2025年度当初予算
121.4億円
2024年度執行: 81.1億円
事業の目的・概要
事業の目的
地熱発電は、自然条件によらず安定的な発電が可能なベースロード電源。一方、我が国は世界第3位の地熱資源量(2,347万kW)を有しているが、他の再生可能エネルギーに比べ地下構造の把握や資源探査に係る開発リスク・コストが高いといった課題があることから、地熱発電による発電量は国内全体の総発電量の1%に満たない状況。本事業では、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)による先導的資源量調査、事業者が実施する初期調査等への支援等、及び様々な次世代型地熱技術の評価や実証支援を通じた開発可能な資源量の大幅な拡大等により、国産のエネルギー源である地熱資源の開発を促進することを目的とする。
現状・課題
地熱発電は、昨年策定された「第7次エネルギー基本計画」に合わせて定められた「2040年度におけるエネルギー需給見通し」において、地熱発電の電源構成比は1~2%と見込まれており、現在の導入量(約60万kW)からさらなる開発が必要であり、引き続き、本目標に向けた取組を進めて行く必要がある。地熱発電の導入を進めるためには、地下構造の把握や資源探査に係る開発リスク・コストが高いといった課題への対応、地熱開発を行う地域の理解を得ることが重要であり、本事業において支援を行う。
事業の概要
国内の事業者が行う地下構造の把握や資源調査に係るコスト等を軽減し、地熱開発を促進するための取組等を行う。/①JOGMEC自らが日本国内の地熱資源のポテンシャルや海外の地熱資源開発の知見を調査して、国内の地熱開発事業者に情報を提供する。また、JOGMEC自らが噴気試験まで含む地熱資源量調査も行い、その結果を国内の地熱開発事業者へ譲渡することで、地熱発電の開発加速化につなげる。/・地熱開発の新規有望地点開拓のため、国立公園などにおいて、JOGMEC自らが先導的資源量調査等を実施。/・海外の火山帯における地熱資源調査をJOGMECが実施し、その知見を蓄積。/②地熱開発事業者が地熱資源を開発する際に要する費用等を補助することで、地熱資源開発の円滑な推進に貢献する。/・地熱開発事業者が実施する地熱資源量の把握に向けた地表調査や掘削調査等に要する費用の補助。/・地熱開発に対する地域住民等の理解促進に向けた勉強会の開催に要する費用等の補助。/③日本に適した次世代型地熱技術の特定や事業者の事業可能性調査等への支援を通じて、次世代型地熱技術の早期事業化に貢献する。/・次世代型地熱技術の事業化に向けた官民協議会を設置し、日本に適した次世代型地熱技術の特定を実施。/・官民協議会で特定された技術等の実証事業および事業化に向けて、地熱開発事業者が事業可能性を精査するための調査を支援。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 121.4億円 | - |
| 2024年度 | 120.0億円 | 81.1億円 |
| 2023年度 | 102.3億円 | 204.4億円 |
| 2022年度 | 126.5億円 | 69.8億円 |
| 2021年度 | 110.0億円 | 70.2億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 121.4億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構
92.4億円
地表調査・掘削調査に対する補助、広域ポテンシャル調査等
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構
配分先ブロック H弟子屈町 ほか
58.1億円
地熱資源量の地表調査・掘削調査等
弟子屈町
出光興産株式会社
三菱マテリアル株式会社
株式会社⼤林組
北海道電力株式会社
東京電力リニューアブルパワー株式会社
株式会社シーエナジー
電源開発株式会社
九電みらいエナジー株式会社
株式会社INPEX
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)1.7億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック Iドリコ株式会社 ほか
56.5億円
地熱資源量の地表調査・掘削調査等
ドリコ株式会社
三菱マテリアルテクノ株式会社・株式会社冨士ボーリング共同企業体
株式会社明間ボーリング
株式会社WELMA
JX金属探開株式会社
地熱エンジニアリング株式会社
株式会社J-POWERハイテック
地熱技術開発株式会社
エスケイエンジニアリング株式会社
戸田建設株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)13.8億円
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配分先ブロック J株式会社クリステンセン・マイカイ ほか
21.0億円
地熱資源量の地表調査・掘削調査等
株式会社クリステンセン・マイカイ
Drill Quip Japan合同会社
⽇鉄鉱コンサルタント株式会社
株式会社上田組
株式会社物理計測コンサルタント
株式会社カナモト
株式会社ハチヨウ
NKエンジニアリング株式会社
コスモス商事株式会社
株式会社拓美組
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)9.1億円
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配分先ブロック Kシュルンベルジェ株式会社 ほか
5,870万円
地熱資源量の地表調査・掘削調査等
シュルンベルジェ株式会社
大正興業株式会社
西日本技術開発株式会社
セントラルボーリング株式会社
陸前保安警備保障株式会社
やまさと林業株式会社
株式会社地域環境計画
公益社団法人長崎県シルバー人材センター連合会
株式会社物理計測コンサルタント
株式会社館林工業
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)560万円
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配分先ブロック Eアーストラストエンジニアリング・基礎地盤コンサルタンツ共同企業体 ほか
21.3億円
地熱資源量のポテンシャル調査
アーストラストエンジニアリング・基礎地盤コンサルタンツ共同企業体
株式会社フグロジャパン
JX金属探開株式会社
地熱エンジニアリング・住鉱資源開発共同企業体
八洲建設株式会社
株式会社GeoDreams
地熱エンジニアリング株式会社
応用地質株式会社
株式会社興林
株式会社ウィシェア
三井金属資源開発株式会社
配分先ブロック FXcalibur Aviation(Australia)Pty Ltd ほか
9.7億円
地熱資源量のポテンシャル調査等
Xcalibur Aviation(Australia)Pty Ltd
中日本航空株式会社
住鉱資源開発株式会社
株式会社物理計測コンサルタント
株式会社上田組
超電導センサテクノロジー株式会社
アースサイエンス株式会社
株式会社長内水源工業
株式会社クリステンセン・マイカイ
渡邊清掃株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)1.4億円
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配分先ブロック G株式会社エコリス ほか
1,330万円
地熱資源量のポテンシャル調査等
株式会社エコリス
アースサイエンス株式会社
有限会社中島組
株式会社ASN
松田技術士事務所
配分先ブロック C株式会社大広 ほか
8,750万円
地熱発電の理解促進に向けた普及業務
株式会社大広
株式会社エイチ・アイ・エス
株式会社ジオブレイン
株式会社サイズ
配分先ブロック D株式会社東北新社 ほか
4,580万円
地熱発電の理解促進に向けた普及業務
株式会社東北新社
株式会社読売新聞東京本社
株式会社博報堂
配分先ブロック L有限責任監査法人トーマツ
5,080万円
日本と類似の海外の火山帯における地熱資源調査事業
有限責任監査法人トーマツ
直接ブロック B小安地熱株式会社ほか
7,830万円
地熱資源開発における理解促進事業の実施等
小安地熱株式会社
大分県
合同会社弟子屈地熱推進公社
基礎地盤コンサルタンツ株式会社
羅臼町
特定非営利活動法人阿寒観光協会まちづくり推進機構
鷹の湯温泉株式会社
秋田県
むつ市
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
効率的かつ適正に執行されていると考えられるため、引き続き取り組むこと
事業所管部局による点検・改善
地熱開発を促進する上で、どれだけ事業者が開発段階に早期に移行できるかが重要。その中で、JOGMECによるポテンシャル調査を通じた情報提供、助成金事業による事業者の地表・掘削調査の円滑な実施につながっている。最終的に、複数の開発案件を組成することが出来ており、引き続き、各種調査・支援事業を専門的な知識を有するJOGMECとともに、事業ヒアリング等を通じて現場ニーズやインフレ率など世界動向なども踏まえつつ、新たな開発案件の組成を進める。
改善の方向性
特に、資機材の高騰等、地熱開発の現場へ直接的な影響を及ぼしているインフレ率などを踏まえて、地熱開発がより促進していくために、必要な支援の在り方や支援対象等を官民で一体となって議論しながら、適切な支援の在り方について検討を進めていく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
効率的かつ適正な執行に向けて、引き続き取り組む
成果指標・目標値・実績値
直近3か年の調査結果提供件数の平均値。
測定指標:調査結果の提供件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 193.0 | 83.0 | 43.00518 |
| 2022年度 | 153.0 | 390.0 | 254.90196 |
| 2023年度 | 206.0 | 282.0 | 136.8932 |
| 2024年度 | 253.0 | 507.0 | 200.39526 |
| 2025年度 | 394.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
2030年度エネルギーミックスの目標である導入量148万kWの達成
測定指標:地熱発電導入量[単位: 万kW]
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 148.0 | - | - |
地表調査から掘削調査に移行した件数及び、調査段階から探査・開発段階に移行した件数。
測定指標:地表調査から掘削調査に移行した件数と、調査段階から探査・開発段階に移行した割合[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 50.0 | 53.0 | 106.0 |
| 2022年度 | 52.0 | 54.0 | 103.84615 |
| 2023年度 | 53.0 | 57.0 | 107.54717 |
| 2024年度 | 54.0 | 59.0 | 109.25926 |
| 2025年度 | 57.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
年3件以上の新規開発案件を組成する。※平成30年度~令和4年度の平均案件組成数
測定指標:新規開発案件の組成数[単位: 件]
年度別データを表示(2023〜2027年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 3.0 | 2.0 | 66.66667 |
| 2024年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
| 2026年度 | 3.0 | - | - |
| 2027年度 | 3.0 | - | - |
※ 2020〜2027年度のデータあり(直近5年度を表示)
次世代型地熱技術を国内で実用化するための見通しや計画等を定めること
測定指標:次世代型地熱技術の事業可能性調査の報告書件数[単位: 件数]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 6.0 | - | - |
地熱開発事業者による次世代型地熱技術を用いた実証または開発
測定指標:地熱開発事業者による次世代型地熱技術を用いた実証または開発件数[単位: 件]
年度別データを表示(2030〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2030年度 | 2.0 | - | - |
国内で地熱資源の存在が記載される有望地点のポテンシャル調査を20件実施する
測定指標:調査実施地点数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 20.0 | 21.0 | 105.0 |
| 2022年度 | 20.0 | 38.0 | 190.0 |
| 2023年度 | 20.0 | 34.0 | 170.0 |
| 2024年度 | 20.0 | 31.0 | 155.0 |
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
地表調査及び掘削調査の新規案件組成数:直近3か年の活動実績平均値
測定指標:地表調査及び掘削調査の新規案件組成数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 18.0 | 23.0 | 127.77778 |
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
有望な次世代型地熱技術の特定および地熱開発事業者の事業可能性調査等の支援
測定指標:事業可能性調査等への支援件数[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 2.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 6.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構
地表調査・掘削調査に対する補助、広域ポテンシャル調査等
92.1億円4費目 ▾
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構
地表調査・掘削調査に対する補助、広域ポテンシャル調査等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 助成金 | 69.7億円 |
| 委託費(ブロックE~Gの事業者) | 21.3億円 |
| 委託費(ブロックC~Dの事業者) | 5,750万円 |
| 委託費(ブロックFの事業者) | 5,080万円 |
弟子屈町
湯沼ーアトサヌプリ地域
11.9億円1費目 ▾
弟子屈町
湯沼ーアトサヌプリ地域
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託・外注費 | 11.9億円 |
アーストラストエンジニアリング・基礎地盤コンサルタンツ共同企業体
令和6・7年度地熱資源ポテンシャル調査のためのボーリング調査(武佐岳地域:J22-MS1孔)
8.6億円2費目 ▾
アーストラストエンジニアリング・基礎地盤コンサルタンツ共同企業体
令和6・7年度地熱資源ポテンシャル調査のためのボーリング調査(武佐岳地域:J22-MS1孔)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 8.1億円 |
| 再委託・外注費 | 5,370万円 |
ドリコ株式会社
湯沼ーアトサヌプリ
8.2億円1費目 ▾
ドリコ株式会社
湯沼ーアトサヌプリ
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 8.2億円 |
Xcalibur Aviation(Australia)Pty Ltd
令和6年度「地熱資源ポテンシャル調査のための広域空中物理探査」
2.2億円1費目 ▾
Xcalibur Aviation(Australia)Pty Ltd
令和6年度「地熱資源ポテンシャル調査のための広域空中物理探査」
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 2.2億円 |
株式会社クリステンセン・マイカイ
京極北部地域
7,560万円1費目 ▾
株式会社クリステンセン・マイカイ
京極北部地域
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 7,560万円 |
株式会社大広
令和6年度地熱資源開発シンポジウム開催及び地熱広報業務
6,010万円6費目 ▾
株式会社大広
令和6年度地熱資源開発シンポジウム開催及び地熱広報業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託・外注費 | 4,580万円 |
| 人件費 | 1,090万円 |
| その他諸経費 | 220万円 |
| 旅費 | 80万円 |
| 謝金 | 40万円 |
| 消耗品費 | - |
有限責任監査法人トーマツ
米国の地熱関連事情調査業務
5,080万円2費目 ▾
有限責任監査法人トーマツ
米国の地熱関連事情調査業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,870万円 |
| 事業費 | 2,210万円 |
株式会社東北新社
令和6年度地熱資源開発シンポジウム開催及び地熱広報業務
3,010万円1費目 ▾
株式会社東北新社
令和6年度地熱資源開発シンポジウム開催及び地熱広報業務
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 再委託・外注費 | 3,010万円 |
小安地熱株式会社
地熱発電の資源量調査・理解促進事業費補助金(理解促進事業に係るもの)
1,620万円2費目 ▾
小安地熱株式会社
地熱発電の資源量調査・理解促進事業費補助金(理解促進事業に係るもの)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 1,520万円 |
| 人件費 | 100万円 |
※ 上位10グループを表示(残り2グループ)
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。