2025年度当初予算
19.1億円
2024年度執行: 24.4億円
事業の目的・概要
事業の目的
国際的な競争が激化する中、機能性材料の生産においても、エネルギー消費量の削減、開発の加速、少量多品種オンデマンド生産等への対応が求められる。本事業では、これまで経験や勘、ノウハウに基づいて行われてきた機能性化学品(電子材料等)及びファインセラミックス(セラミックコンデンサー等)の合成・製造において、計算科学等を活用した革新的なプロセスを開発することを目的とする。
現状・課題
機能性材料については、経済安全保障をめぐって、大きく医薬品分野におけるサプライチェーンの脆弱性が課題として挙げられる。医薬品分野においては、新型コロナウイルス感染症をめぐって、国内では一部製品で出荷調整を実施し、世界各国でも供給不安が広がった。足元、国内で流通する医薬品の多くは海外から輸入した中間体や原薬を使用しており、多くは、製造コストの安い海外に供給を依存している状態。こうした状況の下、機能性化学品の製造プロセスの設計は研究者の経験と勘に加え多くの試行錯誤に基づいて行われており、新規製品の工業生産開始までに多くの時間(3~10年以上)を要する。また、ファインセラミックスにおいても今後、電子部材の小型化および高機能化を進めるにあたり、従来の「経験とノウハウ」に頼った開発手法では、研究開発のレベル、時間的・人的・金銭的コストなどの領域で限界があり、「製造プロセスにおける開発手法の変革」が不可欠となっている。
事業の概要
(1)機能性化学品の連続精密生産プロセスPJ/従来のバッチ式の生産方式と比較して、少量多品種生産でも高効率で合成可能なフロー式連続精密生産プロセスを確立するとともに、プロセス・インフォマティクス(PI)によって短時間で合成経路等を探索する技術を確立する。(2022年度~2025年度の4年事業)//(2)ファインセラミックスの革新製造プロセスPJ/ファインセラミックスの焼結現象の可視化等の先端計測技術と、工程全体を解析できるプロセスシミュレータ等を開発し、6Gデバイス等に求められる「超小型化・高信頼化」に必要な技術を確立する。(2022年度~2026年度の5年事業)
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 19.1億円 | - |
| 2024年度 | 20.5億円 | 24.4億円 |
| 2023年度 | 22.0億円 | 24.6億円 |
| 2022年度 | 22.0億円 | 22.0億円 |
| 2021年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 19.1億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構
24.4億円
プロジェクトマネジメント
国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構
配分先ブロック C国立研究開発法人産業技術総合研究所
9.1億円
【委託】/ ①高効率反応技術の開発 /②連続分離精製技術の開発 /③合成プロセス設計技術の開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所
配分先ブロック F国立大学法人京都大学ほか
1.6億円
【再委託】/①高効率反応技術の開発 /②連続分離精製技術の開発/ ③合成プロセス設計技術の開発
国立大学法人京都大学
公立大学法人大阪 大阪公立大学
岐阜市 岐阜薬科大学
学校法人中部大学
国立大学法人山口大学
国立大学法人神戸大学
国立大学法人広島大学
学校法人早稲田大学
国立大学法人北海道大学
配分先ブロック J国立研究開発法人産業技術総合研究所
5.0億円
【委託】/①革新的プロセス開発基盤の構築
国立研究開発法人産業技術総合研究所
配分先ブロック L国立大学法人横浜国立大学ほか
1.2億円
【再委託】/①革新的プロセス開発基盤の構築
国立大学法人横浜国立大学
国立大学法人東京大学
国立大学法人長岡技術科学大学
国立大学法人京都工芸繊維大学
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学
国立研究開発法人物質・材料研究機構
学校法人梅村学園中京大学
学校法人東海大学
国立大学法人筑波大学
国立大学法人九州大学
配分先ブロック I一般財団法人ファインセラミックスセンター
4.7億円
【委託】/①革新的プロセス開発基盤の構築
一般財団法人ファインセラミックスセンター
配分先ブロック K国立大学法人東京大学ほか
5,000万円
【再委託】/①革新的プロセス開発基盤の構築
国立大学法人東京大学
国立大学法人東北大学
配分先ブロック B株式会社Transition State Technologyほか
2.3億円
【委託】/①高効率反応技術の開発/②連続分離精製技術の開発/③合成プロセス設計技術の開発
株式会社Transition State Technology
東京理科器械株式会社
シオノギファーマ株式会社
富士フィルム株式会社
配分先ブロック E国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学ほか
4,800万円
【再委託】/③合成プロセス設計技術の開発
国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
国立大学法人東京科学大学
配分先ブロック HAGC株式会社ほか
1.9億円
【委託・補助】/②革新的プロセス開発基盤の応用開発
AGC株式会社
京セラ株式会社
日本ガイシ株式会社
ノリタケ株式会社
日本特殊陶業株式会社
TOTO株式会社
太陽誘電株式会社
配分先ブロック D国立大学法人東京大学
5,750万円
【委託】/①高効率反応技術の開発
国立大学法人東京大学
配分先ブロック G太陽誘電株式会社ほか
250万円
【委託】/①革新的プロセス開発基盤の構築
太陽誘電株式会社
TOTO株式会社
京セラ株式会社
AGC株式会社
日本ガイシ株式会社
ノリタケ株式会社
日本特殊陶業株式会社
株式会社村田製作所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
効率的かつ適正に執行されていると考えられるため、引き続き取り組むこと
事業所管部局による点検・改善
機能性化学品やファインセラミックスの合成・製造における計算科学等を活用した革新的なプロセスの開発を目標としている。機能性化学品については、収率90%以上となる反応の開発数を年々伸ばしており、種々の機能性化学品の連続精密生産の実証に繋げている。ファインセラミックスについては事業を通じて開発したシミュレータの欠陥予測精度を95%以上にする取組や参画企業における開発シミュレータを用いた製品開発に向けたプロセス改善などを実施しており、新規製造プロセスの開発に繋げている。事業実施にあたっては外部の有識者・研究者からなる技術委員会を開催し、助言・評価をいただきながら、事業取組の最適化および効率化に取り組んでいる。
改善の方向性
各種事業毎の中間評価等の結果や外部有識者会議等の意見を踏まえ目標の再設定を行う等、効率的かつ適正な執行を図る。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き適切に執行していく
成果指標・目標値・実績値
精密連続生産された機能性化学品の出荷額
測定指標:出荷額[単位: 億円]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 290.0 | - | - |
2044年度におけるCO2削減量(1170万t)※1170万t/年は本成果を適用した場合のCO2削減量であり、本成果が適用されない場合にはCO2排出量は約2300万t/年が見込まれる。
測定指標:2044年度におけるCO2削減量[単位: 万トン]
年度別データを表示(2044〜2044年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2044年度 | 1170.0 | - | - |
新規機能性材料合成・製造プロセスの普及
測定指標:現在の市場において、従来のプロセスで製造した化学品を新プロセスに置き換えた割合[単位: %]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 2.0 | - | - |
2044度におけるCO2削減量(1170万t)※1170万t/年は本成果を適用した場合のCO2削減量であり、本成果が適用されない場合にはCO2排出量は約2300万t/年が見込まれる。
測定指標:2044年度におけるCO2削減量[単位: 万トン]
年度別データを表示(2044〜2044年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2044年度 | 1170.0 | - | - |
新規製造プロセスを20種類以上開発する。
測定指標:開発する新規製造プロセスの数[単位: 種]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 2.0 | 200.0 |
| 2023年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 8.0 | 5.0 | 62.5 |
| 2025年度 | 16.0 | - | - |
| 2026年度 | 20.0 | - | - |
窯業・土石製品全体のCO2排出量(2,470万t/年)の約10%(247万t/年を含む)を削減
測定指標:2035年度におけるCO2削減量[単位: 万トン/年]
年度別データを表示(2035〜2035年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2035年度 | 247.0 | - | - |
低温焼成等の新規製造プロセスを20種類以上開発する。
測定指標:開発する新規製造プロセスの種類[単位: 種]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 0.0 | - |
| 2023年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 8.0 | 3.0 | 37.5 |
| 2025年度 | 16.0 | - | - |
| 2026年度 | 20.0 | - | - |
ファインセラミックス市場を4兆円規模(2019年度の約3割増)へ拡充
測定指標:出荷増加額[単位: 億円]
年度別データを表示(2035〜2035年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2035年度 | 10000.0 | - | - |
2022年から2025年までの4年間の事業であり、最終的には機能性化学品の生産拠点の国内回帰が実現できることを目指す。
測定指標:事業化検討企業数[単位: 社]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 13.0 | 13.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 14.0 | 14.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 14.0 | 14.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 15.0 | - | - |
種々の機能性化学品の生産に対応可能なオンデマンド型連続生産プロセスを構築する。
測定指標:150 時間以上連続運転可能な不均一系触媒を用いた、収率 90 %以上となる反応の開発数[単位: 種]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 4.0 | 2.0 | 50.0 |
| 2023年度 | 10.0 | 10.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 15.0 | 15.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
参画企業(8社)ごとに統一的プロセスシミュレータを開発する。
測定指標:開発する統一的プロセスシミュレータの種類[単位: 種]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 10.0 | - | - |
最終的にはCO2排出量削減につながる低温焼成等の新規製造プロセスを20種類以上開発を目指す。
測定指標:開発する新規製造プロセスの種類[単位: 種]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 1.0 | 2.0 | 200.0 |
| 2023年度 | 2.0 | 2.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 8.0 | 3.0 | 37.5 |
| 2025年度 | 16.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構
プロジェクトマネジメント
24.4億円3費目 ▾
国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構
プロジェクトマネジメント
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 11.9億円 |
| 委託費 | 11.7億円 |
| 研究開発管理費 | 7,500万円 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
9.1億円8費目 ▾
国立研究開発法人産業技術総合研究所
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 備品費 | 3.8億円 |
| 再委託費 | 1.6億円 |
| 間接費 | 1.2億円 |
| 消耗品費 | 8,640万円 |
| 人件費 | 8,370万円 |
| その他 | 5,850万円 |
| 光熱費 | 1,100万円 |
| 旅費 | 550万円 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所
ファインセラミックの革新製造プロセス技術の開発
5.0億円5費目 ▾
国立研究開発法人産業技術総合研究所
ファインセラミックの革新製造プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 機械装置費 | 1.3億円 |
| 再委託費 | 1.2億円 |
| 間接費 | 1.2億円 |
| その他 | 8,820万円 |
| 人件費 | 5,590万円 |
一般財団法人ファインセラミックスセンター
ファインセラミックの革新製造プロセス技術の開発
4.7億円5費目 ▾
一般財団法人ファインセラミックスセンター
ファインセラミックの革新製造プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 機械装置費等 | 2.7億円 |
| 間接費 | 6,770万円 |
| その他 | 5,160万円 |
| 再委託費 | 5,000万円 |
| 人件費 | 3,450万円 |
AGC株式会社
ファインセラミックの革新製造プロセス技術の開発
1.7億円2費目 ▾
AGC株式会社
ファインセラミックの革新製造プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 機械装置費等 | 1.7億円 |
| その他 | 810万円 |
株式会社Transition State Technology
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
1.6億円8費目 ▾
株式会社Transition State Technology
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託費 | 4,800万円 |
| 人件費 | 4,240万円 |
| 機械装置費 | 2,610万円 |
| 間接経費等 | 1,820万円 |
| 借料 | 870万円 |
| 消耗品費 | 750万円 |
| 旅費 | 480万円 |
| その他 | 130万円 |
国立大学法人東京大学
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
5,760万円5費目 ▾
国立大学法人東京大学
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 2,250万円 |
| 間接費 | 1,330万円 |
| 人件費 | 1,200万円 |
| その他 | 880万円 |
| 旅費 | 100万円 |
国立大学法人横浜国立大学
ファインセラミックの革新製造プロセス技術の開発
3,870万円4費目 ▾
国立大学法人横浜国立大学
ファインセラミックの革新製造プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| その他 | 1,920万円 |
| 間接費 | 890万円 |
| 機械装置費 | 600万円 |
| 人件費 | 460万円 |
国立大学法人京都大学
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
3,690万円4費目 ▾
国立大学法人京都大学
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 1,330万円 |
| 人件費 | 860万円 |
| 間接費 | 850万円 |
| その他 | 650万円 |
国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
3,510万円5費目 ▾
国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,940万円 |
| 間接費 | 810万円 |
| 借料 | 610万円 |
| その他 | 130万円 |
| 物品費 | 20万円 |
※ 上位10グループを表示(残り2グループ)
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。