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食料安定供給関係費事業内容の一部改善事業ID: 3447

環境保全型農業直接支払交付金

農林水産省農産局農業環境対策課開始: 2011年度

2025年度当初予算

28.0億円

2024年度執行: 26.1億円

01

事業の目的・概要

事業の目的

農業の持続的発展と農業の有する多面的機能の健全な発揮を図るためには、意欲ある農業者が農業を継続できる環境を整え、国内農業の再生を図るとともに、農業が本来有する自然循環機能を維持・増進することが必要である。特に、環境問題に対する国民の関心が高まる中で、我が国における農業全体の在り方を環境保全を重視したものに転換していくとともに、農業分野においても地球温暖化防止、生物多様性保全等に積極的に貢献していくため、より環境保全に効果の高い営農活動が地域でまとまりをもって取り組まれるよう普及推進を図っていく必要がある。このため、自然環境の保全に資する農業の生産方式を導入した農業生産活動の実施を推進する事業を実施する農業者団体等に対する支援を行う。

現状・課題

・「みどりの食料システム戦略」の策定(2021年)や、「食料・農業・農村基本法」(平成11年法律第106号)の改正により「環境と調和のとれた食料システムの確立」が新しく基本理念として位置付けられたことに伴い、環境への負荷の低減に資する取組の重要性がより一層高まっており、地球温暖化防止や生物多様性保全等に貢献する持続可能な農業生産活動の実施を推進していく必要。/・環境保全型農業直接支払交付金については、実施面積が約9.1万ha(日本の農地面積:427万ha(R6))、実施市区町村数も894市区町村(全国の市区町村数:1,741(R6))にとどまっている。/・本交付金の対象者は農業者の組織する団体を基本としており、個人の農業者では支援を受けることが困難な状況。また、都道府県及び市区町村の費用負担が必要であり、地方財政措置が講じられているものの、予算措置が実施困難な市区町村も存在。さらに、実施面積の増加に伴い、予算額も増加する。/・特に、有機農業は取組の実施による単収の減少が取組推進のボトルネック(慣行栽培と比較した有機農業の単収(1~4年目:約75%、5年目以降:約90%)(農林水産省))。/・日本の温室効果ガス排出量11.35億トン(CO2換算。以下同じ。)のうち、農林水産分野による排出量が4,790万トン(2022年度)。(出典:国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィス「日本の温室効果ガス排出量データ」)/日本の温室効果ガス吸収量5,020万トンのうち、森林による吸収量が4,570万トン、農地・牧草地による吸収量が300万トン(2022年度)。

事業の概要

① 化学肥料・化学農薬を原則5割以上低減する取組と合わせて行う地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い営農活動に取り組む農業者の組織する団体等に対して、取組面積に応じた支援を実施する(環境保全型農業直接支払交付金)。/② 環境保全型農業直接支払交付金の適正かつ円滑な実施のため、地方公共団体が実施する確認事務や効果検証等に対して支援を実施する(環境保全型農業直接支払推進交付金)。/【補助率:定額(①、②)】

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)28.0億円-
2024年度26.4億円26.1億円
2023年度26.5億円25.5億円
2022年度26.5億円24.5億円
2021年度24.5億円23.9億円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。

担当組織農林水産省直接地方農政局等25.9億円直接北海道1,760万円配分先都道府県(45道府県)25.9億円配分先市町村(894市町村)25.8億円配分先推進組織(2組織)30万円配分先農業者団体等(3,369件)25.2億円

支出先詳細

下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです

「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。

担当組織農林水産省
直接ブロック A

地方農政局等

25.9億円

管内の都道府県に対する交付金の交付事務

1

北海道農政事務所

その他
6.6億円
2

東北農政局

その他
4.9億円
3

近畿農政局

その他
4.1億円
4

九州農政局

その他
3.3億円
5

関東農政局

その他
2.6億円
6

北陸農政局

その他
2.3億円
7

中国四国農政局

その他
1.6億円
8

東海農政局

その他
4,390万円
配分・再委託地方農政局等 より)
配分先ブロック B

都道府県(45道府県)

25.9億円

各都道府県内の市町村等に対する交付金の交付事務、本交付金事業の推進

1

北海道

補助金等交付
6.6億円
2

滋賀県

補助金等交付
2.9億円
3

山形県

補助金等交付
1.4億円
4

栃木県

補助金等交付
1.2億円
5

新潟県

補助金等交付
1.1億円
6

兵庫県

補助金等交付
9,330万円
7

熊本県

補助金等交付
9,230万円
8

宮城県

補助金等交付
9,120万円
9

鹿児島県

補助金等交付
7,530万円
10

福島県

補助金等交付
7,500万円
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)8.5億円

CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。

配分・再委託都道府県(45道府県) より)
配分先ブロック D

市町村(894市町村)

25.8億円

各市町村内の農業者団体等に対する交付金の交付事務、本交付金事業の推進

1

北海道音更町

補助金等交付
8,220万円
2

滋賀県長浜市

補助金等交付
5,160万円
3

北海道芽室町

補助金等交付
5,040万円
4

秋田県大潟村

補助金等交付
4,940万円
5

滋賀県東近江市

補助金等交付
4,890万円
6

滋賀県甲賀市

補助金等交付
3,880万円
7

北海道幌加内町

補助金等交付
3,710万円
8

栃木県那須塩原市

補助金等交付
3,330万円
9

宮城県登米市

補助金等交付
3,240万円
10

山形県鶴岡市

補助金等交付
3,190万円
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)21.3億円

CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。

配分・再委託市町村(894市町村) より)
配分先ブロック F

農業者団体等(3,369件)

25.2億円

化学肥料・化学農薬を原則5割以上低減する取組と合わせて行う地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い営農活動の実施、当該活動の推進

集約行その他(複数支出先をまとめて記載)25.2億円

CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。

配分・再委託都道府県(45道府県) より)
配分先ブロック E

推進組織(2組織)

30万円

本交付金事業の推進

1

京都府農地・水・環境保全向上対策協議会

補助金等交付
20万円
2

兵庫県多面的機能発揮推進協議会

補助金等交付
10万円
直接ブロック C

北海道

1,760万円

本交付金事業の推進

1

北海道

補助金等交付
1,760万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

・予算の執行状況、アウトプットともに継続して良好であり、引き続き事業の効果的・効率的な実施に努めていただきたい。・公開プロセスの取りまとめコメントを踏まえた検討を行っていただきたい。

事業所管部局による点検・改善

令和6年8月に第三者委員会による本交付金事業の第2期(令和2年度~令和6年度)の最終評価の結果が公表され、本交付金については、農業現場での安定した環境保全型農業の活動を支えるために必要な事業として評価でき、また、地球温暖化防止や生物多様性保全等の効果があったと評価できるとされたところである。一方、令和7年度から開始する第3期対策に向けては、「交付金の効果的な運用に向けた見直し」、「申請者の負担軽減に向けた対応」、「トレードオフ解消に向けた対応」、「全国共通取組の見直しと地域特認取組から全国共通取組への移行」及び「令和9年度を目標とした更なる制度の見直し」について、検討を進めることとされたところである。このため、最終評価の結果を踏まえ、令和7年度から開始した第3期対策においては、主に以下の内容についての見直しを実施したところである。・単収が低く不安定な移行期の重点支援を図るため、有機農業の取組の交付単価を増額(12,000円/10a→14,000円/10a)・「長期中干し」や「冬期湛水管理」など、水資源の管理や生き物調査等の地域ぐるみの活動と併せて取り組むことで効果的な推進が期待できる取組を多面的機能支払交付金に移管・事務負担軽減のため、複数あった本交付金の報告様式を統一することによる簡略化や、市町村による有機農業の取組の現地確認を全数検査から抽出検査への見直しの実施・「堆肥の施用」、「緑肥の施用」及び「総合防除」に取り組む場合であって、主作物が水稲であるときは、長期中干しや秋耕等のメタン排出削減対策をセットで実施することを要件化・「堆肥の施用」について、水田からのメタン排出量が過剰に増えないよう堆肥の最低投入量を見直し・メタン排出削減対策として「長期中干し」を実施する際には、地域の生物相に応じ、地域単位では中干し時期の分散やビオトープの設置、ほ場単位では生物の避難場所となるビオトープの設置を行うなど、水生生物への影響緩和を努力義務として位置付け・「不耕起播種」について、第2期(令和2年度~令和6年度)中の取組実績を踏まえると、今後の本交付金による実施面積の拡大が見込めないことなどから廃止・地域限定で支援していた「総合防除」「炭の投入」について、取組地域が増加し、全国的な普及が見込めることから、新たに全国共通取組として設定することで、全国の農業者が取り組めるよう見直しを実施一方、本交付金については、実施面積が約9.1万ha、実施市区町村数も894市区町村にとどまっている。本交付金の対象者は農業者の組織する団体を基本としており、個人の農業者では支援を受けることが困難な状況。また、都道府県及び市区町村の費用負担が必要であり、地方財政措置が講じられているものの、予算措置が実施困難な市区町村も存在。さらに、実施面積の増加に伴い、予算額も増加する。特に、有機農業は取組の実施による単収の減少が取組推進のボトルネック。

改善の方向性

令和7年度から開始した第3期対策については、事業の見直し内容を踏まえて、引き続き、環境保全型農業の取組の普及・推進を進めていく必要。また、食料・農業・農村基本計画(令和7年4月11日閣議決定)において、「2027 年度を目標に創設する新たな環境直接支払交付金については、現行の環境保全型農業直接支払制度を見直し、みどりの食料システム法の認定を受けた農業者が先進的な環境負荷低減の取組を行う場合に、導入リスク等に応じた仕組みとすること、支援対象となる環境負荷低減の取組及び支援水準は、その取組の普及状況や技術開発等に応じて定期的に見直しを行うことを考慮しつつ検討する」こととされており、引き続き、検討を進めていく必要。

所見を踏まえた改善点・反映状況

・環境保全型農業の実施に伴う、農業経営への影響については、他部署が実施する調査なども活用しながら分析を進めてまいりたい。・本交付金を活用していない地方自治体を対象にしたアンケート調査の実施を検討し、ボトルネックを分析してまいりたい。・現場を対象とした調査の実施に当たっては、デジタルツールの活用を検討するとともに、他部署が実施している調査との重複の排除に努めてまいりたい。・農業者が環境保全型農業に取り組む際に役立つ情報について、農林水産省Webサイトにとりまとめ、公開することを検討してまいりたい。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

本交付金の支援対象取組の実施を通じた地球温暖化防止への貢献

測定指標:本交付金の支援対象取組の実施を通じた温室効果ガス削減量[単位: 万tCO2/年]

年度別データを表示(20222026年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度15.016.0106.66667
2023年度15.017.0113.33333
2024年度15.017.0113.33333
2025年度17.0--
2026年度17.0--

20212026年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

本交付金の支援対象取組の実施を通じた生物多様性保全への貢献

測定指標:本交付金の生物多様性保全に貢献する取組の実施ほ場における指標生物スコア[単位: --]

年度別データを表示(20222026年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度3.93.9100.0
2023年度3.93.9100.0
2024年度3.93.9100.0
2025年度3.9--
2026年度4.0--

20212026年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

環境保全型農業の実施による農業経営の発展

測定指標:環境保全型農業の実施による農業経営の発展

定量的な目標値・実績値は確認できません

アウトカム

環境保全型農業に対する理解醸成、取組の更なる普及・推進(本交付金の支援対象取組の実施面積の増加)

測定指標:本交付金の支援対象取組の実施面積[単位: 万ha]

年度別データを表示(20222026年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度8.78.395.4023
2023年度9.28.794.56522
2024年度9.39.197.84946
2025年度8.8--
2026年度9.0--

20212026年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

環境保全型農業に対する理解醸成、取組の更なる普及・推進(本交付金事業の実施市区町村数の増加)

測定指標:本交付金事業の実施市区町村数[単位: --]

年度別データを表示(20222026年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度852.0852.0100.0
2023年度877.0877.0100.0
2024年度899.0894.099.44383
2025年度925.0--
2026年度949.0--
アウトカム

本交付金の支援対象取組の実施を通じた地球温暖化防止への更なる貢献(地球温暖化対策計画(令和7年2月18日閣議決定)における2030年度排出削減目標への貢献)

測定指標:本交付金の支援対象取組の実施を通じた温室効果ガス削減量[単位: 万tCO2/年]

年度別データを表示(20262030年度)
年度目標値実績値達成率
2026年度17.0--
2027年度17.0--
2028年度17.0--
2029年度17.0--
2030年度17.0--

20252030年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

生物多様性保全に貢献する有機農業の取組面積拡大への更なる貢献(みどりの食料システム戦略(令和3年5月12日みどりの食料システム戦略本部決定)における2030年の有機農業の取組面積の目標値への貢献)

測定指標:本交付金による有機農業の実施面積[単位: 万ha]

年度別データを表示(20262030年度)
年度目標値実績値達成率
2026年度2.0--
2027年度2.0--
2028年度2.0--
2029年度2.0--
2030年度3.0--

20252030年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトプット

環境保全型農業に取り組む面積の増加

測定指標:本交付金の支援対象取組の実施面積[単位: 万ha]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度8.78.294.25287
2022年度8.78.395.4023
2023年度9.28.794.56522
2024年度9.39.197.84946
2025年度8.8--

※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

北海道

市町村への交付金の交付、指導・助言等

6.8億円7費目 ▾
費目金額
環境保全型農業直接支払交付金6.6億円
環境保全型農業直接支払推進交付金1,090万円
環境保全型農業直接支払推進交付金300万円
環境保全型農業直接支払推進交付金230万円
環境保全型農業直接支払推進交付金70万円
環境保全型農業直接支払推進交付金50万円
環境保全型農業直接支払推進交付金20万円

北海道音更町

農業者団体等への交付金の交付、指導・助言、取組の履行確認等

8,220万円4費目 ▾
費目金額
環境保全型農業直接支払交付金8,160万円
環境保全型農業直接支払推進交付金30万円
環境保全型農業直接支払推進交付金20万円
環境保全型農業直接支払推進交付金10万円

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。