2025年度当初予算
1.4億円
2024年度執行: 1.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
我が国のGX実現において必要とされている150兆円超の官民投資を実現するためには、グリーン・ファイナンスの拡大に加え、多排出産業によるトランジションの取り組みに対する投資家・金融機関の理解を醸成し、トランジションの取り組みについても資金供給を拡大させ様々な形で資金を総動員させていくことが必要不可欠。こうした中、本事業ではトランジション・ファイナンスの推進に向けた市場環境の整備を目的とする。/【EBPMアクションプランの政策目標】○2050年カーボンニュートラルに向けたGXへの投資(GX実現に向けた基本方針、GX推進戦略):2030年度の温室効果ガス46%削減及び2050年カーボンニュートラルの国際公約の達成我が国のエネルギー需給構造の転換、さらには産業構造・社会構造の変革を通じ、日本経済の産業競争力強化・経済成長につなげていく。
現状・課題
脱炭素の実現には、極めて巨額の資金が必要となり、資本市場が果たす役割は非常に大きく、とりわけ脱炭素化に向けて技術的・経済的に代替手段が限られる排出削減困難(hard-to-abate)セクターによる移行の取組に対して、官民連携による資金供給の拡大を行うことが不可欠である。こうした中、2025年2月に閣議決定されたGX2040ビジョンにおいて、トランジション・ファイナンスに関する基本指針や、その対象となり得る8分野の技術ロードマップの策定、ファイナンスド・エミッションの考え方の整理等により、市場環境整備を進める必要性が示され、トランジション・ファイナンスの累計国内調達額は、令和6年末で約2.4兆円規模(CT債除く)に成長している。/一方、これまでの各種施策の推進により国内でのトランジション・ファイナンスによる資金調達事例は積みあがってきているものの、国際的にはトランジションに対する座礁資産化の懸念は残っており、トランジション・ファイナンスのモデル事例を国が創出・発信していくことで、市場全体の信頼性を高めていく必要がある。また、気候変動に関する国際的な議論は進展が早いことから、引き続き国際動向を踏まえた各種施策のアップデート等、適宜適切な対応を行うことが必要である。/また、今後高い経済成長とエネルギー需要の増加が見込まれるアジアにおいては、エネルギー需給・産業構造の観点から日本の経験や技術が貢献できる可能性が高く、アジアの脱炭素化×成長につながり得るGX政策のアジア展開の機運が高まっている。アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)の枠組みを活用した取組が加速するもファイナンス面の土壌整備は発展途上である地域において、アジアの脱炭素化への貢献とトランジション・ファイナンスの国際的な信頼性向上を目指す。既存のG to Gでの機運醸成の取組に加え、アジアにおけるトランジション・ファイナンス拡大に向けた市場調査・実案件の組成支援等を通じてアジア諸国のGX実現に貢献するとともに、脱炭素技術やサービスが評価される市場の構築に向け、ルール形成を通じた国内外のトランジション・ファイナンス市場の拡大に取り組む。
事業の概要
・トランジション段階のGHG排出削減に資する企業活動に対してトランジション・ボンド等による資金調達を促進するため、トランジション・ファイナンスによる資金調達に際し要する事業会社へのヒアリング・助言・評価等のコスト負担の補助を行う。(補助率3/10、中堅・中小企業、海外でのプロジェクト関する資金調達等海外案件に関する事業、その他新規性が認められ、かつトランジション・ファイナンスの市場拡大に資する案件に対しては補助率6/10)/・トランジション・ファイナンスの更なる推進に向け、既存ツール(基本指針、分野別技術ロードマップ等)の改定を通じた環境整備や、国際的な移行計画を含む開示の動向調査、アジアをはじめとした国内外でのトランジションを推進するためのファイナンス支援の在り方の検討を通じた市場形成を行う。/【EBPMアクションプラン関連事業】:2050年カーボンニュートラルに向けたGXへの投資(GX実現に向けた基本方針、GXへの投資(GX実現に向けた基本方針、GX推進戦略)
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1.4億円 | - |
| 2024年度 | 1.5億円 | 1.2億円 |
| 2023年度 | 2.6億円 | 1.7億円 |
| 2022年度 | 3.0億円 | 1.4億円 |
| 2021年度 | 3.0億円 | 2.8億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 1.4億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック C株式会社野村総合研究所
6,580万円
トランジション・ファイナンスに関する既存ツール(基本指針、分野別技術ロードマップ等)の改定等のトランジション・ファイナンスの更なる拡張を狙いとする環境整備や調査を行う。
株式会社野村総合研究所
配分先ブロック F株式会社アズワン
60万円
トランジション・ファイナンス基本指針策定に係るデザイン作成等
株式会社アズワン
直接ブロック B株式会社三菱総合研究所
3,840万円
産業界と金融界の対話の場として設立されたTCFDコンソーシアムの運営を行うとともに、気候変動をめぐる投資・金融に関する国内外の最新動向や情報開示の実態を踏まえながら、企業の具体的な情報開示について検討等を実施する。
株式会社三菱総合研究所
配分先ブロック E株式会社フラグメント ほか
750万円
ウェブサイトの構築・会議準備に係る事務等
株式会社フラグメント
三菱総研DCS株式会社
エム・アール・アイビジネス株式会社
直接ブロック A一般社団法人低炭素投資促進機構
1,620万円
トランジション段階のGHG排出削減に資する企業活動に対してトランジション・ボンド等による資金調達を促進するため、トランジション・ファイナンスによる資金調達に際し要する事業会社へのヒアリング・助言・評価等のコスト負担の補助を行う。
一般社団法人低炭素投資促進機構
配分先ブロック D株式会社野村総合研究所
450万円
トランジション・ファイナンスによる資金調達に際する審査補助等業務
株式会社野村総合研究所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
効率的かつ適正に執行されていると考えられるため、引き続き取り組むこと
事業所管部局による点検・改善
分野別ロードマップの拡充やトランジション・ファイナンスによる資金調達事例の発信等、トランジション・ファイナンス市場の環境整備を進めてきた結果、2024年度末時点で約2.4兆円規模の市場に拡大している。
改善の方向性
アウトカム達成に向け、引き続き政府としてトランジション・ファイナンスの信頼性を担保しつつ、市場の拡大を後押ししていく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
昨年度実績も踏まえ補助事業の事務局費用等に要する予算を効率的に運用することにより、必要な予算を一部減額するもの。引き続き、効率的に予算を執行し、アウトカム達成に向け、トランジション・ファイナンスを推進する。
成果指標・目標値・実績値
本事業によるトランジションファイナンスでの資金調達の促進
測定指標:本事業を活用した企業によるトランジションファイナンスでの累計資金調達額[単位: 億円]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | - | 6400.0 | - |
| 2023年度 | - | 9800.0 | - |
| 2024年度 | - | 14000.0 | - |
| 2026年度 | 20000.0 | - | - |
日本におけるトランジション・ファイナンスによる資金調達の促進
測定指標:日本におけるトランジション・ファイナンスによる累計資金調達金額[単位: 兆円]
年度別データを表示(2021〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | - | 0.2 | - |
| 2022年度 | - | 0.6 | - |
| 2023年度 | - | 1.6 | - |
| 2024年度 | - | 2.4 | - |
| 2026年度 | 6.0 | - | - |
トランジション・ファイナンスの市場環境の整備・補助
測定指標:本事業による支援件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 5.0 | 12.0 | 240.0 |
| 2022年度 | 7.0 | 9.0 | 128.57143 |
| 2023年度 | 18.0 | 7.0 | 38.88889 |
| 2024年度 | 15.0 | 2.0 | 13.33333 |
| 2025年度 | 10.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社野村総合研究所
令和6年度トランジション・ファイナンス推進事業費(トランジション・ファイナンス/及びブレンデッド・ファイナンスのあり方等に関する調査)
6,580万円3費目 ▾
株式会社野村総合研究所
令和6年度トランジション・ファイナンス推進事業費(トランジション・ファイナンス/及びブレンデッド・ファイナンスのあり方等に関する調査)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 6,480万円 |
| 委託費・外注費 | 60万円 |
| 事業費 | 40万円 |
株式会社三菱総合研究所
令和6年度トランジション・ファイナンス推進事業費(気候変動をめぐる投資・金融の動向を踏まえた企業活動に関する調査事業及び/普及活動)
3,850万円4費目 ▾
株式会社三菱総合研究所
令和6年度トランジション・ファイナンス推進事業費(気候変動をめぐる投資・金融の動向を踏まえた企業活動に関する調査事業及び/普及活動)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,380万円 |
| 委託・外注費 | 720万円 |
| 一般管理費 | 410万円 |
| 事業費 | 340万円 |
一般社団法人低炭素投資促進機構
令和6年度温暖化対策促進事業費補助金(トランジション・ファイナンス推進事業)
1,620万円3費目 ▾
一般社団法人低炭素投資促進機構
令和6年度温暖化対策促進事業費補助金(トランジション・ファイナンス推進事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 業務管理費 | 1,080万円 |
| 委託費・外注費 | 450万円 |
| 事業費 | 90万円 |
株式会社フラグメント
ウェブサイトの構築・管理
580万円1費目 ▾
株式会社フラグメント
ウェブサイトの構築・管理
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 580万円 |
株式会社野村総合研究所
審査補助等
450万円1費目 ▾
株式会社野村総合研究所
審査補助等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 450万円 |
株式会社アズワン
トランジション・ファイナンス基本指針策定に係るデザイン作成等
60万円1費目 ▾
株式会社アズワン
トランジション・ファイナンス基本指針策定に係るデザイン作成等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 60万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。