2025年度当初予算
58.5億円
2024年度執行: -
事業の目的・概要
事業の目的
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が医療分野研究開発推進計画に基づき、大学、研究開発法人その他の研究機関の能力を活用して行う医療分野の研究開発及びその環境の整備、研究機関における医療分野の研究開発及びその環境の整備の助成等に要する費用に係る補助金を交付することにより、健康・医療戦略を推進し、もって健康長寿社会の形成に資することを目的とする。
現状・課題
AMED においては、医療分野の研究開発関連予算(国が定めた戦略に基づくトップダウンの研究を行うために、研究者や研究機関に配分される研究費等)を集約し、基礎から実用化まで切れ目ない研究開発支援を実施してきている。/第1期中長期目標期間(平成 27 年度~令和元年度)では、関係省の関連する研究開発事業を統合的に連携させ、疾患別に一つのプロジェクトとして一元的に管理する9つの統合プロジェクトを立ち上げ、統合プロジェクトごとにプログラムディレクター(PD)等を配置し、基礎から実用化までの一貫した研究開発管理を行った。/第2期中長期目標期間(令和2年度~令和6年度)においては、第1期中長期目標期間中にあった統合プロジェクトについて、疾患を限定しないモダリティ(技術・手法)等の統合プロジェクトに集約・再編し、新たな医療技術等の様々な疾患への効果的な展開や「予防/診断/治療/予後・QOL(生活の質)」といった開発目的を明確にした研究開発を推進した。それとともに、疾患領域に関連した研究開発は、モダリティ等の統合プロジェクトを横断する形で、統合プロジェクト間の連携を常時十分に確保し、特定の疾患ごとに疾患領域コーディネーター(DC)を配置して、柔軟にマネジメントできる体制を構築してきた。第2期中長期目標期間中には、AMED が支援した課題から 40 件の薬事承認が得られ、シーズの企業への導出件数は 434 件に上るなど、研究成果が社会価値へとつながりつつある。基礎から応用までの各フェーズも着実に進展し、当該期間中に、非臨床 PoC の取得 357 件、査読付き論文6千本以上の成果が得られている。一般的に医薬品等の研究開発には 10 年を超える長期間を要するものも多く、第2期中長期目標の下での取組はまだ道半ばではあるが、研究成果の疾患横断的な展開、研究者の実用化への意識の変化が見られるなど、一定の効果は得られている。/ 一方で、令和6年5月には、我が国の創薬力について、医薬品を中心に、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロス問題、我が国の医薬品等の産業の国際競争力の低下が課題と指摘された。医療分野の研究開発の観点からは、多様なプレーヤーと連携し、出口志向の研究開発をリードできる人材、国際水準の臨床試験の実施、アカデミア・スタートアップの絶え間ないシーズ創出・育成などが指摘され、また AMED における研究開発支援の観点からは、関係府省庁に紐づく施策・事業の間の壁について指摘がなされた。さらに、第2期中長期目標期間中に発生した新型コロナウイルス感染症の世界的な流行を契機に、将来の感染症有事に備えた政府一体となったワクチン・治療薬・診断薬開発の必要性が浮き彫りになった。くわえて、「経済財政運営と改革の基本方針 2024~賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現~」(令和6年6月 21 日閣議決定)においては、予防・重症化予防・健康づくりに関する大規模実証研究事業の活用などにより、保健事業やヘルスケアサービスの創出を推進し、得られたエビデンスの社会実装に向けた AMED の機能強化を行うこと、AMED の研究開発支援を通じて研究基盤を強化することで創薬力の抜本的強化を図ることが課題として明記されている。/これらの現状と課題を踏まえ、第3期中長期目標期間(令和7年度~令和11年度)の取組を推進している。
事業の概要
新興・再興を含む幅広い感染症の研究を推進するとともに、エイズや肝炎についての新たな知見を獲得し、予防法・治療法等の開発を促進する。重点感染症のワクチン・診断薬・治療薬については、平時に市場の需要がなく、感染症の発生時期や規模等についての予測もできないことを踏まえ、他の疾患領域とは異なる観点からの研究開発支援が必要である。「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(令和6年7月2日閣議決定)を踏まえ、国立健康危機管理研究機構と連携し、今後の感染症有事を見据えた研究開発基盤の強化を行う。加えて、平時に発生する感染症に対する医薬品等の研究開発も極めて重要であり、その基礎となる科学的知見の創出及び社会実装も見据えた研究開発にも取り組む。さらに、ワクチン戦略に基づき、緊急時の迅速な開発を念頭に、平時からワクチンの研究開発体制を構築し、産学官連携による研究開発を促進するSCARDAの取組と感染症対策領域における取組との密接かつ一体的な運用を推進する。SCARDAにおいては、世界トップレベル研究開発拠点の形成による出口を見据えた研究開発や、重点感染症等に対するワクチン開発を通じ、国産ワクチンの開発に資する研究開発を基礎研究から実用化までシームレスに推進する。また、感染症有事の際に研究開発等に迅速に着手できるよう、平時から国内外の関係機関との連携体制の構築と有事に備えたシミュレーション・訓練を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 58.5億円 | - |
| 2024年度 | - | - |
| 2023年度 | - | - |
| 2022年度 | - | - |
| 2021年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A国立研究開発法人日本医療研究開発機構
61.1億円
補助事業の管理
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
配分先ブロック D国立大学法人大阪大学ほか
55.8億円
研究を実施
国立大学法人大阪大学
国立研究開発法人国立がん研究センター
国立大学法人東京大学
国立大学法人東京科学大学
国立大学法人京都大学
国立大学法人北海道大学
国立大学法人熊本大学
国立大学法人金沢大学
公益財団法人広島生命科学研究所
国立研究開発法人国立国際医療研究センター
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)25.6億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
配分先ブロック C国立感染症研究所ほか
2.7億円
研究を実施
厚生労働省(国立感染症研究所)
厚生労働省(国立医薬品食品衛生研究所)
配分先ブロック E国立研究開発法人日本医療研究開発機構
2.1億円
補助事業の管理等に係る事務費
国立研究開発法人日本医療研究開発機構への繰入れ
配分先ブロック Bシンプレクス株式会社ほか
4,830万円
審査、評価等関連業務
シンプレクス株式会社
東芝デジタルソリューションズ株式会社
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社
特定非営利活動法人医療ネットワーク支援センター
日鉄日立システムソリューションズ株式会社
株式会社英知
テクマトリックス株式会社
扶桑速記印刷株式会社
富士ネットワークス株式会社
株式会社Piic
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)830万円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
脳機能、免疫、老化等の生命現象の機能解明や、様々な疾患を対象にした疾患メカニズムの解明等のための基礎的な研究開発を行うために必要な経費であり、適切な執行に努めること。
事業所管部局による点検・改善
PJ内横断的な枠組として、AMED-LINKを開催し、これまでの延長線上にないシーズを生み出すための機会を創出した。また、第5次がん研究10か年戦略に沿った体制の実現、AIを活用し、デジタル脳開発を軸に据えた大型プロジェクトの始動、世界11カ国に及ぶ感染症モニタリング体制整備によるデータ利用・ネットワーク構築を進めるなど、研究開発成果の導出等のすべての評価指標を上回る成果を挙げた。
改善の方向性
適切に予算を執行し、事業の目標を達成できており、第3期においては、感染症に関する研究開発等を実施していく。
成果指標・目標値・実績値
医療分野の研究開発への応用を目指し、脳機能、免疫、老化等の生命現象の機能解明や、様々な疾患を対象にした疾患メカニズムの解明等のための基礎的な研究開発を行う。
測定指標:研究成果の科学誌(インパクトファクター5以上)への論文掲載件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 80.0 | 841.0 | 1051.25 |
| 2023年度 | 80.0 | 649.0 | 811.25 |
| 2024年度 | 80.0 | 496.0 | 620.0 |
感染症に関する研究開発等を行った成果が実用化される。
測定指標:シーズの企業導出件数[単位: 件]
年度別データを表示(2025〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 130.0 | - | - |
基礎的な研究開発を行うことにより、実用化につなげる。
測定指標:シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 2.0 | 4.0 | 200.0 |
| 2023年度 | 2.0 | 16.0 | 800.0 |
| 2024年度 | 2.0 | 17.0 | 850.0 |
基礎的な研究開発を行うことにより、実用化につなげる。
測定指標:薬事承認件数[単位: 件]
定量的な目標値・実績値は確認できません
大学、研究開発法人その他の研究機関の能力を活用する。
測定指標:契約件数(補助・委託)※当初見込みは、前年度の活動実績。(契約件数については、研究分野によって1課題あたりの規模・補助額が異なり、専門家の評価により変動しうるものであるため、件数を予め見込むことは困難であるが、目安の指標として設定している。)[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 380.0 | 384.0 | 101.05263 |
| 2023年度 | 384.0 | 365.0 | 95.05208 |
| 2024年度 | 365.0 | 382.0 | 104.65753 |
| 2025年度 | 0.0 | - | - |
大学、研究開発法人その他の研究機関の能力を活用する。
測定指標:契約件数(補助・委託)※契約件数については、研究分野によって1課題あたりの規模・補助額が異なり、専門家の評価により変動しうるものであるため、件数を予め見込むことは困難である。[単位: 件]
定量的な目標値・実績値は確認できません
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
医療研究開発推進事業費補助金および保健衛生医療調査等推進事業費補助金
61.1億円1費目 ▾
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
医療研究開発推進事業費補助金および保健衛生医療調査等推進事業費補助金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 補助金 | 61.1億円 |
国立大学法人大阪大学
B型肝炎ウイルス持続感染モデルを活用した病態解明および新規治療法の開発 全23件
6.4億円5費目 ▾
国立大学法人大阪大学
B型肝炎ウイルス持続感染モデルを活用した病態解明および新規治療法の開発 全23件
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 2.8億円 |
| 間接経費 | 1.5億円 |
| その他 | 1.4億円 |
| 人件費・謝金 | 5,230万円 |
| 旅費 | 1,140万円 |
厚生労働省(国立感染症研究所)
受容体共役因子によるB型肝炎ウイルス感染制御と創薬研究 全38件
2.5億円4費目 ▾
厚生労働省(国立感染症研究所)
受容体共役因子によるB型肝炎ウイルス感染制御と創薬研究 全38件
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 1.2億円 |
| その他 | 6,540万円 |
| 人件費・謝金 | 4,880万円 |
| 旅費 | 2,020万円 |
国立研究開発法人日本医療研究開発機構への繰入れ
補助事業の管理等に係る事務費
2.1億円3費目 ▾
国立研究開発法人日本医療研究開発機構への繰入れ
補助事業の管理等に係る事務費
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 1.7億円 |
| 諸謝金 | 3,680万円 |
| 旅費 | 240万円 |
シンプレクス株式会社
令和6年度AMED研究開発課題管理支援ツールシステム改良他
710万円1費目 ▾
シンプレクス株式会社
令和6年度AMED研究開発課題管理支援ツールシステム改良他
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 役務費 | 710万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。