2025年度当初予算
6,200万円
2024年度執行: 4,530万円
事業の目的・概要
事業の目的
世界文化遺産の推薦件数が各国1年1件に限られ、また、諮問機関の審査が複雑化・厳格化・長期化する中、海外専門家との情報交換等を通じ、専門的・技術的に十分な推薦準備を行うことで、我が国の推薦資産の世界遺産リストへの確実な登録を促進する。さらに、登録後においても自国の世界遺産の保全について万全の措置をとることがこれまでに増して求められている中、適切かつ持続可能な保全や発信の取組を充実することで遺産を着実に次世代へ継承し、世界及び日本の文化の発展に寄与する。
現状・課題
「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」は、昭和47年にユネスコ総会で採択された。令和6年8月現在、世界遺産一覧表には1,223件の遺産が記載されているが、新規推薦物件の審査は年々厳しくなるとともに、昨年度から諮問機関による推薦前の事前評価制度が導入されたことで、ユネスコにおける審査期間が長期化(約4年)することとなっている。また、登録された資産については、その保全について各国で万全の措置をとることがこれまで以上に求められている状況である。/このように、世界遺産を取り巻く状況が複雑化する中において、世界遺産の本質を見つめなおし、我が国における世界文化遺産における今後の在り方について検討すべく、令和2年度から文化審議会において議論が進められており、令和3年3月末に第一次答申がとりまとめられたところである。そこでも指摘されている通り、推薦と登録後の保全を確実に進めるにあたり、推薦物件の価値の学術的裏付けや保全管理の充実などが非常に重要な課題となる。
事業の概要
令和3年3月末にとりまとめられた文化審議会世界文化遺産部会「我が国における世界文化遺産の今後の在り方」第一次答申も踏まえ、我が国の推薦案件を確実に世界遺産登録へとつなげるため、世界遺産委員会や国際専門家会合に積極的に出席し情報収集、審査傾向の分析等を行う。また、暫定一覧表記載資産が提案内容の精緻化のために行う国際専門家会議等に技術的助言・開催支援を行うほか、暫定一覧表の改定に向けて必要な調査・研究・分析等を行う。さらに、登録後の適切かつ持続可能な保全の取組を強化するため、遺産影響評価(HIA)の手法・分析や周辺環境に応じた世界遺産の在り方などを含む最新の海外専門機関の議論・動向を分析し、指針等の作成を行う。また、得られた情報を広く国内関係者へ周知するにあたり、シンポジウム等の開催やホームページ等を通じて情報発信を積極的に行うとともに、世界遺産パンフレットの作成などを通じ、我が国が誇る様々な文化遺産の国内外への発信を強化する。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 6,200万円 | - |
| 2024年度 | 6,410万円 | 4,530万円 |
| 2023年度 | 5,900万円 | 4,410万円 |
| 2022年度 | 5,800万円 | 5,300万円 |
| 2021年度 | 6,580万円 | 5,000万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A株式会社プレック研究所
970万円
ユネスコ世界遺産委員会の審議にあたって、専門的観点による諮問機関の勧告、委員会結果等の分析を行う。
株式会社プレック研究所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
本事業は、執行率が70%未満になっていることから、事業の効率的かつ効果的な実施を努め、執行率の改善を図るなど引き続き検討を行うべきである。
事業所管部局による点検・改善
世界遺産条約の運用ルール上、世界遺産の推薦枠は1国につき年1件と制限されており、年に1件の世界遺産登録は最大限の目標である。登録審査が年々厳格化している中、十分な成果実績を上げている。
改善の方向性
引き続き、アクティビティについて、目標の達成に向け取り組む。また、予算の計画的・効率的な執行を行う。
外部有識者による点検
事業目的は明確であり、施策目標の達成手段として適切なものとなっている。成果指標等は、事業目的の達成に向けた成果を測ることができる適切な指標等が設定されている。また、成果目標値の設定についても妥当なものと考えられる。(西野委員)
所見を踏まえた改善点・反映状況
所見を踏まえ、執行額の要因分析を行うとともに、適切な予算執行に努める。
成果指標・目標値・実績値
推薦資産の世界遺産リストへの確実な登録の実現。
測定指標:世界文化遺産登録件数[単位: 件]
年度別データを表示(2021〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 1.0 | 1.0 | 100.0 |
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
世界遺産登録の推進及び登録後の保存管理に関する最新の動向や他国の類似資産の好事例等の習得。
測定指標:世界遺産条約関係会議及び暫定一覧表記載案件に関する国際専門家会議等への出席回数[単位: 回]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 17.0 | 10.0 | 58.82353 |
| 2022年度 | 17.0 | 46.0 | 270.58824 |
| 2023年度 | 17.0 | 29.0 | 170.58824 |
| 2024年度 | 17.0 | 38.0 | 223.52941 |
| 2025年度 | 17.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
株式会社プレック研究所
第46回世界遺産委員会審議調査研究事業
970万円3費目 ▾
株式会社プレック研究所
第46回世界遺産委員会審議調査研究事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 690万円 |
| 事業費 | 190万円 |
| 一般管理費 | 90万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。