2025年度当初予算
6.2億円
2024年度執行: 4.2億円
事業の目的・概要
事業の目的
金属鉱山や石油坑井からは採掘終了後でも、カドミウム、鉛、ヒ素といった重金属等を含む坑廃水や石油等が排出されるものがあり、河川の水質汚濁による鉱害を防止するため、必要な坑廃水処理の継続、問題ある石油坑井の封鎖が適切に実施される必要がある。/ このため、地方公共団体等が実施する廃止石油坑井封鎖工事や坑廃水処理の省エネ設備導入に必要な費用を補助するとともに、坑廃水処理の大幅な省エネに繋がる革新技術の導入実証を行うことで長期的に安定的・合理的な鉱害防止の実現を目的とする。
現状・課題
(1)休廃止鉱山の鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業費補助金/ 地方公共団体等においては、鉱害防止事業を数十年にわたって実施しているが、老朽化した処理設備のエネルギー使用効率の改善が課題となっているものも存在。特に、鉱害防止事業は収益性が無いことに加え、長期にわたって多額の処理費用を要することになるため、エネルギー使用量の削減は、安定的かつ継続的な坑廃水処理に不可欠な取り組みである。/(2)休廃止鉱山における坑廃水処理の高度化技術導入実証事業/ 坑廃水の中和処理は、地方公共団体等が24時間365日処理し続けなくてはならず、坑口から中和処理施設まで導水し、当該施設で中和剤を添加・撹拌させ重金属の除去やpH調整を経て河川に放流しているため、ポンプ、撹拌装置等への電力負担が大きいことから、抜本的な省エネルギー型の坑廃水処理技術の導入が求められている。このため、重金属除去作用を有する植物や微生物を利用した自然回帰型の坑廃水浄化システム(パッシブトリートメント技術)と、省力・省人化技術(無給電での遠隔水質管理システム)を組み合わせるなどした新しい省エネルギー型の坑廃水処理技術について、導入実証を実施することで、休廃止鉱山におけるエネルギー使用量の抜本的な削減を図ることが必要である。/(3)廃止石油坑井封鎖事業費補助金/ 過去に生産を終了し、廃止された石油・天然ガス鉱山の生産設備(坑井)の中には、長期間経過した後、石油・天然ガスが漏洩し始めるものがある。既に鉱業権者が存在していない場合には、坑井の存在している地域の地方公共団体が代わりに鉱害防止・危害防止の対策を講じており、迅速な環境回復措置のためこうした取組を支援する必要がある。
事業の概要
(1)休廃止鉱山の鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業費補助金/ 鉱害防⽌事業のエネルギー効率の改善を図るため、省エネルギー設備導入等の費⽤について補助を行う。/(2)休廃止鉱山における坑廃水処理の高度化技術導入実証事業/ 現在の坑廃水処理は消石灰等を投入した坑廃水の攪拌等に電力を継続的に消費するが、長期にわたる坑廃水処理の将来の大幅な省エネ実現のため、重金属除去作用を有する植物や微生物を利用した自然回帰型坑廃水浄化システム(パッシブトリートメント技術)を活用した坑廃水処理技術の導入実証事業等を行う。/(3)廃止石油坑井封鎖事業費補助金/ 石油等の漏洩による被害の解消及び将来的な漏洩事故の防止を図るため、廃止石油坑井の封鎖工事や漏洩した石油等の処理に必要な費用について補助を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 6.2億円 | - |
| 2024年度 | 4.9億円 | 4.2億円 |
| 2023年度 | 3.1億円 | 4.6億円 |
| 2022年度 | 5.2億円 | 3.9億円 |
| 2021年度 | 4.8億円 | 2.2億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 6.2億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A中国四国産業保安監督部ほか
2.9億円
鉱害防止事業等を実施する事業者に対する資金の交付先の選定等
中国四国産業保安監督部
九州産業保安監督部
北海道産業保安監督部
中部近畿産業保安監督部近畿支部
配分先ブロック B備前市
1.7億円
鉱害防止義務者が存在しない鉱山において、鉱害防止事業を実施する地方公共団体に交付
備前市
配分先ブロック D株式会社西原環境関西支店ほか
1.7億円
事業の実施
株式会社西原環境
川田設備株式会社
株式会社NJS
配分先ブロック C東邦亜鉛株式会社
1.1億円
鉱業権者が存在する鉱山において、自らの鉱業活動に起因しない汚染分に係る坑廃水処理事業に対して交付
東邦亜鉛株式会社
配分先ブロック E株式会社ティーディーイーほか
1.1億円
事業の実施
株式会社ティーディーイー
中国開発計装株式会社
ピーエスケイ株式会社
オフィス524
配分先ブロック H北海道ほか
1,070万円
鉱害防止義務者が存在しない鉱山において、坑廃水処理事業を実施する地方公共団体に交付
北海道
亀岡市
配分先ブロック I壮瞥町ほか
1,040万円
事業の実施
壮瞥町
テラル株式会社
直接ブロック F関東東北産業保安監督部
1.3億円
廃止石油坑井封鎖事業を実施する事業者に対する資金の交付先の選定等
関東東北産業保安監督部
配分先ブロック G新潟市ほか
1.3億円
廃止石油坑井封鎖事業を実施する地方公共団体に交付
新潟市
秋田市
戸沢村
潟上市
配分先ブロック JNCCエンジニアリング株式会社ほか
1.3億円
事業の実施
株式会社NNCエンジニアリング
千秋ボーリング株式会社
株式会社飯野建設
株式会社新和測量設計事務所
有限会社堀川建設工業
一般財団法人エンジニアリング協会
一般社団法人秋田県林業コンサルタント
青木環境事業株式会社
一般財団法人新潟県建設技術センター
株式会社ミツワ企業
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
効率的かつ適正に執行されていると考えられるため、引き続き取り組むこと
事業所管部局による点検・改善
(1)休廃止鉱山の鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業費補助金 本事業は、休廃止鉱山の鉱害防止事業を行うための高効率機器を導入し、効率的な処理を行うことにより、休廃止鉱山におけるエネルギーの使用合理化を図るとともに、国民の健康被害、農作物被害等を防止するものであり、事業の必要性、効率性、有効性とも妥当なものである。(2)休廃止鉱山における坑廃水処理の高度化技術導入実証事業 本事業は、休廃止鉱山における坑廃水処理において、重金属除去作用を有する植物や微生物を利用した自然回帰型坑廃水浄化システム(パッシブトリートメント)や無給電の遠隔監視システムを組み合わせた坑廃水処理技術の導入実証を図るものであり、事業の必要性、効率性、有効性とも妥当なものである。(3)廃止石油坑井封鎖事業費補助金 廃止石油坑井からの漏油対策工事について、事業を実施する地方公共団体に対して国が補助金を交付して実施(費用を分担)している。地方公共団体は工事業者を競争入札で選定している。なお、封鎖工事が終了した廃止坑井は、新たな漏洩が発生することなく健全に維持されている。
改善の方向性
(1)休廃止鉱山の鉱害防止に係るエネルギー使用合理化事業費補助金 引き続き予算の適正な執行に努め、坑廃水処理に係る設備導入費等、事業内容・事業経費は毎年度精査する。(2)休廃止鉱山における坑廃水処理の高度化技術導入実証事業 他鉱山への導入に向けた波及効果も考慮し、対象鉱山の選定、実証事業の進め方等を含め、坑廃水処理技術の高度化に資する本事業の事業内容・事業経費を精査する。(3)廃止石油坑井封鎖事業費補助金 事業主体である地方公共団体は封鎖工事を実施するにあたり、専門家による委員会に諮り、坑井封鎖に必要な工事を精査した上で実施しているが、引き続き適正な工事となるように、専門家による委員会で検討いただく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き適切に執行していく
成果指標・目標値・実績値
休廃止鉱山へ省エネ設備の設置・入れ替えを行うことで、エネルギー使用量の削減とともに、坑廃水処理費用のコスト削減を図る。
測定指標:設備改修完了件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 3.0 | 4.0 | 133.33333 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
鉱山における消費エネルギーの削減に繋がる設備の導入等の対策により、令和12年度までに全国の休廃止鉱山における電力使用量を1,017万kwh削減を目指す。
測定指標:消費電力の削減量[単位: 万kwh]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 0.0 | - | - |
| 2027年度 | 0.0 | - | - |
| 2028年度 | 0.0 | - | - |
| 2029年度 | 0.0 | - | - |
| 2030年度 | 1017.0 | - | - |
※ 2024〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
自然回帰型坑廃水浄化システムの導入実証を継続実施する。
測定指標:実証による効果が確認された鉱山[単位: 鉱山]
年度別データを表示(2025〜2029年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
| 2026年度 | 2.0 | - | - |
| 2027年度 | 3.0 | - | - |
| 2028年度 | 3.0 | - | - |
| 2029年度 | 3.0 | - | - |
※ 2024〜2029年度のデータあり(直近5年度を表示)
自然回帰型坑廃水浄化システムの実導入を行う。
測定指標:自然回帰型坑廃水浄化システム実導入鉱山[単位: 鉱山]
年度別データを表示(2025〜2029年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
| 2026年度 | 0.0 | - | - |
| 2027年度 | 0.0 | - | - |
| 2028年度 | 0.0 | - | - |
| 2029年度 | 3.0 | - | - |
廃止坑井からの漏油による被害を防止するため、廃坑封鎖を着実に実施する。
測定指標:単年度に封鎖完了した坑井数[単位: 本]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 4.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 4.0 | - | - |
措置が必要な坑井のうち、令和12年度までに15本の封鎖を目指す。
測定指標:これまでに封鎖完了した坑井数[単位: 本]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 11.0 | - | - |
| 2027年度 | 12.0 | - | - |
| 2028年度 | 14.0 | - | - |
| 2029年度 | 14.0 | - | - |
| 2030年度 | 15.0 | - | - |
※ 2024〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
令和23年度までに20本全ての措置が必要な坑井の封鎖を目指す。
測定指標:これまでに封鎖完了した坑井数[単位: 本]
年度別データを表示(2036〜2040年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2036年度 | 18.0 | - | - |
| 2037年度 | 19.0 | - | - |
| 2038年度 | 19.0 | - | - |
| 2039年度 | 19.0 | - | - |
| 2040年度 | 20.0 | - | - |
※ 2024〜2040年度のデータあり(直近5年度を表示)
休廃止鉱山へ省エネ設備の設置・入れ替えを行う。
測定指標:補助採択件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 3.0 | 4.0 | 133.33333 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
自然回帰型坑廃水浄化システムの導入実証を実施する。
測定指標:実施件数[単位: 鉱山]
年度別データを表示(2025〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
| 2026年度 | 2.0 | - | - |
廃止坑井からの漏油による被害を防止するために必要な措置を実施する。
測定指標:漏油防止のための工事、漏油原因の調査、漏油処理等を実施した坑井数[単位: 本]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 4.0 | 4.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 4.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
中国四国産業保安監督部
休廃止鉱山鉱害防止工事等支援事業
1.7億円1費目 ▾
中国四国産業保安監督部
休廃止鉱山鉱害防止工事等支援事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本工事費 | 1.7億円 |
関東東北産業保安監督部
廃止石油坑井封鎖事業
1.3億円1費目 ▾
関東東北産業保安監督部
廃止石油坑井封鎖事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 調査費および測量費 | 1.3億円 |
東邦亜鉛株式会社
対州鉱山における坑廃水処理設備改修
1.1億円1費目 ▾
東邦亜鉛株式会社
対州鉱山における坑廃水処理設備改修
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本工事費 | 1.1億円 |
備前市
元山鉱山における鉱害防止事業(5年度繰越)
1.1億円1費目 ▾
備前市
元山鉱山における鉱害防止事業(5年度繰越)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本工事費 | 1.1億円 |
株式会社西原環境
元山鉱山における野谷坑廃水処理場改修工事(5年度繰越)
9,950万円1費目 ▾
株式会社西原環境
元山鉱山における野谷坑廃水処理場改修工事(5年度繰越)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本工事費 | 9,950万円 |
株式会社ティーディーイー
対州鉱山における機械工事
9,300万円1費目 ▾
株式会社ティーディーイー
対州鉱山における機械工事
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本工事費 | 9,300万円 |
新潟市
協和新津鉱山における廃止石油坑井封鎖事業
9,000万円1費目 ▾
新潟市
協和新津鉱山における廃止石油坑井封鎖事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 調査費および測量費 | 9,000万円 |
株式会社NNCエンジニアリング
廃止石油坑井封鎖事業委託
4,720万円1費目 ▾
株式会社NNCエンジニアリング
廃止石油坑井封鎖事業委託
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 調査費および測量費 | 4,720万円 |
北海道
幌別硫黄鉱山坑廃水処理施設におけるエネルギー使用合理化事業
970万円1費目 ▾
北海道
幌別硫黄鉱山坑廃水処理施設におけるエネルギー使用合理化事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本工事費 | 970万円 |
壮瞥町
幌別硫黄鉱山坑廃水処理施設におけるエネルギー使用合理化事業
940万円1費目 ▾
壮瞥町
幌別硫黄鉱山坑廃水処理施設におけるエネルギー使用合理化事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 本工事費 | 940万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。