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食料安定供給関係費事業内容の一部改善事業ID: 3394

水産金融総合対策事業

水産庁水産経営課開始: 1969年度

2025年度当初予算

6.5億円

2024年度執行: 5.8億円

01

事業の目的・概要

事業の目的

漁業経営は、多額の設備投資を必要とすることや、自然環境・経済情勢の変化により大きく影響を受けること等から、漁業者に必要な資金を円滑に融通することにより、漁業経営の安定を図ることは極めて重要である。/ そのため、水産基本計画(令和4年3月閣議決定)においては、漁業経営を取り巻く環境の変化を踏まえ、漁業者のニーズに適切に対応し、漁業者等の資金の借入れや信用保証に係る負担軽減を推進するとされており、漁業経営の改善に取り組む漁業者(経営改善漁業者)に対しては、必要な資金が円滑に融通されるよう、積極的な支援(利子助成、保証料助成等)を実施するとされている。また、漁業経営の改善及び再建整備に関する特別措置法(昭和51年法律第43号)において、国は、経営改善漁業者が作成する改善計画の達成のために必要な援助を行うように努めるものとするとされている。/ これらを踏まえ、漁業経営の安定を図るために本事業を実施するものである。

現状・課題

漁業関係制度資金や漁業信用保証保険制度は、資金の円滑な融通を通じて漁業者等の経営安定に重要な枠割を果たしていることから、漁業経営を取り巻く環境の変化を踏まえ、漁業者のニーズに適切に対応し、漁業者等の資金の借入れや信用保証に係る負担軽減を推進しているところである。また、漁業者の効率的かつ安定的な漁業経営の育成に向けては、漁業経営体に占める経営改善漁業者の割合を伸ばしていくことが重要(令和8年度までに1.5%)であるが、経営改善漁業者の認定基準(計画期間における減価償却前利益等の伸び率15%以上)を満たす改善計画の作成が困難となっていることなどから、0.5%(令和5年度実績)と低い水準となっている。/ このため、経営改善漁業者の増加に向けて、令和5年度からチャレンジ性の高い一定の取組を行う漁業者に係る認定基準について見直しを行うとともに、経営改善漁業者が作成する改善計画の達成のために、引き続き利子助成や保証料助成等による積極的な支援を実施している。

事業の概要

①漁業経営基盤強化金融支援事業(補助率:定額)事業実施期間:平成28年度~令和9年度/経営改善漁業者等の負担する金利相当額を助成。/②漁業関係資金利子助成事業(補助率:定額)事業実施期間:貸付金に係る利子助成期間終了時まで/過年度に融資を受けた経営改善漁業者等の負担する金利相当額を助成。/③漁業経営維持安定資金利子補給等補助金(補助率:定額)事業実施期間:昭和51年度~/融資機関からの借入れに利子補給することにより中小漁業者の負担金利を低減。/④漁業経営改善促進資金預託原資借入利子補給事業(補助率:定額)事業実施期間:平成23年度~令和9年度/融資機関からの借入れに利子補給することにより経営改善漁業者の負担金利を低減。/⑤漁業信用保険事業交付金(交付率:定額)事業実施期間:平成15年度~令和9年度/(独)農林漁業信用基金に交付金を交付し、保険料率を軽減。/⑥漁業者保証円滑化対策事業(補助(交付)率:2/5、定額)事業実施期間:平成31年度~令和9年度/無担保・無保証人による融資・保証を推進するとともに、保証料を助成。/⑦中小漁業関連資金融通円滑化等事業(補助率:定額)事業実施期間:既保証引受に係る融資期間終了時まで/過年度に漁業信用基金協会が行った保証に係る代位弁済経費を助成。

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)6.5億円-
2024年度8.1億円5.8億円
2023年度8.2億円6.0億円
2022年度10.0億円6.4億円
2021年度13.0億円73.1億円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。

担当組織水産庁直接独立行政法人農林漁業信用基金2.1億円直接全国漁業信用基金協会ほか1.8億円直接公益財団法人農林水産長期金融協会1.8億円直接全国漁業協同組合連合会850万円直接日本かつお・まぐろ漁業協同組合10万円配分先借受者(漁業者等)1.6億円配分先借受者(漁業者等)710万円配分先静岡県信用漁業協同組合連合会10万円

支出先詳細

下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです

「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。

担当組織水産庁
直接ブロック F

独立行政法人農林漁業信用基金

2.1億円

・漁業信用保険事業交付金実施主体/・漁業者保証円滑化対策事業交付金実施主体

1

独立行政法人農林漁業信用基金

独立行政法人補助金等交付
2.1億円
直接ブロック E

全国漁業信用基金協会ほか

1.8億円

・漁業経営改善促進資金預託原資借入利子補給事業実施主体/・漁業者保証円滑化対策事業実施主体/・基金造成:23,361千円/・前年度末基金残高:1,351,218千円/(うち国庫補助金等相当額:1,351,218千円)/※基金設置法人からの資金の流れは基金シート参照

1

全国漁業信用基金協会

補助金等交付
1.3億円
2

長崎県漁業信用基金協会

補助金等交付
2,700万円
3

全国遠洋沖合漁業信用基金協会

補助金等交付
2,650万円
4

宮城県漁業信用基金協会

補助金等交付
260万円
直接ブロック A

公益財団法人農林水産長期金融協会

1.8億円

漁業経営基盤強化金融支援事業実施主体

1

公益財団法人農林水産長期金融協会

補助金等交付
1.8億円
配分・再委託公益財団法人農林水産長期金融協会 より)
配分先ブロック G

借受者(漁業者等)

1.6億円

漁業経営基盤強化金融支援事業実施者

1

その他漁業者

補助金等交付
1.6億円
直接ブロック B

全国漁業協同組合連合会

850万円

漁業関係資金利子助成事業実施主体

1

全国漁業協同組合連合会

補助金等交付
850万円
配分・再委託全国漁業協同組合連合会 より)
配分先ブロック H

借受者(漁業者等)

710万円

漁業関係資金利子助成事業実施者

1

その他漁業者

補助金等交付
440万円
2

漁業者a

補助金等交付
60万円
3

漁業者b

補助金等交付
30万円
4

漁業者c

補助金等交付
30万円
5

漁業者d

補助金等交付
30万円
6

漁業者e

補助金等交付
30万円
7

漁業者f

補助金等交付
20万円
8

漁業者g

補助金等交付
20万円
9

漁業者h

補助金等交付
20万円
10

漁業者i

補助金等交付
20万円
11

漁業者j

補助金等交付
20万円
直接ブロック C

日本かつお・まぐろ漁業協同組合

10万円

漁業経営維持安定資金に対する利子補給

1

日本かつお・まぐろ漁業協同組合

補助金等交付
10万円
配分・再委託日本かつお・まぐろ漁業協同組合 より)
配分先ブロック D

静岡県信用漁業協同組合連合会

10万円

漁業経営維持安定資金に対する利子補給

1

静岡県信用漁業協同組合連合会

補助金等交付
10万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

・アウトプット(経営改善漁業者向けの新規の融資実績)及び短期アウトカム(経営改善漁業者/漁業経営体数)について、目標値と実績値の乖離が大きいことから、取組の強化又は目標設定の見直しについて検討していただきたい。

事業所管部局による点検・改善

国費投入の必要性について、本事業は、漁業経営の安定に必要な資金の円滑な融通を図ることにより、中小漁業者等の積極的な経営展開を促進するものであり、これらの取組は、水産基本計画に掲げる水産物の安定供給の確保と水産業の健全な発展に寄与するものであることから妥当である。なお、地方自治体で実施可能なものはすでに税源移譲済みである。 事業の有効性について、短期アウトカムとして、漁業経営体に占める経営改善漁業者の割合を令和6年度までに0.9%にする目標に対して、令和5年度は0.5%の実績(達成度55%)、また、長期アウトカムとして、令和15年度までに漁業経営改善計画の目標達成割合を7割にする目標に対し、令和5年度は35%の実績(達成度50%)となっている。今後、経営改善漁業者等に対し利子助成や保証料助成の支援を継続的に実施することにより、経営改善漁業者の割合の増加や、経営改善に係る様々なノウハウ等の蓄積・横展開により、経営改善計画の達成割合の増加が期待できる。 事業の効率性について、事業目的に即し、費目・使途は漁業者に対する利子等の助成、求償権償却経費及び必要な事務費等、真に必要なものに限定している。なお、新規貸付分の融資・保証枠については、実績やヒアリング結果に基づき毎年度見直している。

改善の方向性

本事業の周知を図ることに加え、本事業の利用の前提となる漁業経営改善制度の活用を推進するため、国、都道府県、漁業関係団体等が、改善計画にかかるノウハウやアイデアを積極的に横展開していく。

所見を踏まえた改善点・反映状況

アウトプット(経営改善漁業者向けの新規の融資実績)については、漁業者の資金需要等を勘案した融資枠に基づき目標値を設定しているが、新型コロナウイルス感染症の影響により、実際の資金需要が低調となったこと等により、目標値と実績値の乖離が大きくなったところである。 今般、コロナ禍以前に資金需要が戻りつつあり、また、海洋環境の激変を背景とする我が国の主要な魚種の不漁、燃油、飼料等資材価格の高騰等に対応するために経営改善を図る取組に係る資金需要が見込まれ乖離は縮小するものと考えるが、今後の目標設定に当たっては、乖離が大きくならないよう対応してまいたい。 短期アウトカム(経営改善漁業者/漁業経営体数)についても、上記のとおり経営改善を図る取組に係る資金需要が見込まれるところであり、引き続き資金の円滑な融通を通じ、その数を伸ばしてまいりたい。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

漁業経営体の経営改善の推進(漁業経営体に占める融資を受けようとする経営改善漁業者の割合を令和8年度までに1.5%にする。)

測定指標:経営改善漁業者/漁業経営体数[単位: %]

年度別データを表示(20222026年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度0.60.6100.0
2023年度0.60.583.33333
2024年度0.90.666.66667
2025年度1.2--
2026年度2.0--

20212026年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトカム

経営改善の達成(漁業経営改善計画実施期間終了時に目標達成割合の7割を目指す。)

測定指標:目標達成経営改善漁業者/経営改善漁業者[単位: %]

年度別データを表示(20222026年度)
年度目標値実績値達成率
2022年度70.041.058.57143
2023年度70.035.050.0
2024年度70.076.0108.57143
2025年度70.0--
2026年度70.0--

20212026年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトプット

経営改善漁業者の積極的な設備投資(利子助成により融資を受けやすくし、設備投資を実施しやすくする。)

測定指標:①、②、④事業についてのアウトプット経営改善漁業者向けの新規の融資実績[単位: 億円]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度84.055.065.47619
2022年度84.050.059.52381
2023年度77.055.071.42857
2024年度68.050.073.52941
2025年度68.0--
アウトプット

漁業者の負担軽減((独)農林漁業信用基金の保険料率を据え置くことにより負担が増加しないようにする。)

測定指標:⑤事業についてのアウトプット(独)農林漁業信用基金の漁業近代化資金に係る保険料率[単位: %]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度0.170.17100.0
2022年度0.170.17100.0
2023年度0.170.17100.0
2024年度0.170.17100.0
2025年度0.17--
アウトプット

経営改善漁業者等の積極的な設備投資(保証により融資を受けやすくし、設備投資を実施しやすくする。)

測定指標:⑥⑦事業についてのアウトプット新規保証引受実績(当初見込み:保証枠×0.9)[単位: 億円]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度228.6178.71678.17848
2022年度276.39215.4877.9623
2023年度166.95160.7496.28032
2024年度121.7111.6991.77486
2025年度121.7--

※ アクティビティ(活動の記述)3件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

公益財団法人農林水産長期金融協会

公庫等の制度資金の借受者に対して利子助成を交付補助金等交付

1.8億円2費目 ▾
費目金額
利子助成金1.6億円
事務経費1,700万円

独立行政法人農林漁業信用基金

漁業等経営に必要な資金調達の円滑化のため、漁業者等の信用力を補完する。(独)農林漁業信用基金が、中小漁業融資保証法において、漁業信用基金協会等を相手方として、保証保険を行うことを定められているため、交付金を交付している。

1.7億円1費目 ▾
費目金額
その他1.7億円

全国漁業信用基金協会

無担保無保証人型の融資に係る保証等を行う(求償権の償却経費等への助成)

1.2億円2費目 ▾
費目金額
保証料助成1.1億円
回収金減少支援1,010万円

全国漁業協同組合連合会

公庫等の制度資金の借受者に対して利子助成を交付

850万円2費目 ▾
費目金額
利子助成金710万円
事務経費140万円

日本かつお・まぐろ漁業協同組合

漁業経営維持安定資金に対する利子補給

10万円1費目 ▾
費目金額
利子補給10万円

静岡県信用漁業協同組合連合会

漁業経営維持安定資金に対する利子補給の助成を受ける補助金等交付

10万円1費目 ▾
費目金額
利子補給10万円

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。