2025年度当初予算
4360.5億円
2024年度執行: 2614.3億円
事業の目的・概要
事業の目的
主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(以下、「法」という。)に基づき、主要な食糧である麦が、主食としての役割を果たし、かつ、北海道の畑作輪作体系、都府県の水田営農における重要な農産物としての地位を占めていることにかんがみ、国家貿易による輸入・売渡し・備蓄に係る措置を総合的に講ずることにより、麦の需給及び価格の安定を図り、もって国民生活と国民経済の安定に資する。
現状・課題
食糧用麦については、国内産麦では量的又は質的に満たせない需要分(需要量の8割以上、約500万トン)を安定的に供給するため、国家貿易により外国産麦を輸入。/主要輸出国における不作、港湾ストライキ等の輸送障害等により、主要な食糧である小麦について、必要量の輸入が困難な事態となった場合、需給がひっ迫し、国民の食生活に重大な影響が生じる可能性があり、国民・市場の不安を払拭するため、備蓄を行う必要。
事業の概要
我が国は、麦の需要の約8割を輸入で賄っており、そのうち、汎用性が高く輸入ロットが大きい主要5銘柄の小麦(年間約400万トン)は、主にアメリカ、カナダ、オーストラリアから競争入札により輸入する(一般輸入)。また、食糧用大麦や輸入ロットが小さい食糧用小麦(年間約90万トン)は、輸入業者と実需者が結びついて申込むSBS方式により輸入を行う。/ また、麦の供給が不足する事態に備え、食糧用輸入小麦の買受資格者が食糧用輸入小麦の年間需要量の2.3か月分を備蓄する場合、1.8か月分の備蓄に要する費用を助成するとともに、不測の事態が生じた場合において、新たな輸入先国から安全な小麦の輸入を確保できるよう、安全性検査を実施する。さらに、我が国未承認の遺伝子組換え小麦の混入の疑義が生じた場合の確認検査等を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 4360.5億円 | - |
| 2024年度 | 4573.3億円 | 2614.3億円 |
| 2023年度 | 4901.4億円 | 2680.1億円 |
| 2022年度 | 3076.6億円 | 3316.9億円 |
| 2021年度 | 3160.2億円 | 2492.5億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
| 会計区分 | 当初予算 |
|---|---|
| 特別会計 | 4360.5億円 |
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A輸入業者(丸紅株式会社 他13社)
2573.7億円
①輸入国における現品の買付け/②本邦輸入港までの輸送/③本邦輸入における引渡し等
丸紅株式会社
CZL株式会社
三井物産株式会社
三菱商事株式会社
伊藤忠商事株式会社
カーギルジャパン合同会社
シー・ビー・エイチ・グレイン・ジャパン株式会社
住友商事株式会社
株式会社バイテラ・ジャパン
双日株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)5,170万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック I港湾荷役経費(株式会社上組他57社)
57.5億円
輸入した麦を船からサイロまで搬送するための荷役経費等
株式会社上組
日清サイロ株式会社
株式会社ニップン
千葉共同サイロ株式会社
一般財団法人日本穀物検定協会
日本通運株式会社
丸全昭和運輸株式会社
名港海運株式会社
鈴與株式会社
大阪港埠頭ターミナル株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)9.3億円
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配分先ブロック H安全性検査経費(一般財団法人日本穀物検定協会他1社)
4.1億円
輸入商社に義務付けている食品衛生法に基づく残留農薬等の検査に係る経費
海外貨物検査株式会社
一般財団法人日本穀物検定協会
配分先ブロック J品位等検査経費(一般財団法人日本穀物検定協会他1社)
2.9億円
輸入麦の水分、たんぱく質の含有量等の品位が契約規格を満たしているかを検査する経費
一般財団法人日本穀物検定協会
一般社団法人日本貨物検数協会
配分先ブロック K回送経費・くん蒸経費等(株式会社上組他21社)
1.5億円
輸入麦を沖縄へ回送するための海上運賃等
上組海運株式会社
全農物流株式会社
琉球海運株式会社
池田興業株式会社
中部資材株式会社
三光化学工業株式会社
共立サニタリー株式会社
関東港業株式会社
デゲシュ・ジャパン株式会社
テクノ化成株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)510万円
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直接ブロック B製粉企業等(日清製粉株式会社他53社)
40.1億円
食糧用輸入小麦を一定水準以上備蓄した場合に補助
日清製粉株式会社
株式会社ニップン
昭和産業株式会社
日東富士製粉株式会社
千葉製粉株式会社
鳥越製粉株式会社
株式会社増田製粉所
熊本製粉株式会社
飯坂製粉株式会社
柄木田製粉株式会社
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)3.4億円
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直接ブロック C検量人(一般財団法人日本穀物検定協会他1社)
1,980万円
食糧用輸入小麦の備蓄数量の確認に要する経費
一般財団法人日本穀物検定協会
一般社団法人全沖縄検数協会
直接ブロック D検査機関(一般財団法人日本穀物検定協会他1社)
1,940万円
新たな輸入先国の小麦の安全性検査に要する経費
一般財団法人日本穀物検定協会
日本環境科学株式会社
直接ブロック E調査会社(アイ・シー・ネット株式会社)
600万円
小麦の輸入先国の多元化に向けた調査に要する経費
アイ・シー・ネット株式会社
直接ブロック F検査機関(一般社団法人日本貨物検数協会 他1社)
450万円
輸入小麦の試料採取および濃度測定業務に要する経費
一般財団法人日本穀物検定協会
一般社団法人日本貨物検数協会
直接ブロック G検査機関(一般財団法人日本穀物検定協会)
430万円
輸入小麦中の麦角アルカロイドの濃度分析業務
一般財団法人日本穀物検定協会
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
・アウトプット、短期アウトカムともに継続して良好であり、引き続き事業の効果的・効率的な実施に努めていただきたい。・外部有識者の指摘を踏まえた検討を行っていただきたい。
事業所管部局による点検・改善
・ 食糧用麦の輸入については、これまでに次のような見直しを実施。 ① 平成22年10月 ア 国が一定期間保有する備蓄方式を変更し、輸入された小麦を直ちに販売し、製粉企業に一定期間備蓄させる方式(即時販売方式)を導入。 イ 国が行っていた配船を商社が行う方式に変更 ② 平成24年11月 輸入麦の品質管理を安全性と効率性の面からより適切に行うことができるよう残留農薬等検査の見直しを行い、安全性対策等経費を縮減。 ③ 平成25年5月 SBS方式の利用拡大の観点から、最低申込数量、輸入港ごとの最低荷揚げ数量、輸入港数の制限を撤廃。 ④ 平成27年1月 日豪EPAの発効に伴い、食糧用麦SBSの本船単位の輸入の対象銘柄にAH(オーストラリアン・ハード)及びAPW (オーストラリアン・プレミアム・ホワイト)を追加。 ⑤ 平成29年10月 製粉業の競争力を強化する観点から、全銘柄を対象にしたSBSカテゴリーⅢ(本船・コンテナ輸入)を新設。 ⑥ 平成30年12月 TPP11協定の発効に伴い、小麦はカナダ、豪州にSBS方式の国別枠を、大麦はSBS方式のTPP枠を設定。 ⑦ 平成31年2月 日EU・EPA協定の発効に伴い、小麦・大麦ともにSBS方式のEU枠を設定。 ⑧ 令和2年1月 日米貿易協定の発効に伴い、小麦にSBS方式の米国枠を設定。・ 食糧用麦の備蓄については、平成22年10月に、国が一定期間備蓄する方式から、輸入された麦を直ちに製粉企業等に販売し、民間備蓄する方式への見直しを実施。
改善の方向性
・ 食糧用麦の輸入については、実需者ニーズに見合った麦の安定的な供給が確保されるよう、引き続き適切な輸入の実施に努める。・ 備蓄事業については、事業実施主体から提出される事業実施計画の内容を十分に審査した上で、引き続き適正な執行に努める。
外部有識者による点検
・制度の運営コストにどれくらい費用がかかっているのかについての効率性目標、さらに日本の麦生産の振興にどの程度貢献しているか等、についてもアウトカム指標が追加されることを検討して欲しい。
所見を踏まえた改善点・反映状況
本所見を含め、関係者の意見を幅広く伺いながら検討を進める。
成果指標・目標値・実績値
令和6年度において、製粉企業等の実需者の需要に応じた外国産食糧用麦466万トンの計画的な輸入・売渡しを通じて、需給が安定している状態の実現。
測定指標:・成果実績は食糧用麦の輸入数量(売渡数量)。・達成度は「麦の需給に関する見通し」における外国産食糧用麦の輸入量に対する輸入実績数量の割合。[単位: 千トン]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 5009.0 | 4714.0 | 94.1106 |
| 2022年度 | 4706.0 | 4833.0 | 102.69868 |
| 2023年度 | 4819.0 | 4419.0 | 91.69952 |
| 2024年度 | 4663.0 | 4626.0 | 99.20652 |
| 2025年度 | 4703.0 | - | - |
令和6年度において、麦の供給が不足する事態に備え、輸入小麦の年間需要量2.3か月分に相当する87万トンが適切に備蓄されている状態の実現
測定指標:・成果実績は外国産食糧用小麦の備蓄数量。・達成度は「麦の需給に関する見通し」における外国産食糧用小麦の備蓄目標数量に対する備蓄実績数量の割合。[単位: 万トン]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 93.0 | 85.0 | 91.39785 |
| 2022年度 | 88.0 | 89.0 | 101.13636 |
| 2023年度 | 89.0 | 83.0 | 93.25843 |
| 2024年度 | 87.0 | 77.0 | 88.50575 |
| 2025年度 | 87.0 | - | - |
国家貿易による輸入・売渡し・備蓄に係る措置を総合的に講ずることにより、麦の需給を継続的に安定させるとともに、不測時にも迅速に備蓄小麦を放出できる体制を維持することで、国民生活と国民経済の安定を実現
測定指標:外国産食糧用麦の安定的な輸入及び外国産食糧用麦が適切に備蓄されている状態の実現(アクティビティ101及び102の短期アウトカム達成率の5カ年平均)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 100.0 | 97.9 | 97.9 |
| 2022年度 | 100.0 | 97.1 | 97.1 |
| 2023年度 | 100.0 | 96.7 | 96.7 |
| 2024年度 | 100.0 | 94.8 | 94.8 |
| 2025年度 | 100.0 | 95.0 | 95.0 |
「麦の需給に関する見通し」を踏まえ、国家貿易による食糧用麦の輸入・売渡しを行う。
測定指標:食糧用麦の輸入数量[単位: 千トン]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 5009.0 | 4714.0 | 94.1106 |
| 2022年度 | 4706.0 | 4833.0 | 102.69868 |
| 2023年度 | 4819.0 | 4419.0 | 91.69952 |
| 2024年度 | 4663.0 | 4626.0 | 99.20652 |
| 2025年度 | 4703.0 | - | - |
食糧用輸入小麦の買受資格者が食糧用輸入小麦の年間需要量2.3か月分を備蓄する。
測定指標:備蓄事業実施主体の公募、選定数[単位: 社]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 52.0 | 52.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 53.0 | 53.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 53.0 | 53.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 54.0 | 54.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 53.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
丸紅株式会社
輸出国における現品の買付け、本邦輸入港にまでの輸送及び本邦輸入港における引渡等(一般輸入・SBS輸入)
649.5億円5費目 ▾
丸紅株式会社
輸出国における現品の買付け、本邦輸入港にまでの輸送及び本邦輸入港における引渡等(一般輸入・SBS輸入)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 麦買入費 | 633.2億円 |
| 麦買入費 | 14.1億円 |
| 麦買入費 | 8,620万円 |
| 麦買入費 | 7,870万円 |
| 麦買入費 | 5,770万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。