2025年度当初予算
3.1億円
2024年度執行: 3.0億円
事業の目的・概要
事業の目的
我が国がこれまで蓄積してきた文化遺産保存修復に係る高度な知識・技術・経験を活用し、海外の文化遺産保護の拠点となる機関との連携による保存修復事業を通じ、相手国の専門家の育成を図り、海外の文化遺産保護に対する国際協力を推進する。
現状・課題
人類共通の貴重な財産である文化遺産が、武力紛争、自然災害、開発等により損傷、衰退、消滅、若しくは破壊のおそれがある。これら海外の文化遺産の保護・継承に貢献するとともに、我が国の国際的地位の向上を図るため、継続的な事業実施が必要となる。
事業の概要
①緊急的文化遺産保護国際貢献事業:自然災害や紛争等により被害を受けた海外の文化遺産で緊急に支援を必要とするものにつき、各国からの要請等に応じ、日本の専門家等の現地調査研究、保存修復事業のための派遣、海外の専門家や行政官等の保存修復研修のための招へい、それらの記録作成等を行う。/②文化遺産国際協力拠点交流事業:我が国にとって文化遺産保護の分野で関わりの深い地域や文化遺産を通じた協力が日本にとって重要である地域において、日本の文化遺産保護の専門家を活用した保存修復事業を通じ、相手国の専門家の人材養成を行う。/③文化遺産国際協力コンソーシアム事業:官民が連携し、効果的・効率的な文化遺産国際協力を推進するため、各国際機関間のネットワーク構築、情報の収集・提供、文化遺産国際協力に関する調査研究等を実施する「文化遺産国際協力コンソーシアム」の運営を行う。/④無形文化遺産保護パートナーシッププログラム:無形文化遺産保護の分野における国際協力を実施するため、無形文化遺産保護に係るネットワーク構築、海外の専門家や行政官等の招へい研修事業、アジア太平洋地域の無形文化遺産保護に関する調査研究事業を行う。/ これらの他、アジア太平洋地域世界遺産等文化財保護協力推進事業、戦略的二国間文化遺産国際交流推進事業、アジア諸国文化財の保存修復等協力事業、ユネスコ無形文化遺産戦略的登録等推進事業を実施。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 3.1億円 | - |
| 2024年度 | 3.2億円 | 3.0億円 |
| 2023年度 | 3.5億円 | 3.3億円 |
| 2022年度 | 3.5億円 | 2.8億円 |
| 2021年度 | 3.5億円 | 2.8億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A独立行政法人国立文化財機構ほか
7,610万円
文化遺産国際協力拠点交流事業:ウズベキスタン、トルコ、ジョージア等の専門家を対象にした、文化遺産保護等に関する人材育成を実施。
独立行政法人国立文化財機構
学校法人中部大学
学校法人帝京大学
公立大学法人公立小松大学
学校法人上智学院
学校法人武庫川学院
直接ブロック G文化財保存修復研究国際センター
4,720万円
我が国が加盟している国際機関に対する分担金。
文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)
直接ブロック E公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター
4,690万円
アジア太平洋地域世界遺産等文化財保護協力推進事業を実施。
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター
直接ブロック B独立行政法人国立文化財機構
4,400万円
文化遺産国際協力コンソーシアム事業:文化遺産国際協力コンソーシアムの運営を実施
独立行政法人国立文化財機構
直接ブロック C独立行政法人国立文化財機構
4,340万円
無形文化遺産保護パートナーシッププログラム:無形文化遺産保護条約の締結国として、海外の無形文化遺産保護のための国際協力を実施。
独立行政法人国立文化財機構
直接ブロック F文化財保存修復研究国際センター
1,000万円
我が国が加盟している国際機関に対する拠出金。
文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)
直接ブロック H株式会社プレック研究所
940万円
無形文化遺産保護条約に係る国際動向調査事業:無形文化遺産保護条約に係る政府間委員会の審議及び関連する会議等の分析等を行う。
株式会社プレック研究所
直接ブロック D独立行政法人国立文化財機構
650万円
緊急的文化遺産保護国際貢献事業:緊急度の高い海外の文化遺産の保存・修復等に関する国際協力として、専門家等による調査研究、情報収集及び情報分析、保存・修復のための研修を実施。
独立行政法人国立文化財機構
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
この事業は、一者応札・企画競争の契約があることから、仕様書や競争参加条件等の見直しを図るなど検討を行い、引き続き契約の競争性、公平性、透明性の確保に務めること。
事業所管部局による点検・改善
本事業は、対象国の文化遺産保護に係る専門家の人材育成等による国際協力を通じて、国際貢献を図るとともに、我が国の国際的地位の向上に資することを目的とするものであり、十分な成果をあげている。 対象国での現地研修を開催したことに加え、オンライン研修による座学、現地研修による実習を組み合わせて実施するハイブリッド研修を実施する等、より効果的かつ効率的な予算執行に努めた。 なお、その使途及び支出の把握については、成果報告書に加えて会計書類の写しなどを提出させて確認し、適正な執行管理を図るとともに、経費削減に努め、費用の効率化を図るように努めている。
改善の方向性
引き続き、契約の競争性・透明性を確保し、執行の更なる効率化に努めるとともに、緊急性の高い国・地域の文化遺産への効率的な国際協力が実施できるよう関係省庁との連携をはかる。また、企画競争を実施する際は、引き続き十分な公告期間、事業準備期間が設けられるよう留意する。
外部有識者による点検
事業目的は明確であり、施策目標の達成手段として適切なものとなっている。成果指標等は、事業目的の達成に向けた成果を測ることができる適切な指標等が設定されている。また、成果目標値の設定についても妥当なものと考えられる。引き続き、着実な事業運営を行うことが望まれる。(西野委員)
所見を踏まえた改善点・反映状況
所見を踏まえ、事業を効率的かつ効果的に実施するとともに、適切な予算執行に努める。
成果指標・目標値・実績値
文化遺産保護国際貢献事業における研修参加者の有益度指数(肯定的回答の割合)が95%以上となることを目標とする。
測定指標:アンケート調査で研修が役立ったと回答した割合(平成28年より目標値を95%に変更)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 95.0 | 98.0 | 103.15789 |
| 2022年度 | 95.0 | 99.0 | 104.21053 |
| 2023年度 | 95.0 | 95.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 95.0 | 95.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 95.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
文化遺産保護国際貢献事業等におけるワークショップ等への相手国政府要人(文化財行政機関等の長等、政治的要職に就いている者)の出席割合が、80%以上となることを目標とする。
測定指標:ワークショップ等への相手国要人の出席割合(要人出席のワークショップ等の回数/ワークショップ等の開催回数)[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 80.0 | 70.0 | 87.5 |
| 2022年度 | 80.0 | 100.0 | 125.0 |
| 2023年度 | 80.0 | 50.0 | 62.5 |
| 2024年度 | 80.0 | 100.0 | 125.0 |
| 2025年度 | 80.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
海外の文化遺産保護の拠点となる機関との連携による保存修復事業を実施する。
測定指標:文化遺産の国際協力において実施した事業件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 12.0 | 15.0 | 125.0 |
| 2022年度 | 12.0 | 12.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 12.0 | 14.0 | 116.66667 |
| 2024年度 | 13.0 | 13.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 13.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)
我が国が加盟している国際機関への分担金
4,720万円1費目 ▾
文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)
我が国が加盟している国際機関への分担金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 分担金 | 4,720万円 |
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター
アジア太平洋地域世界遺産等文化財保護協力推進事業
4,680万円11費目 ▾
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター
アジア太平洋地域世界遺産等文化財保護協力推進事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 旅費 | 1,450万円 |
| 人件費 | 1,040万円 |
| 雑役務費 | 680万円 |
| 借損料 | 440万円 |
| 諸謝金 | 390万円 |
| 一般管理費 | 310万円 |
| 消費税相当額 | 230万円 |
| 通信運搬費 | 50万円 |
| 消耗品費 | 40万円 |
| 会議費 | 30万円 |
| その他 | 20万円 |
独立行政法人国立文化財機構
文化遺産国際協力コンソーシアム事業
4,410万円10費目 ▾
独立行政法人国立文化財機構
文化遺産国際協力コンソーシアム事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,160万円 |
| 雑役務費 | 780万円 |
| 旅費 | 490万円 |
| 一般管理費 | 400万円 |
| 消費税相当額 | 240万円 |
| 借損料 | 110万円 |
| 諸謝金 | 110万円 |
| 消耗品費 | 100万円 |
| 会議費 | 20万円 |
| 通信運搬費 | - |
独立行政法人国立文化財機構
令和6年度無形文化遺産保護パートナーシッププログラム
4,330万円3費目 ▾
独立行政法人国立文化財機構
令和6年度無形文化遺産保護パートナーシッププログラム
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 2,080万円 |
| 事業費 | 1,860万円 |
| 一般管理費 | 390万円 |
独立行政法人国立文化財機構
ウズベキスタンにおける考古遺産の科学的調査に関する技術移転を目的とした拠点交流事業
1,330万円8費目 ▾
独立行政法人国立文化財機構
ウズベキスタンにおける考古遺産の科学的調査に関する技術移転を目的とした拠点交流事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 旅費 | 410万円 |
| 人件費 | 350万円 |
| 雑役務費 | 210万円 |
| 一般管理費 | 120万円 |
| 消費税相当額 | 80万円 |
| 諸謝金 | 80万円 |
| 消耗品費 | 60万円 |
| 通信運搬費 | 20万円 |
文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)
国際機関への職員派遣に係る拠出金
1,000万円1費目 ▾
文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)
国際機関への職員派遣に係る拠出金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 拠出金 | 1,000万円 |
株式会社プレック研究所
無形文化遺産保護条約に係る国際動向調査事業委
930万円3費目 ▾
株式会社プレック研究所
無形文化遺産保護条約に係る国際動向調査事業委
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 620万円 |
| 事業費 | 230万円 |
| 一般管理費 | 80万円 |
独立行政法人国立文化財機構
ウクライナ戦争被災文化遺産の保護のための専門家交流事業
660万円9費目 ▾
独立行政法人国立文化財機構
ウクライナ戦争被災文化遺産の保護のための専門家交流事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 旅費 | 210万円 |
| 消耗品費 | 110万円 |
| 雑役務費 | 90万円 |
| 通信運搬費 | 70万円 |
| 人件費 | 60万円 |
| 一般管理費 | 60万円 |
| 消費税相当額 | 30万円 |
| 借損料 | 20万円 |
| 諸謝金 | 10万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。