2025年度当初予算
4,710万円
2024年度執行: -
事業の目的・概要
事業の目的
1990年代の旧ユーゴスラビア及びルワンダ内戦における大規模な性的暴力が世界的な注目を集めたこと、1995年の第4回世界女性会議において採択された北京宣言を踏まえた行動綱領の中で「紛争解決の意思決定レベルへの女性の参加を増大し、武力又はその他の紛争下に暮らす女性並びに外国の占領下で暮らす女性を保護すること」が戦略目的の一つとして明記されたこと、1998年に採択された国際刑事裁判所に関するローマ規程により、紛争下の性的暴力は戦争犯罪と明記されたこと等が契機となり、2000年、国際連合安全保障理事会において、国際紛争の予防・解決・平和構築・平和維持のあらゆるレベルにおいて女性を「積極的主体」として位置付けた女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security) に関する決議第1325号が全会一致で採択。/ 我が国は、これらの決議を履行するため、直近では第3次女性・平和・安全保障に関する行動計画(2023年度-2028年度)を策定。同計画において、防衛省もWPSに関する取組の実施主体として明記され、ジェンダー視点を防災・災害対応等に取り入れることが重要と認識し、紛争のみならず災害の項目も含まれている。/ 防衛省としては、行動計画を踏まえ、省一体となってWPSを推進するため、「防衛省女性・平和・安全保障(WPS)推進計画」を策定、「防衛省全体の意識改革」、「WPS推進体制の整備」、「諸外国、機関等との連携」、「自衛隊の活動へのジェンダー視点の反映」を柱とした各種取組を推進し、女性・女児等の保護及び救済に取り組みつつ、防災・災害対応及び復興等のあらゆる段階において、より持続的な平和に資することを目的とする。
現状・課題
・人口の約半数を占め紛争下等で特に脆弱な立場に置かれる女性及び女児のニーズを踏まえ、在外邦人等輸送や災害派遣など国内外で国民の生命、身体等の保護を要する場面等において、体系的にWPSに関する取組を実施できるようにする必要がある。//・また、諸外国の防衛当局においてもWPS分野における連携の機運が高まっていることを踏まえ、WPS分野に関して諸外国との関係強化を推進し、WPS推進国として国際社会からの一層の信頼獲得に繋げる等、国際社会の一員として国際社会の平和及び安定に寄与する責任を果たす必要がある。
事業の概要
・内局及び各幕に配置し、WPSの実施に主導的な役割を果たす高官に助言を与え補佐する役割を担う「ジェンダー・アドバイザー」を育成するために、これまでは海外の教育課程を受講していたが、防衛省独自で実施する教育課程を新設し開講に向けての各種検討を行う必要がある。さらに、WPS分野における防衛省の取組に、諸外国、機関等の先進的な取組を必要に応じて反映させるため、随時諸外国、機関等に関して調査・分析を行う必要がある。//・2025年度は安保理決議第1325号決議採択から25年が経過する節目の年であり、防衛省が主導してWPS関連のシンポジウム等を開催することで、防衛省がWPSに積極的に取り組んでいることを国内外に発信するとともに、我が国主導のもと、国際社会全体のWPS推進を加速化させる必要がある。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 4,710万円 | - |
| 2024年度 | - | - |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック Aコンサルタント会社
調査・分析により取得した諸外国、機関等のWPSに関する先進的な取組に係る情報や要素を防衛省の取組に反映することにより、在外邦人等輸送や災害派遣など国内外で国民の生命、身体等の保護を要する場面において、体系的にWPSに関する取組を可能とする。
支出先名の記載なし
直接ブロック B旅行代理店
WPSに関するイベント(シンポジウム)に係る会議場の手配及び招へい者の航空券・宿泊施設・国内移動等の部分について、支援をいただくことで、事業の円滑な管理に資する。
支出先名の記載なし
直接ブロック C通訳・翻訳業者
海外のWPS教育資料について、日本語に翻訳することで、防衛省の教育資料等に反映する。
支出先名の記載なし
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
外部有識者の所見を踏まえ、適切に対応されたい。
事業所管部局による点検・改善
令和7年度開始事業であり、現時点では未執行ではあるが、国費投入の必要性(民間企業ではなく、防衛省で実施可能なものはないか)、有効性(本事業実施により防衛省職員にどの程度効果があったのか)、効率性(予算額に対しての執行率等)の点について、今後、事業執行の中で、留意しつつ進めていくこととしたい。
改善の方向性
令和7年度開始事業のため、令和7年度の事業執行を踏まえ点検を行ったうえで、具体的な改善の方向性を出す予定でいるが、改善の内容としては、他府省庁及び他機関との連携により同等の予算でより多くの知見の共有及び成果を引き出すよう計画している。
外部有識者による点検
当事業は国連安保理の「WPS(Women, Peace and Security)Agenda」(女性・平和・安全保障に関する行動計画)をもとにしている。予算事業としては2025年度開始であるため、十分に評価できないが、防衛省ホームページ(https://www.mod.go.jp/j/approach/wps/index.html)などで公開されているイベント等を確認する限りにおいては、精力的に発信活動を続けている。活動目的に「紛争解決の意思決定レベルへの女性の参加を増大し、武力又はその他の紛争下に暮らす女性並びに外国の占領下で暮らす女性を保護すること」とあるが、当事業が防衛省内部の女性幹部育成であるのか、広く一般市民を含む女性の視点の尊重なのかが分かりにくく、後者については一体何が事業目的なのかが見えにくい。
所見を踏まえた改善点・反映状況
事業の目的に記載しているとおり、「WPS推進計画にを策定し、各種取組を推進することで、女性等の保護及び救済に取り組みつつ、防災・災害対応及び復興等のあらゆる段階において、より持続的な平和に資することを目的」としており、例えば、災害対応時に被災者の女性には女性隊員がニーズを聞き取り必要な物資の提供等を行うとともに、自衛隊員は性別を問わずWPSの観点から活動することでオペレーションを効率化など組織の能力強化に繋げることができると考えている。この点、事業目的が見えにくいとの御意見を踏まえ、今後は、事業目的と取組内容が分かりやすく記載する。
成果指標・目標値・実績値
調査・分析により取得した諸外国、機関等のWPSに関する先進的な取組に係る情報や要素を防衛省の取組に反映することにより、在外邦人等輸送や災害派遣など国内外で国民の生命、身体等の保護を要する場面において、体系的にWPSに関する取組を実施できるようにする。
測定指標:--
定量的な目標値・実績値は確認できません
①防災・災害対応へのWPSに係る取組を国民に周知しWPSの周知・啓発を強化するとともに、女性のエンパワーメントを更に促進する。②我が国の第3次女性・平和・安全保障に関する行動計画(2023年度-2028年度)の「防災・災害対応への取組」及び「日本国内における女性・平和・安全保障(WPS)の実施」に貢献する③将来的に防災・災害の文脈における新たなWPS安保理決議の策定等、更なる実施の必要性を国際社会に提言するモメンタムを醸成する
測定指標:--
定量的な目標値・実績値は確認できません
専門的な教育課程の新設に向けてカリキュラムのアウトライン等を検討し、かつ、諸外国、機関等の先進的な取組を防衛省の取組に反映させるため、諸外国で実施している教育課程及び取組について、調査・分析を実施する。
測定指標:調査・分析に基づき作成される実用ツールの件数(①評価指標、②専門課程カリキュラム等、③ハンドブックのデータ作成)[単位: 件]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
①WPSの理念を防災・人道支援現場と結び付け、男性・女性の意識改革の促進と行動変容を促し、WPSの取組を全方位で普及させることを目指す。また、防災・災害対応におけるWPSに関する取組において誰がどのような役割を果たし、災害に備えた日常からの連携とはなにか、どのように連携を広げていくか等について、参加者が考える機会を提供する。②国際社会に対し、『防災・災害対応』分野にWPSを適用する重要性を内外に発信し、将来的に国際社会において防災・災害の文脈におけるWPSの更なる実施に向けて日本が主導する流れのきっかけづくりを目標とする。
測定指標:シンポジウムの参加者数、共催者数(実績・目標~根拠として用いた統計・データ名)防衛省女性・平和・安全保障(WPS)推進計画、第3次WPS行動計画[単位: 人数、共催者数]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 0.0 | 0.0 | - |
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
(支出先不明)
-1費目 ▾
(支出先不明)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| - | - |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。