二国間クレジット制度(JCM)等推進事業のうち二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業委託費
2025年度当初予算
9.9億円
2024年度執行: 7.9億円
事業の目的・概要
事業の目的
本事業は、我が国の優れた脱炭素技術・製品等の導入を通じて実現する温室効果ガス排出削減量を定量的に評価する仕組みである「二国間クレジット制度(JCM)」の円滑な運用等を通じて地球規模での大規模な温室効果ガス排出削減に貢献し、クレジット取得により我が国のCO2排出削減目標達成に寄与するとともに、我が国の低炭素技術ビジネスを推進することを目的とする。
現状・課題
2021年に改定された地球温暖化対策計画では、2013年度比46%削減の目標達成に向けて、「二国間クレジット制度(JCM)」を活用して、「途上国等への優れた脱炭素技術、製品、システム、サービス、インフラ等の普及や対策実施を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への我が国の貢献を定量的に評価するとともに、我が国のNDCの達成に活用するため、JCMを構築・実施していく。これにより、官民連携で2030年度までの累積で、1億t-CO2程度、2040年度までの累積で、2億t-CO2程度の国際的な排出削減・吸収量の確保を目標とする」としている。/目標達成に向け、足下では案件やクレジット創出に取り組んでおり、JCMパートナー国数拡大に伴う事務局の業務増加への対応、できる限り多くのプロジェクト組成、技術的課題の克服等に取り組むことが必要である。/今後のプロジェクト数の拡大に向けては、従来の取組を基礎に置きながら、国の予算にも限りがあることから、政府資金に頼らない民間独自のプロジェクト実施を本格化させる必要がある。また、JCMをパリ協定6条に基づいた制度として運用していくためには、COPで決定された実施指針に準拠するようにJCMの規則や運用を改修する必要がある。
事業の概要
我が国の優れた脱炭素技術・製品等の国際展開に向けて、実現可能性調査(FS)、脱炭素技術・製品等の導入を通じて実現する温室効果ガス排出削減量の定量化手法の検討・策定を行う。/また、制度の運用にかかるJCM登録簿システムの開発・運用保守、JCM合同委員会事務局の運営、途上国のニーズを踏まえた制度構築支援・人材育成等の事業を実施する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 9.9億円 | - |
| 2024年度 | 8.8億円 | 7.9億円 |
| 2023年度 | 8.1億円 | 7.0億円 |
| 2022年度 | 8.1億円 | 7.4億円 |
| 2021年度 | 8.5億円 | 6.5億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 9.9億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック Aパシフィックコンサルタンツ株式会社
3.4億円
二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(JCМ実現可能性調査業務)
パシフィックコンサルタンツグループ株式会社
配分先ブロック BAGC株式会社ほか
2.0億円
JCМ実現可能性調査業務
AGC株式会社
ファイン・エコ・ソリューション株式会社
株式会社クリーンシステム
株式会社エックス都市研究所
一般財団法人カーボンフロンティア機構
双日株式会社
日本工営株式会社
三井物産株式会社
旭化成株式会社
三菱商事インドプライベートリミテッド
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
日鉄エンジニアリング株式会社
株式会社クボタ
サステナブルホールディングス株式会社
株式会社NTTドコモ
直接ブロック Cボストン・コンサルティング・グループ合同会社
1.7億円
CEFIA事務局運営
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
直接ブロック E三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
1.1億円
JCM合同委員会事務局運営
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
直接ブロック G株式会社NTTデータ
8,230万円
JCM登録簿運用保守
株式会社NTTデータ
配分先ブロック H株式会社NTTデータアイほか
210.7億円
JCM登録簿システムの構築・運用保守業務/その他(再委託)
株式会社ユー・エス・イー
株式会社NTTデータ東北
直接ブロック F一般財団法人日本エネルギー経済研究所
6,110万円
市場メカニズム交渉等に係る国際動向調査
一般財団法人日本エネルギー経済研究所
直接ブロック Iアビームコンサルティング株式会社
2,090万円
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業費(JCM登録簿のパリ協定第6条への対応及びJCMウェブサイトとの一元化に向けた要件定義支援委託業務)
アビームコンサルティング株式会社
直接ブロック D株式会社三菱総合研究所
1,240万円
CDMの運用に係る方法論に関する調査
株式会社三菱総合研究所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
効率的かつ適正に執行されていると考えられるため、引き続き取り組むこと
事業所管部局による点検・改善
我が国の優れた脱炭素技術・製品等の導入を通じて実現する温室効果ガス排出削減量を定量的に評価する仕組みである「二国間クレジット制度(JCM)」の円滑な運用等により、クレジットを取得することで我が国のCO2削減目標達成に貢献すべく、FS等を通じた案件組成にに本事業を通じて貢献している。また、JCM制度を構築・運営する上で、国内事業者・相手国政府関係者に対して、理解促進や制度運用を図るべくインフラ整備を行っている。また、、官民連携イニシアティブ「Cleaner Energy Future Initiative for ASEAN (CEFIA)」の下で、日本と地理的に近く温室効果ガス排出の増加の面でも重要性が高いASEAN地域に対して、日本の最先端の脱炭素技術を用いた脱炭素化プロジェクトの推進を図っている。
改善の方向性
本事業のJCMを制度運営する上では、環境省・外務省・農水省・JCM指定法人(JCMA)等幅広い政府関係者との連携が必要となる。案件組成、クレジット創出、パートナー国の拡大に向けて、今後はより緊密に関係者との連携を図っていく必要がある。
所見を踏まえた改善点・反映状況
パリ協定の下の各種報告に必要な情報の追跡・記録を実現するように新登録簿システムの構築、JCMクレジットの市場取引開始に向けた東証への制度事業委託費、パートナー国数の増加、パリ協定6条に対応したルールの基盤整備、案件組成に向けた各種支援を実施するJCM指定法人運営費など必須の固定費が多くを占めるが、引き続き効率的な予算の執行に努める。
成果指標・目標値・実績値
FSを通じて方法論を検討する
測定指標:各年度のFSによって検討された方法論数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 7.0 | 7.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 7.0 | 7.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 14.0 | 14.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 15.0 | 15.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
JCMプロジェクトを組成する
測定指標:JCMプロジェクト化件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 9.0 | 1.0 | 11.11111 |
| 2025年度 | 9.0 | - | - |
| 2030年度 | 20.0 | - | - |
※ 2021〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
毎年FS案件をコンスタントに採択する。
測定指標:各年度におけるFS採択数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 7.0 | 7.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 10.0 | 10.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 14.0 | 14.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 15.0 | 15.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
パシフィックコンサルタンツグループ株式会社
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(JCM実現可能性調査業務)
3.6億円3費目 ▾
パシフィックコンサルタンツグループ株式会社
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(JCM実現可能性調査業務)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託・外注費 | 2.1億円 |
| 人件費 | 1.2億円 |
| 事業費 | 2,020万円 |
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
令和6年度「二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(CEFIA国内事業)
1.7億円3費目 ▾
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
令和6年度「二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(CEFIA国内事業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1.1億円 |
| 再委託・外注費 | 3,790万円 |
| 事業費 | 1,480万円 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
令和6年度二国間クレジット制度に関する合同委員会事務局等委託業務
1.3億円5費目 ▾
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
令和6年度二国間クレジット制度に関する合同委員会事務局等委託業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 6,250万円 |
| 外注費 | 3,470万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 1,170万円 |
| 一般管理費 | 1,080万円 |
| 業務費 | 1,020万円 |
一般財団法人日本エネルギー経済研究所
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(市場メカニズム交渉等に係る国際動向調査)
6,510万円5費目 ▾
一般財団法人日本エネルギー経済研究所
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(市場メカニズム交渉等に係る国際動向調査)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,890万円 |
| 外注費 | 1,770万円 |
| 事業費 | 920万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 590万円 |
| 一般管理費 | 340万円 |
株式会社NTTデータ
令和6年度二国間クレジット取得等インフラ整備調査事業費(JCM登録簿システムの更改に係る設計・開発作業)
4,590万円5費目 ▾
株式会社NTTデータ
令和6年度二国間クレジット取得等インフラ整備調査事業費(JCM登録簿システムの更改に係る設計・開発作業)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,470万円 |
| 外注費 | 750万円 |
| 事業費 | 640万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 420万円 |
| 一般管理費 | 310万円 |
アビームコンサルティング株式会社
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業費(JCM登録簿のパリ協定第6条への対応及びJCMウェブサイトとの一元化に向けた要件定義支援委託業務)
2,210万円3費目 ▾
アビームコンサルティング株式会社
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業費(JCM登録簿のパリ協定第6条への対応及びJCMウェブサイトとの一元化に向けた要件定義支援委託業務)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,690万円 |
| 業務費 | 310万円 |
| 消費税及び地方消費税 | 210万円 |
株式会社三菱総合研究所
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(CDMの運用に係る方法論に関する調査)
1,450万円2費目 ▾
株式会社三菱総合研究所
令和6年度二国間クレジット取得等のためのインフラ整備調査事業(CDMの運用に係る方法論に関する調査)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1,260万円 |
| 一般管理費 | 190万円 |
AGC株式会社
JCМ実現可能性調査業務
1,430万円3費目 ▾
AGC株式会社
JCМ実現可能性調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託・外注費 | 700万円 |
| 事業費 | 490万円 |
| 人件費 | 240万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。