国土技術政策総合研究所
砂防に関する検討・研究等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 測量設計費 | 2.9億円 |
大日本ダイヤコンサルタント(株)
深層崩壊斜面における空中電磁探査解析業務
5,800万円1費目 ▾
大日本ダイヤコンサルタント(株)
深層崩壊斜面における空中電磁探査解析業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 測量設計費 | 5,800万円 |
富山県
林道の維持管理事業負担等
5,020万円1費目 ▾
富山県
林道の維持管理事業負担等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 工事費 | 5,020万円 |
その他
調査・検討業務等
770万円1費目 ▾
その他
調査・検討業務等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 測量設計費 | 770万円 |
国立大学法人信州大学分任契約担当役理事
研究開発公募
250万円1費目 ▾
国立大学法人信州大学分任契約担当役理事
研究開発公募
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 測量設計費 | 250万円 |
個人A
土地代金及立竹木補償金
230万円1費目 ▾
個人A
土地代金及立竹木補償金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 用地費及補償費 | 230万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。