2025年度当初予算
281.5億円
2024年度執行: 291.8億円
事業の目的・概要
事業の目的
農業用用排水施設の老朽化の進行や気候変動等による災害リスクが高まる中、農業の持続的な発展を図るため、その基盤となる農業用用排水施設のきめ細かな長寿命化を図るほか、施設の機能低下により災害のおそれが生じている箇所において、その機能を回復するとともに、被害の発生を未然に防ぐための取組及び事故の防止などリスク管理に資する取組等を実施する。
現状・課題
農業用用排水施設の老朽化の進行(※1)に加え、近年、頻発する集中豪雨や南海トラフ地震など、大規模災害リスクが一層高まっている中(※2)、農業用用排水施設の機能を安定的に発揮させていくためには、施設の機能診断を行い劣化の見通しを立て、箇所ごとの劣化状況に応じた適時適切な長寿命化対策や災害の未然防止に必要な施設整備など機動的な防災減災対策を実施する必要がある。/(※1) 基幹的農業用用排水施設のうち、既に標準耐用年数を超過した施設は全体の50%、今後10年のうちに標準耐用年数を超過する施設は全体の17%となっている(農林水産省:http://www.maff.go.jp/j/nousin/mizu/sutomane)/(※2) 全国の1時間降水量50mm以上の年間発生回数は増加傾向にあり、最近10年間(2014~2023年)の平均発生回数(約330回)は、統計期間の最初の10年間(1976年~1985年)の平均年間発生回数(約226回)と比べて約1.5倍に増加している。(気象庁HP)
事業の概要
1 長寿命化対策/ 長寿命化対策に資する農業用用排水施設等の整備/2 防災減災対策/ 自然災害等により被害が発生するおそれのある農業用用排水施設等の整備、ため池等の防災安全度の向上を図るために行う管理施設等の整備、流域治水対策のために行う農業用用排水施設等の整備/3 ため池の保全・避難対策/ 緊急時の迅速な避難行動や適切な保全管理につなげる対策/4 施設情報整備・共有化対策/ 地理情報システムの情報整備
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 281.5億円 | - |
| 2024年度 | 281.5億円 | 291.8億円 |
| 2023年度 | 281.5億円 | 290.6億円 |
| 2022年度 | 254.0億円 | 249.2億円 |
| 2021年度 | 258.1億円 | 224.2億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A地方農政局等
281.0億円
管内の都府県・市町村・土地改良区等に対する補助金の交付事務、指導監督等の業務
九州農政局
中国四国農政局
東北農政局
関東農政局
東海農政局
近畿農政局
北陸農政局
沖縄総合事務局
配分先ブロック C都府県
281.0億円
都府県・市町村・土地改良区等に対する補助金の交付事務、指導監督等の業務
愛知県
新潟県
大分県
滋賀県
岡山県
沖縄県
佐賀県
青森県
秋田県
熊本県
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)155.9億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック B北海道
10.8億円
道・市町村・土地改良区等に対する補助金の交付事務、指導監督等の業務
北海道
配分先ブロック D都道府県営事業
148.2億円
長寿命化・防災減災対策に資する農業用用排水施設の整備等
愛知県
大分県
青森県
徳島県
新潟県
秋田県
石川県
鹿児島県
岡山県
岐阜県
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)62.8億円
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配分先ブロック E市町村営事業
109.1億円
長寿命化・防災減災対策に資する農業用用排水施設の整備等
三次市
宮古島市
都城市
玉名市
宇土市
長野市
倉敷市
伊万里市
岩見沢市
諫早市
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)94.8億円
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配分先ブロック F団体営事業
34.5億円
長寿命化・防災減災対策に資する農業用用排水施設の整備等
彦根市北部土地改良区
西蒲原土地改良区
湯沢雄勝土地改良区
浜北土地改良区
清水土地改良区
広瀬桃木両用水土地改良区
関川水系土地改良区
宍戸土地改良区
愛知川沿岸土地改良区
福山市土地改良区
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)26.8億円
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点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
アウトカムの農業用用排水施設の長寿命化対策に係る目標値と実績値に乖離があり、取組の強化又は目標設定の見直しについて検討していただきたい。
事業所管部局による点検・改善
【国費投入の必要性について】・本事業は、農業用水の安定供給及び農地の良好な排水条件の確保並びに湛水被害の防止により、安定的な農業経営を実現するだけでなく、国民が広く裨益する食料の安定供給の確保や国土の保全等の多面的機能に寄与するものである。【事業の効率性】・一般競争入札などの競争性のある方法による支出先の選定や、農業水路等長寿命化・防災減災事業交付金交付要綱に準ずる受益者との負担関係の調整等、適切に実施されている。・資金の流れにおける事業実施主体の事務費の支出等、費目・使途については、事業目的に則した工事費等に限定されており、新技術の活用、既存施設や現場発生材の有効利用等により工事コストの縮減に取り組んでいる。・事業を安定的・持続的に実施するためには、施工業者等の技術者が安定的に確保され、次世代に技術力が継承されていくことが重要であり、農林水産省は、公共工事の品質確保の促進に関する法律にのっとり、工事の品質確保と受注者の良好な勤務環境の確保に不可欠な適正な工期設定等(主な取組:休日の確保の推進、処遇改善の推進、担い手の確保のための環境整備、適切な入札条件等での発注の推進等)に取り組んでいる。・受発注者双方における業務の効率化、技術力の向上と継承という重要課題に対応するため、①工事における情報化施工技術の活用推進、②遠隔確認のツールを活用した現場確認や工事検査の実施、③受発注者間で行われる情報の送受信を効率的に行う情報共有システムの活用、④大規模かつ困難な工事における仮設計画や工法選定について施工業者の技術力の活用等に取り組んでいる。・施設の集約・再編、省エネ化・再エネ利用、ICT等の新技術活用等を推進し、ストックの適正化や維持管理の効率化を図っている。・類似条件の近隣地区等との単位当たり事業費の比較等により、事業の経済性・効率性を確認している。【事業の有効性】・本事業において整備された施設は、農業生産を行う上で必要不可欠なものであり、受益者である土地改良区等により適切に管理され、農業生産の基盤となっている。
改善の方向性
・厳しい財政状況を踏まえ、コスト縮減を推進することは重要であることから、新技術の活用、既存施設や現場発生材の有効利用等の工事コスト縮減の取組等を今後とも推進していく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
今後検討する。
成果指標・目標値・実績値
令和7年度までに農業用用排水施設の長寿命化対策により安定的に農業生産が維持される農地面積を約20万ha以上とする
測定指標:農業用用排水施設の長寿命化対策により安定的に農業生産が維持される農地面積[単位: ha]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 40000.0 | 23934.0 | 59.835 |
| 2022年度 | 80000.0 | 44389.0 | 55.48625 |
| 2023年度 | 120000.0 | 82086.0 | 68.405 |
| 2024年度 | 160000.0 | 109319.0 | 68.32438 |
| 2025年度 | 200000.0 | - | - |
本事業並びに国営総合農地防災事業及び特殊自然災害対策施設緊急整備事業等の地域ごとに必要な防災対策を実施することで、湛水等による農業被害を防止・軽減する。
測定指標:本事業並びに国営総合農地防災事業及び特殊自然災害対策施設緊急整備事業等によって総合的に湛水被害等が防止される農地及び周辺地域の累計面積[単位: ha]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 42000.0 | 57579.0 | 137.09286 |
| 2022年度 | 84000.0 | 100431.0 | 119.56071 |
| 2023年度 | 126000.0 | 158743.0 | 125.98651 |
| 2024年度 | 168000.0 | 202893.0 | 120.76964 |
| 2025年度 | 210000.0 | - | - |
農業用用排水施設の受益地において農業用水が確保(施設機能が保全)されている農地面積の割合を毎年度(令和6~7年度)10割とする。※目標に対する実績を踏まえて、突発事故や機能喪失の未然防止及び早期復旧に係る手続・制度等について、改善すべき点がないのかを検証し、必要に応じて見直ししていく趣旨で設定。※農業用用排水施設の受益地の面積は、状況の変化を踏まえて毎年度更新。
測定指標:農業用用排水施設の受益地において農業用水が確保(施設機能が保全)されている農地面積の割合[単位: %]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 100.0 | 99.999 | 99.999 |
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
農業用用排水施設の機能が保全され、農業用水が安定的に供給されている農地面積の割合を毎年度(令和7~11年度)10割とする。※目標に対する実績を踏まえて、突発事故や機能喪失の未然防止及び早期復旧に係る手続・制度等について、改善すべき点がないのかを検証し、必要に応じて見直ししていく趣旨で設定。※農業用用排水施設の受益地の面積は、状況の変化を踏まえて毎年度更新。
測定指標:農業用用排水施設の機能が保全され、農業用水が安定的に供給されている農地面積の割合[単位: %]
年度別データを表示(2025〜2029年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 100.0 | - | - |
| 2026年度 | 100.0 | - | - |
| 2027年度 | 100.0 | - | - |
| 2028年度 | 100.0 | - | - |
| 2029年度 | 100.0 | - | - |
防災対策を実施した地区の農業生産活動が維持され、農業経営が安定化する。また、地域住民の暮らしの安全を確保する。
測定指標:防災対策を実施した地区の農業生産活動の維持と農業経営の安定化
定量的な目標値・実績値は確認できません
農業用用排水施設の補修・更新等の長寿命化対策の実施
測定指標:長寿命化を図る取組の実施地区数[単位: 地区]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 752.0 | 847.0 | 112.63298 |
| 2022年度 | 876.0 | 908.0 | 103.65297 |
| 2023年度 | 917.0 | 927.0 | 101.09051 |
| 2024年度 | 922.0 | 924.0 | 100.21692 |
| 2025年度 | 918.0 | - | - |
農地及び周辺地域の湛水被害等を防止する。
測定指標:湛水防除等の対策実施地区数[単位: 地区]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 346.0 | 356.0 | 102.89017 |
| 2022年度 | 379.0 | 400.0 | 105.5409 |
| 2023年度 | 513.0 | 517.0 | 100.77973 |
| 2024年度 | 588.0 | 593.0 | 100.85034 |
| 2025年度 | 611.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
(支出先不明)
-1費目 ▾
(支出先不明)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| - | - |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。