2025年度当初予算
602.6億円
2024年度執行: 676.0億円
事業の目的・概要
事業の目的
森林は、国土の保全、水源の涵養、地球温暖化の防止、木材等の林産物の供給等の多面的機能を有しており、国民生活及び国民経済に大きく貢献している。このような機能を持続的に発揮させるため、間伐や主伐後の再造林とこれに必要な路網整備を進める。
現状・課題
国土の保全、水源の涵養、生物多様性の保全、木材等の林産物の供給や、地球温暖化対策計画(令和7年2月18日閣議決定)に掲げる森林吸収量の目標である令和22年度の森林吸収量5.1%(平成25年度比)の確保等の森林の多面的機能を持続的に発揮させるため、資材費・人件費の上昇や林業の担い手不足等への対応を含め、森林施業の集約化や路網整備、新たな技術の導入等を通じた施業の省力化・低コスト化を図りつつ、計画的に間伐や主伐後の再造林等の森林整備を進めることが重要となっている。
事業の概要
国有林野の管理経営に関する法律に基づき、農林水産大臣が管理経営基本計画を定め、これに即して森林管理局長が策定した地域管理経営計画と国有林野施業実施計画に基づき事業を実施している。/ 具体的には、全国の国有林において、森林の有する多面的機能の持続的発揮や、森林吸収量が確保されるよう、植付、下刈、間伐等といった森林の整備や、間伐等の実施に必要となる路網の整備等を行う。なお、事業は主として民間企業への請負により実施している。(令和7年度補正を含む)
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 602.6億円 | - |
| 2024年度 | 601.8億円 | 676.0億円 |
| 2023年度 | 598.8億円 | 683.6億円 |
| 2022年度 | 595.7億円 | 669.0億円 |
| 2021年度 | 593.3億円 | 703.2億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A東北森林管理局ほか
676.0億円
造林、間伐、林道工事の実施に係る契約事務
東北森林管理局に対する示達
北海道森林管理局に対する示達
九州森林管理局に対する示達
関東森林管理局に対する示達
中部森林管理局に対する示達
四国森林管理局に対する示達
近畿中国森林管理局に対する示達
配分先ブロック B佐藤林業株式会社ほか
676.0億円
造林、間伐、林道工事等の実施
佐藤林業株式会社
沼田森林業協同組合
株式会社あすなろ(四国支所)
株式会社石川組
本荘由利森林組合
北日本索道株式会社
株式会社堀川林業
有限会社佐川運送
株式会社ヨシナリ林業
鹿角森林組合
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)625.0億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
・アウトプット(森林施業面積)について、目標値と実績値の乖離が大きいことから、取組の強化又は目標設定の見直しについて検討していただきたい。・公開プロセスの取りまとめコメントを踏まえた検討を行っていただきたい。
事業所管部局による点検・改善
・本事業は、森林の有する国土の保全、水源涵養、地球温暖化の防止等の公益的機能を持続的に発揮させるために必要な事業である。・本事業の実施にあたっては、一般競争入札の総合評価落札方式又は最低価格落札方式により入札を行い事業実施者と契約を締結しており、競争性・透明性が確保されている。また、事業の仕様においても、列状間伐等効率性の高い作業システムを積極的に採用していることに加え、事業規模拡大により効率的な事業区域の設定を行い、単位当たりコストの削減にも取り組んでいる。
改善の方向性
・引き続き、低密度植栽や下刈り回数の低減などの森林施業の省力化・低コスト化等により、コストを縮減しながら森林の適切な整備・保全を図っていくとともに、早期発注や公告期間の確保により効率的な予算執行に努める。・造林事業及び素材生産事業の役務調達における入札・契約手続きについては、国有林野事業の他の調達分野に比べ、一者応札の割合が高く、農林水産省調達改善計画の重点的な取組として位置付けられたことから、令和6年度より簡易型総合評価落札方式を導入することとした。 具体的には、予定価格が1億円未満の事業について、評価項目のうち事業計画に係る評価を省略することができるよう関係通知を改正し、技術提案書に係る提出書類を軽減して事業体の負担軽減を図るとともに、得点配分等を見直して、入札・契約手続きの迅速化・効率化を図ることとした。・林業従事者数が長期的に減少傾向で推移し、担い手が不足していく中、国有林においては、事業発注を通じて、国全体の林業労働力の確保策の推進に貢献していくことが求められている。加えて、事業実行に当たって、省力化等に資する取組を進め、我が国全体の森林施業の省力化等の推進に貢献していくことが求められている。このため、事業発注においては、一般競争入札による総合評価落札方式を採用し、若者雇用、地域への貢献、安全対策、新たな技術の導入や事業実施上の工夫の取組等を評価・加点するほか、国庫債務負担行為の活用により複数年契約による発注を推進し、事業者の安定的な事業量の確保に寄与していくこととする。
所見を踏まえた改善点・反映状況
・アウトプット(森林施業面積)目標値と実績値に差がある理由として、自然災害の発生による事業の遅れや取りやめ、入札の不調・不落があげられる。引き続き、早期の事業発注や入札手続きの効率化等に取り組みつつ、当初見込んでいた事業量の確保に努めてまいりたい。・公開プロセスの取りまとめコメントを踏まえ、新たに省力化等に係る短期・中期アウトカムを設定した上で、民有林への波及についての説明を加えた。また、事業発注においては、一般競争入札による総合評価落札方式を採用し、若者雇用、地域への貢献、安全対策、新たな技術の導入や事業実施上の工夫の取組等を評価・加点するほか、国庫債務負担行為の活用により複数年契約による発注を推進し、事業者の安定的な事業量の確保に寄与していくこととする。加えて、今後、本事業によって得られた省力化に係る知見等の普及・展開に当たって、有用な参考数値の提示や民有林関係者へのアンケートの実施など、より一層効果的な方法について研鑽を積んでいく。
成果指標・目標値・実績値
現地検討会を通じて民有林関係者(林業事業体等)に、省力化等の取組の成果を普及・展開する。
測定指標:国有林における現地検討会への関係者の延べ参加人数[単位: 千人]
年度別データを表示(2024〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | - | 7.2 | - |
| 2025年度 | 7.2 | - | - |
| 2026年度 | 7.0 | - | - |
| 2027年度 | 7.0 | - | - |
| 2028年度 | 7.0 | - | - |
人工林面積のうち省力化やコスト低減を図る取組を実施した面積の割合を令和10年度までに85%に増加させる。
測定指標:人工林面積のうち省力化やコスト低減を図る取組を実施した面積の割合[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 62.0 | - | - |
| 2025年度 | 68.0 | - | - |
| 2026年度 | 73.0 | - | - |
| 2027年度 | 79.0 | - | - |
| 2028年度 | 85.0 | - | - |
人工林について、主伐後の再造林や間伐等を適切に実施することにより、国土の保全や水源の涵養等の多面的機能を発揮する健全な森林への誘導を進め、令和10年度までに 35%まで進捗させる。
測定指標:国土の保全や水源の涵養等の多面的機能を発揮する健全な森林への誘導率[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 7.0 | - | - |
| 2025年度 | 14.0 | - | - |
| 2026年度 | 21.0 | - | - |
| 2027年度 | 28.0 | - | - |
| 2028年度 | 35.0 | - | - |
森林・林業基本計画において育成複層林へ誘導することとされている340万haの育成単層林のうち、育成複層林へ誘導した森林の割合を、令和10年度までに4.3%に増加させる。
測定指標:育成単層林のうち、育成複層林へ誘導した森林の割合( 育成単層林から育成複層林へ誘導した森林の面積 ÷ 育成単層林から育成複層林へ誘導することとされている森林の面積 )[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2028年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 2.0 | - | - |
| 2025年度 | 2.6 | - | - |
| 2026年度 | 3.0 | - | - |
| 2027年度 | 4.0 | - | - |
| 2028年度 | 4.0 | - | - |
※ 2023〜2028年度のデータあり(直近5年度を表示)
間伐や主伐後の再造林、路網整備等の着実な実施(これらの事業の中で省力化等に資する施業を実施(実証))
測定指標:森林施業面積[単位: 千ha]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 165.0 | 124.0 | 75.15152 |
| 2023年度 | 161.0 | 116.0 | 72.04969 |
| 2024年度 | 147.0 | 109.0 | 74.14966 |
| 2025年度 | 148.0 | - | - |
| 2026年度 | 145.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
佐藤林業株式会社
造林、間伐、林道工事等の実施
1.3億円1費目 ▾
佐藤林業株式会社
造林、間伐、林道工事等の実施
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 造林・間伐等経費 | 1.3億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。