2025年度当初予算
2.3億円
2024年度執行: 4.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
本事業では国土地理院が災害対策基本法に基づく政府の指定行政機関として、地震や火山噴火から国民の生命・財産を守り、安全・安心に生活できるという国の基本的な責務を果たすため、地震や火山活動の評価及び研究等に必要な基礎資料を提供し、我が国の防災や減災対策に貢献することを目的とする。
現状・課題
我が国は、世界有数の地震多発国であり、また、多数の活火山を有する国である。近年でも2024年1月の令和6年能登半島地震が発生しており、甚大な被害が発生している。また桜島においては令和7年5月現在、噴火警戒レベル3が発令されており、火山活動が活発であることが報告されている。こうした地震や火山噴火による災害の被害を軽減するためには、地震や火山活動の評価及び研究等が重要となり、その基礎資料として地震や火山活動に伴う地殻変動を高精度・高頻度で監視し、迅速かつ確実に政府の委員会等に情報提供する必要がある。
事業の概要
「大規模地震対策特別措置法」、「南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法」、「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法」等の法律で観測の強化を指定している地域等において、地殻変動を把握するため水準測量を実施する。また、先進レーダ衛星等に対応するためのシステム整備を行いつつ、地殻変動の活発な地域等における人工衛星の観測データを利用したSAR干渉解析や機動観測を実施する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 2.3億円 | - |
| 2024年度 | 2.3億円 | 4.2億円 |
| 2023年度 | 2.3億円 | 2.3億円 |
| 2022年度 | 2.4億円 | 2.4億円 |
| 2021年度 | 2.4億円 | 2.4億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A株式会社フィールドテックほか
3.8億円
火山監視機能の強化/干渉SAR解析環境整備等の実施
株式会社フィールドテック
プラナスソリューションズ株式会社
株式会社新日
株式会社八州
日豊・アースプランニング共同企業体
三菱電機ソフトウエア株式会社
株式会社淀川アクテス
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
株式会社エイ・イー・エス
カストマシステム株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)990万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック C国土地理院四国地方測量部ほか
4,370万円
地殻変動等調査に係る事業の実施
国土地理院四国地方測量部
国土地理院九州地方測量部
国土地理院中部地方測量部
国土地理院関東地方測量部
配分先ブロック D株式会社松本コンサルタントほか
4,370万円
防災対策地域水準測量等の実施/東海機動観測基地の施設維持管理等
株式会社松本コンサルタント
大成ジオテック株式会社
株式会社八州
株式会社あいだ測量設計
マツイ産業株式会社
有限会社エイト・エス・イー・エム
九州航空株式会社
中部電力ミライズ株式会社
直接ブロック B掛川市
30万円
土地借料
掛川市
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
アウトプット及び短期アウトカムに関する指標について、2023年度・2024年度と2年連続で目標未達成であるので、原因を分析し、改善を図られたい。
事業所管部局による点検・改善
・効果発現経路について見直しを行い、短期アウトカム301を新規に設定した。また、アクティビティ102については、指標としている政府の委員会の会議数は、災害発生の有無に左右されるが、本事業においては、災害が発生しない場合においても確実な実施が必要であることから、事業の指標として適切ではないと考えられる。・アクティビティ101のアウトプット201については、解析方法の見直しにより、解析データ数は増加しており、当初の見込みどおりの推移となっている。・短期アウトカム301については、活動実績は見込み値を下回ったものの、90%以上の達成率となっている。今後使用するデータに、海外で運用される衛星のデータを追加することで、地殻・地盤変動情報の提供体制の強化を図る。・契約方式についてー者応札または一者応募となった契約があるが、理由を検証し、参加者の有無を確認する公募手続に係る参加意思確認書の提出を求める公示を取り入れるなど、発注における透明性・公平性・競争性の確保に努めている。また、競争性のない随意契約となっているのは土地借料のみが該当している。
改善の方向性
・アウトプット201については、2024年度に打上げられた先進レーダ衛星の定常解析を、今後着実に実施することで、解析データ数を向上させる。・総合評価落札方式など透明性・公平性・競争性の高い発注に引き続き努めるとともに、一者応札又は一者応募の減少に向け参加者の有無を確認する公募手続に係る参加意思確認書の提出を求める公示を取り入れた発注など、透明性・公平性・競争性の確保に引き続き努める。
所見を踏まえた改善点・反映状況
アウトプットについては、先進レーダ衛星の打上げの遅れにより、観測データ数が見込みより少なかったため、解析データ数の活動実績は目標値を下回った。先進レーダ衛星の観測データ数は、今後増加が見込まれており、その観測データの解析を確実に実施することで、目標値の達成を目指す。短期アウトカムについては、先進レーダ衛星の観測が衛星の飛来タイミングに依存し、迅速に地殻・地盤変動情報を提供できない場合があるため、目標値を下回ったと考えられる。今後、令和9年度までに、海外で運用されている衛星のデータを解析する環境を構築することで、衛星の飛来タイミングによる制約を緩和し、地殻・地盤変動情報の提供体制の迅速性を強化し、目標値の達成を目指す。
成果指標・目標値・実績値
先進レーダ衛星等の解析データによる地殻・地盤変動情報を、政府の委員会等に迅速に提供した割合について、75%以上を目指す。
測定指標:提供率(%)=(地殻・地盤変動情報を提供した政府の委員会等の会議数)/(対象となる政府の委員会等の会議数)※対象:地震調査委員会・火山調査委員会・地震予知連絡会・火山噴火予知連絡会(地震・火山噴火の発生により臨時会を追加開催)[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 75.0 | 69.0 | 92.0 |
| 2024年度 | 75.0 | 70.0 | 93.33333 |
| 2025年度 | 75.0 | - | - |
| 2026年度 | 75.0 | - | - |
| 2027年度 | 75.0 | - | - |
地殻・地盤変動情報を提供した政府の委員会等の会議のうち、地震や火山活動等の評価文及び防災対策資料等の根拠資料に用いられた割合について、継続的に75%以上を維持する。
測定指標:採用率(%)=(根拠資料に用いられた会議数)/(地殻・地盤変動情報を提供した政府の委員会等の会議数)※対象:地震調査委員会・火山調査委員会・地震予知連絡会・火山噴火予知連絡会(地震・火山噴火の発生により臨時会を追加開催)[単位: %]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 75.0 | - | - |
| 2027年度 | 75.0 | - | - |
| 2028年度 | 75.0 | - | - |
| 2029年度 | 75.0 | - | - |
| 2030年度 | 75.0 | - | - |
※ 2020〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
先進レーダ衛星等の解析データ数を、令和7年度までに年間8300回に引上げる。
測定指標:先進レーダ衛星等の解析データ数[単位: 回]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1650.0 | 1818.0 | 110.18182 |
| 2022年度 | 1650.0 | 1829.0 | 110.84848 |
| 2023年度 | 1650.0 | 1563.0 | 94.72727 |
| 2024年度 | 3400.0 | 3155.0 | 92.79412 |
| 2025年度 | 8300.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
先進レーダ衛星等で観測したデータを解析した地殻・地盤変動情報を政府の委員会等に迅速かつ確実に提供する。
測定指標:地殻・地盤変動情報を提出した政府の委員会等の会議数※対象:地震調査委員会・火山調査委員会・地震予知連絡会・火山噴火予知連絡会(地震・火山噴火の発生により臨時会を追加開催)※提出率を指標とする考え方もあるが、長期アウトカムの分母として使用する提出数の方が客観的にわかりやすいと考えられる。[単位: 回数]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 4.0 | 4.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 4.0 | 3.0 | 75.0 |
| 2023年度 | 4.0 | 11.0 | 275.0 |
| 2024年度 | 4.0 | 6.0 | 150.0 |
| 2025年度 | 4.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社フィールドテック
火山監視機能強化(可搬型GNSS連続観測装置の製作)
5,610万円1費目 ▾
株式会社フィールドテック
火山監視機能強化(可搬型GNSS連続観測装置の製作)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 5,610万円 |
国土地理院四国地方測量部
地殻変動等調査に係る事業の実施
2,850万円1費目 ▾
国土地理院四国地方測量部
地殻変動等調査に係る事業の実施
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 2,850万円 |
株式会社松本コンサルタント
防災対策地域水準測量(足摺地区)
2,850万円1費目 ▾
株式会社松本コンサルタント
防災対策地域水準測量(足摺地区)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 雑役務費 | 2,850万円 |
掛川市
令和6年度土地使用料(東海機動観測基地)
30万円1費目 ▾
掛川市
令和6年度土地使用料(東海機動観測基地)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 土地使用料 | 30万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。