2025年度当初予算
1.2億円
2024年度執行: 1.7億円
事業の目的・概要
事業の目的
本事業は、都市における重要な歩行者ネットワークを形成している地下街において、大規模地震発生時や浸水時における安心な避難空間の確保等を図るため、地下街管理会社等を対象に国が必要な助成を行うことにより、地下街の防災対策の推進を図ることで災害に強い都市の形成を図り、もって公共の福祉に寄与することを目的とする。
現状・課題
全国の地下街のうち、1981年の新耐震基準施行以前に開業した地下街が全体の8割弱を占めている。/ 地下街管理会社に防災対策上の課題等をヒアリングした結果によると、自治体のハザードマップ等で約8割の地下街が震度6強以上の地震発生エリア及び洪水浸水想定区域内に位置する一方で、地下街等防災推進計画の作成は全体の約4割に留まっている。/ また、ハード対策である通路の耐震補強工事や天井材等の落下防止対策に未着手の地下街は全体の約2割、ソフト対策である避難啓発活動についても約2割の地下街が実施予定なしと回答している。/ そのため、地下街防災推進事業の活用により、地下街におけるハード・ソフト一体の防災対策を推進していく必要がある。
事業の概要
地下街は全国の拠点駅等に存在し利用者も多数に上っており、大規模災害の際には、利用者等が混乱状態となることが懸念される。また、天井等の老朽化が進んでいるほか、駅等からの避難者の流入も想定されることから、ハード・ソフトからなる利用者等の避難のため民間投資を通じた地下街の安心避難対策を行うことが必要である。/ 本事業は、「地下街の安心避難対策ガイドライン」を基に、地下街管理会社等に対して、天井板等設備の安全点検や、周辺の鉄道駅等との連携のもと、地下街の安全対策のための計画の策定を支援するとともに、計画に基づく避難通路や地下街設備の改修等を支援することで、民間投資を通じた地下街の安心避難対策の充実を図るものである。/ 令和5年度からは、補助対象区域を「地下街」から「地下街と一体となった地下空間」に拡充するとともに、これまでは地下街が連坦している地域において複数の地下街管理会社等により設置が可能であった「協議会」を、単独の地下街でも設置できるように、要件を緩和した。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1.2億円 | - |
| 2024年度 | 9,300万円 | 1.7億円 |
| 2023年度 | 5,100万円 | 3.1億円 |
| 2022年度 | 2.7億円 | 2.3億円 |
| 2021年度 | 3.5億円 | 4.2億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック Aサカエチカマチ株式会社ほか
1.7億円
地下街等防災推進計画の策定、計画に基づく避難通路や地下街設備の改修等
サカエチカマチ株式会社
株式会社博多ステーシヨンビル
福岡地下街開発株式会社
新宿サブナード株式会社
札幌駅総合開発株式会社
神戸市地下街防災推進協議会
東京地下鉄株式会社
山陽SC開発株式会社
愛知県
岡山県
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
引き続き、老朽化が進んでいる地下街など優先度や緊急性の高い地下街に対して重点的に事業を遂行するとともに、民間投資がより促進されるよう対応方策の検討に努めるべき。
事業所管部局による点検・改善
・令和6年度に行政事業レビュー推進チームから、「引き続き、会議等を通じて制度の解説や取組事例等の周知の一層の働きかけを行いつつ、防災・安全対策の取組を実施する地下街に優先順位を設定し、優先度や緊急性の高い地下街への予算配分の重点化を行う。」との所見が示されたことを踏まえ、全国会議等を通じて制度の解説や取組事例等の周知の一層の働きかけを行い、老朽化が進んでいる地下街における防災対策を推進した。・成果実績は成果目標に見合った実績となっており、このペースで推移していけば、目標を達成できる見通しである。
改善の方向性
引き続き、全国会議等を通じて制度の解説や取組事例等の周知の一層の働きかけを行いつつ、防災・安全対策の取組を実施する地下街に優先順位を設定し、優先度や緊急性の高い地下街への予算配分の重点化を行う。また、重点化に加えて、より柔軟な運用ができるように、民間活力の活用の推進等についても検討する。
外部有識者による点検
耐震化率を目標まで、あと3%上げるのにどの程度の予算が必要か試算し、公表されたい。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き、会議等を通じて制度の解説や取組事例等の周知の一層の働きかけを行いつつ、防災・安全対策の取組を実施する地下街に優先順位を設定し、優先度や緊急性の高い地下街への予算配分の重点化を行う。【参考】成果目標達成までに必要な予算額の試算(2023年度実績:77%から2025年度目標値:80%に達するための必要額)・約490百万円(耐震対策完了予定施設の事業計画に記載された概算事業費(着工初年度からの累計)より算出)
成果指標・目標値・実績値
地下街の耐震化率の向上
測定指標:地下街の耐震化率[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 80.0 | 72.0 | 90.0 |
| 2022年度 | 80.0 | 76.0 | 95.0 |
| 2023年度 | 80.0 | 77.0 | 96.25 |
| 2024年度 | 80.0 | 77.0 | 96.25 |
| 2025年度 | 80.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
地下街防災推進事業の実施
測定指標:地下街防災推進事業の実施件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 7.0 | 6.0 | 85.71429 |
| 2022年度 | 3.0 | 6.0 | 200.0 |
| 2023年度 | 5.0 | 7.0 | 140.0 |
| 2024年度 | 9.0 | 9.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 9.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
サカエチカマチ株式会社
地下街防災推進事業(工事の実施等)
9,660万円1費目 ▾
サカエチカマチ株式会社
地下街防災推進事業(工事の実施等)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 地下街防災推進事業費補助 | 9,660万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。