2025年度当初予算
45.0億円
2024年度執行: -
事業の目的・概要
事業の目的
国内外の脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国の技術について、海外での実証を通じてその有効性・優位性を可視化し、実証国・地域等での導入及び日本での普及展開への裨益に結び付けることを目的とします。
現状・課題
世界のエネルギー消費量は増加の一途を辿り、海外エネルギー市場は引き続き拡大しています。併せて、再生可能エネルギーのコストの急低下や同設備容量が石炭火力を上回るなど、パリ協定を踏まえ、各国の低炭素化・脱炭素化に向けたエネルギー転換等が加速しています。また、日本は、国民生活や産業活動の高度化、サービス化を進める中で行われた様々な省エネルギーの努力により、世界でもGDP当たりの一次エネルギー供給量が最も少ない国の一つとなっています。
事業の概要
省エネルギー・新エネルギーを始めとする、国内外の脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国の技術について、自然条件や規制・制度等の環境が適している国・地域での実証プロジェクトを補助・委託により実施します(補助率1/2(大企業)、2/3(中小企業))。さらに、実証後の導入・普及展開に向けたフォローアップ等の各種支援を行います。/本事業を通じて、脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国内外での導入・普及展開を促進することで、世界的なエネルギー需給逼迫の緩和及び日本のエネルギー安全保障につなげます。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 45.0億円 | - |
| 2024年度 | - | - |
| 2023年度 | 65.0億円 | 75.9億円 |
| 2022年度 | 64.9億円 | 14.8億円 |
| 2021年度 | 70.2億円 | 24.2億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 45.0億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A(国)新エネルギー・産業技術総合開発機構
-
海外における技術・システム実証のマネジメント
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
配分先ブロック B川崎重工業株式会社 ほか
19.7億円
海外における技術・システム実証
川崎重工業株式会社
Zenmov株式会社
パナソニック株式会社
裕幸計装株式会社
豊田通商株式会社
日新電機株式会社
パシフィックコンサルタンツ株式会社
株式会社三菱総合研究所
株式会社ダイネンマテリアル
イーレックス株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)9.2億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
有識者点検も踏まえ、所要の対応を行うこと。
事業所管部局による点検・改善
・平成27年度及び平成30年度に実施された経済産業省行政事業レビュー「公開プロセス」、平成29年度及び令和3年度に実施された事業評価(中間評価)等を踏まえ、平成27年度以降、以下のように制度改革を進めてきた。○大企業1/2、中小企業2/3の補助率を導入。国の委託事業として実施する場合には、二国間協力において国の関与が求められる場合に限定。また補助事業の実施にあたっては、収益納付を導入(平成27年度)。また補助事業として実施するにあたり詳細の普及を担うのは事業者であることからNEDOと事業者の責任関係を整理し、国際実証事業マネジメントの基本方針を策定した。(平成30年度)○PDCAサイクルについては、事後評価・追跡調査を新規に導入し、エネルギー消費効率化の実現度、普及が進まない要因、技術進展の状況、円滑な執行に向けた工夫などを個別事業毎に精緻に検証するとともに、当該結果について、新規実証案件組成段階に留まらず、実施段階においても、得られた知見を基に実施方法の工夫を図るなど各段階において活用していく。また、事前審査段階における専門的独立的見地からの精度の高い経済性(キャッシュフローなど)の確保のため、新たに経済性評価を導入。(平成27年度)○これまでの国際実証事業の経験を踏まえて、国際事業に内在する課題・リスクを体系化し、日々のプロジェクトマネジメントに活用するためのリスクマネジメントガイドラインを整備(平成29年度)。以後、毎年度、内容を見直して改訂している。○事業のアウトカム指標を明確化するために、個別テーマを①海外展開を目指すもの、②日本のエネルギー政策へ裨益するものに分類し、それぞれ異なるアウトカム指標を再設定。①については、実証技術が海外で複数件以上導入される割合を「普及率」として指標に設定し、技術が導入された結果、過去10年間に終了した個別テーマにおける実証技術に関連する世界での「受注額」をそれに関連する長期的な指標として設定。②については、実証技術の日本への裨益を測る指標として、「将来日本に裨益することを計画していた技術が日本で導入された割合」を新たに設定(平成30年度)。その後、事業評価(中間評価)にて、①・②両方を目指す案件もあり必ずしも区別できないため、目標に対する実績の算出方法について見直しを実施した(令和3年度)。○本事業が我が国のエネルギー政策に効果的になるよう、重点化すべき技術分野を設定して新規案件を採択することとした(平成30年度)。その後技術分野を細分化し、明示した(令和2年度)。○優良な案件形成のため、実証要件適合性等調査を強化し、実証前調査の前段階に競争選抜(ステージゲート審査)による案件の絞り込みを行い、より競争性の高い制度とした(令和元年度)。○円滑な相手国政府機関等との合意文書締結に向け、協議の際に検討すべき条項・論点とその留意事項について整備した。(令和2年度)○政府が取り組む海外実証の理解促進を目指し「NEDO海外実証オンラインセミナー」を実施。NEDOの海外実証の事業概要及び具体的な成果並びに関連政策等を紹介。令和3年2月に実施した第1回セミナーは国内外から348名、令和3年10月に実施した第2回セミナーでは452名が参加(令和3年度)。○関係する制度を有するJBICやJICA、NEXIの関係者と意見交換の場を設けて情報交換するなど、組織を越えた有機的な連携を検討した。なお、採択審査においては、JBICやJICAの専門家にも依頼している(令和3年度)。○事業者の主体性を引き出すとともに効率的な公的資金の活用を図るため、委託事業の募集を終了し、来年度以降は全て助成事業で実施することにした(令和4年度)。○案件増加に向けてNEDO海外事務所との定例的な打ち合わせを実施する等し、応募/採択件数の増加に繋げた。(令和5年度)○事業の透明性と事業者の予見性を高めるために、エネ実証に関する説明資料を再整理し、HP上で公開した。(令和5年度)○ビジネスの実行速度が早くなってきたことを踏まえてMOU等の取扱いを検討し、相手国政府機関に期待する役割が無い場合はMOU等を締結せずに速やかに実証を開始することを可能とした。(令和6年度)○実証要件適合性等調査を成立性調査、実証前調査を実証設計に名称変更するとともに、成立性調査と実証設計の両方で公募を行うことにした。これにより、自社で十分な準備を進めている事業者が実証に移行するまでのリードタイムを短縮した。(令和6年度)○経済性評価手法をより合理化して事業者の負担を軽減するとともに、カーボンクレジットの売買による収入も収益性の改善に考慮できるようにした。(令和6年度)
改善の方向性
総合的な制度改革を着実に実施し、適切な事業の運営を進めていく。
外部有識者による点検
①海外展開を目指すものと、②日本の政策に裨益するものに応じてアウトカムを設定することは有益と思われる。長期に渡って継続している事業であり、いずれかの段階で、従前の事業について、長期的アウトカムが達成されているか(単に事業数ではなく、どの程度実際に、脱炭素化、エネルギー転換に貢献しているか)を検証することが望ましい(今後の事業の継続に際しても)ように思う。
所見を踏まえた改善点・反映状況
有識者点検の結果を踏まえ、所要の対応を行うべく検討を行う。
成果指標・目標値・実績値
令和12年度までに、本事業で実証を実施したプロジェクトのうち、実証終了後に実証技術が海外で複数件以上導入されたプロジェクトの割合を、50%以上の水準に高める。
測定指標:本事業で実証を行ったプロジェクトのうち、実証終了後、実証技術が海外で複数件以上導入されたプロジェクトの割合※実証終了後経過年数が5年以下のプロジェクトを対象とする。[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2029年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 50.0 | 33.3 | 66.6 |
| 2023年度 | 50.0 | 33.3 | 66.6 |
| 2024年度 | 50.0 | 39.4 | 78.8 |
| 2025年度 | 50.0 | - | - |
| 2029年度 | 50.0 | - | - |
※ 2020〜2029年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和12年度までに、実証技術の受注合計額を、本事業の予算執行額の3倍程度の額に高める。
測定指標:実証技術の受注合計額の、本事業の予算執行額に対する比率※実証プロジェクト終了後経過年数が10年以下の実証技術を対象とする。[単位: 倍]
年度別データを表示(2022〜2029年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 3.0 | 3.5 | 116.66667 |
| 2023年度 | 3.0 | 3.5 | 116.66667 |
| 2024年度 | 3.0 | 4.1 | 136.66667 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
| 2029年度 | 3.0 | - | - |
※ 2020〜2029年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和12年度までに、将来的な日本での実証技術の普及展開への裨益を計画していた実証プロジェクトのうち、実際に終了後7年間で日本において実証技術が導入されたプロジェクトの割合を、20%以上の水準に高める。
測定指標:対象の実証プロジェクトのうち、終了後7年間で日本において実証技術が導入されたプロジェクトの割合※実証開始時点で、実証技術が日本において普及しておらず、将来的な日本での実証技術の普及展開への裨益を計画に含むプロジェクトを対象とする。[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 20.0 | 33.3 | 166.5 |
| 2023年度 | 20.0 | 37.5 | 187.5 |
| 2024年度 | 20.0 | 25.0 | 125.0 |
| 2025年度 | 20.0 | - | - |
| 2030年度 | 20.0 | - | - |
※ 2020〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
平成23年から令和12年までの19年間の事業であり、最終的には脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の実証国・地域等での導入を目指します。
測定指標:新規実証プロジェクト実施件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 14.0 | 14.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 21.0 | 21.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 21.0 | 21.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 12.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
平成23年から令和12年までの19年間の事業であり、最終的には日本での実証技術の普及展開への裨益を目指します。
測定指標:将来的な日本での実証技術の普及展開への裨益を計画に含む実証プロジェクトの実施件数終了後7年間の実証プロジェクトの内、将来的な日本での実証技術の普及展開への裨益を計画していた実証プロジェクトの件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 6.0 | 6.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 8.0 | 8.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 8.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
実証業務のマネジメント
45.0億円2費目 ▾
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
実証業務のマネジメント
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費・補助費 | 43.5億円 |
| 研究開発管理費 | 1.5億円 |
川崎重工業株式会社
欧州における水素発電を実現するための水素ガスタービン発電実証研究(ドイツ)
4.7億円3費目 ▾
川崎重工業株式会社
欧州における水素発電を実現するための水素ガスタービン発電実証研究(ドイツ)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 機械装置等費 | 4.5億円 |
| その他経費 | 940万円 |
| 労務費 | 270万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。