2025年度当初予算
9.3億円
2024年度執行: 12.3億円
事業の目的・概要
事業の目的
地球環境データ(地球観測データ、気候予測データ等)を蓄積・統合解析・提供するデータ統合・解析システム(DIAS)の長期的・安定的な整備・運用を通じて、地球環境分野のデータ利活用や研究開発を推進し、気候変動、防災等の地球規模課題の解決に貢献する。また、気候モデルの開発・高度化等を通じて、気候変動メカニズムの解明や気候予測データの創出等の気候変動研究を推進し、気候変動に関する政府間パネル(IPCC) 等における我が国の国際的なプレゼンスの維持・向上及び国内外の気候変動対策に必要な科学的知見の充実を図る。
現状・課題
現在、国内外で異常気象、災害等が多発しており、これらは気候変動によって今後より頻発化、激甚化することが懸念されている。各国政府、地方自治体、企業等は、中長期的な対策・戦略の策定が必要となっているが、こうした取組において必要となる将来予測等の科学的根拠の重要性・ニーズは日々高まっている。一方で、これまでの気候変動研究で得られた研究成果(気候予測データ等)は、予測精度やニーズの高い情報の不足、データの使いやすさ等の問題から活用の範囲は限定的となっている。このため、研究成果が社会的なニーズにも対応できるよう、気候変動研究及びデータの利活用を進めていく必要がある。/「気候変動適応法」において、気候変動等に関する科学的知見の充実等は国の責務とされている。その中で、文部科学省は、環境大臣が策定する気候変動影響評価報告書(概ね5年ごとに改定)への科学的知見の提供や、最新の研究成果等を踏まえた気候予測データ等の創出や気候変動対策等に貢献する情報基盤(DIAS)の充実・強化を推進することが求められている。また、2023年7月よりIPCC第7次評価報告書サイクルが開始され、今後策定されるIPCCの評価報告書に対して、本プログラムにおいて創出される最新の研究成果に基づく科学的知見の提供と気候変動に関する国際的な議論に貢献することが求められている。
事業の概要
本事業は、気候変動、防災等の地球規模課題の解決に貢献するため、気候変動予測研究、及び我が国の地球観測データ・気候予測データ等を統合解析し、科学的知見を提供するための研究開発を一体的に行うもの。以下のプログラムから構成される。//①「地球環境データ統合・解析プラットフォーム事業」(定額補助)/気候変動、防災等の地球規模課題の解決に貢献するため、地球環境データを蓄積・統合解析・提供するプラットフォーム「データ統合・解析システム(DIAS)」を長期的・安定的に整備・運用するとともに、プラットフォームを利活用した研究開発を推進。 //②「気候変動予測先端研究プログラム」(委託事業)/気候モデルの開発・高度化等を通じて、気候変動メカニズムの解明や気候予測データの創出等を行い、全ての気候変動対策の基盤となる科学的知見の充実を図るための研究開発を推進。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 9.3億円 | - |
| 2024年度 | 9.3億円 | 12.3億円 |
| 2023年度 | 9.3億円 | 11.4億円 |
| 2022年度 | 9.3億円 | 9.3億円 |
| 2021年度 | 10.7億円 | 18.3億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。
支出先詳細
下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです
「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。
直接ブロック A国立研究開発法人海洋研究開発機構
6.8億円
地球環境データ統合・解析プラットフォームの運営、利用拡大、対外調整等
国立研究開発法人海洋研究開発機構
配分先ブロック B国立大学法人東京大学 ほか
6.0億円
研究開発、アプリケーション開発、実装支援業務等
国立大学法人東京大学
学校法人大阪成蹊学園
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
学校法人早稲田大学
国立大学法人北見工業大学
国立大学法人岐阜大学
国立大学法人九州大学
国立大学法人京都大学
直接ブロック E一般財団法人気象業務支援センター
1.8億円
日本域における気候変動予測の高度化
一般財団法人気象業務支援センター
配分先ブロック J国立研究開発法人海洋研究開発機構 ほか
1.2億円
日本域における気候変動予測の高度化
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立大学法人北海道大学
国立大学法人東北大学
国立大学法人東海国立大学機構
直接ブロック C国立大学法人東京大学
1.2億円
気候変動予測と気候予測シミュレーション技術の高度化(全球気候モデル)
国立大学法人東京大学
配分先ブロック H国立研究開発法人海洋研究開発 ほか
4,600万円
気候変動予測と気候予測シミュレーション技術の高度化(全球気候モデル)
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立研究開発法人国立環境研究所
一般財団法人気象業務支援センター
直接ブロック D国立研究開発法人海洋研究開発
1.2億円
カーボンバジェット評価に向けた気候予測シミュレーション技術の研究開発(物質循環モデル)
国立研究開発法人海洋研究開発機構
配分先ブロック I国立研究開発法人国立環境研究所 ほか
1,500万円
カーボンバジェット評価に向けた気候予測シミュレーション技術の研究開発(物質循環モデル)
国立研究開発法人国立環境研究所
一般財団法人電力中央研究所
直接ブロック F国立大学法人京都大学
1.0億円
ハザード統合予測モデルの開発
国立大学法人京都大学
配分先ブロック K国立研究開発法人土木研究所 ほか
1,930万円
ハザード統合予測モデルの開発
国立研究開発法人土木研究所
国立大学法人北海道大学
国立大学法人東京大学
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
直接ブロック G一般財団法人リモート・センシング技術センター
3,010万円
気候変動に関する政府間パネル第1作業部会に関する国内外の研究動向の調査等
一般財団法人リモート・センシング技術センター
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
本事業は、執行率が80%未満となっていることから、予算執行の適切な改善に努めるべきである。また、一部の契約において一者応札となっているため、競争参加条件等のより一層の見直しを図るなど、契約の競争性、公平性、透明性の確保に努めることが望ましい。
事業所管部局による点検・改善
地球環境データ統合・解析プラットフォーム事業では、気候変動、防災等の地球規模課題に貢献できる情報基盤として、更なる利用者の拡大、DIASを用いた成果の社会実装の拡大を図るため、研究成果報告会やワークショップ等を開催するとともに、関係者が一堂に会して取り組む課題について集中的に議論し、効率的な意思決定を実施することで、合理的な事業運営が行われている。気候変動予測先端研究プログラムでは、令和6年度に科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会において中間評価を実施し、「本プログラムの研究成果である気候予測データは、国内の気候変動対策の基盤となっており、社会的意義や行政施策への貢献の観点で有効性が高い」こと、「本プログラムにおけるイベント・アトリビューション研究の成果は国や地方公共団体における治水計画や熱中症対策などの適応策策定に広く貢献してきた」こと、「本プログラムで開発中の気候モデルはIPCC第7次評価報告書サイクルにおける評価報告書の作成において科学的知見の充実や気候予測データの提供等の貢献が期待される」こと及び「本プログラムは、領域課題間で互いの研究者が研究協力者等として参加するなど有機的に連携した研究開発が進められ、効果的な研究開発体制が構築されている」と評価された。経費の執行については、現地調査及び書面により、予算が必要な経費に限定して執行されていることを確認している。
改善の方向性
引き続き、事業の目的を達成するため、予算を効果的かつ効率的に執行していく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
予算の適切な執行に努めると共に、契約の競争性の向上を図るべく、公募期間の確保や仕様書における事業内容の明確化等の取組を実施し、引き続き、契約の競争性、公平性、透明性の確保等に努め、より効率的に事業を実施してまいりたい。
成果指標・目標値・実績値
地球環境データ統合・解析プラットフォーム事業の実施により、DIASの利用者数を令和12年度までに累計19,000人に(年間1,000人)増加させる。
測定指標:DIAS累計利用者数(人)[単位: 人]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 15000.0 | - | - |
| 2027年度 | 16000.0 | - | - |
| 2028年度 | 17000.0 | - | - |
| 2029年度 | 18000.0 | - | - |
| 2030年度 | 19000.0 | - | - |
※ 2021〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
気候変動予測先端研究プログラムの成果を活用した国際共同研究等の海外連携を進め、令和5年度までに累計で140件以上を目指す。
測定指標:国際共同研究等の累計海外連携数(件)[単位: 件]
年度別データを表示(2022〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 70.0 | 94.0 | 134.28571 |
| 2023年度 | 140.0 | 183.0 | 130.71429 |
| 2024年度 | 140.0 | 266.0 | 190.0 |
| 2025年度 | 140.0 | - | - |
DIASがプラットフォームとして、解析環境を提供し、共同研究課題を進める。
測定指標:DIAS解析環境を利⽤する共同研究新規課題応募数(件)[単位: 件]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 2.0 | - | - |
| 2027年度 | 2.0 | - | - |
| 2028年度 | 2.0 | - | - |
| 2029年度 | 2.0 | - | - |
| 2030年度 | 2.0 | - | - |
※ 2022〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
地球環境データ統合・解析プラットフォーム事業において、DIASを通じて提供された共通基盤技術(アプリケーション等)の国際貢献ツールとしての活用数を令和12年度までの累計で57件(年間3件増加)を目指す。
測定指標:DIASを通じて提供された共通基盤技術(アプリケーション等)などの国際貢献ツールとしての累計活用数(件)[単位: 件]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 45.0 | - | - |
| 2027年度 | 48.0 | - | - |
| 2028年度 | 51.0 | - | - |
| 2029年度 | 54.0 | - | - |
| 2030年度 | 57.0 | - | - |
※ 2021〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
気候変動予測先端研究プログラム関係研究者が、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書執筆者として任命される数を令和8年度までに16人以上を目指す。
測定指標:IPCC報告書執筆者として任命された気候変動予測先端研究プログラム関係研究者数(人)[単位: 人]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 16.0 | - | - |
| 2023年度 | 16.0 | - | - |
| 2024年度 | 16.0 | - | - |
| 2025年度 | 16.0 | - | - |
| 2026年度 | 16.0 | - | - |
地球環境データを利活用した地球規模課題の解決に貢献する研究開発を推進し、DIASを通じて共通基盤技術(アプリケーション等)を提供する。
測定指標:DIASを通じて新規に提供された共通基盤技術(アプリケーション等)の数(件)[単位: 件]
年度別データを表示(2026〜2030年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 1.0 | - | - |
| 2027年度 | 1.0 | - | - |
| 2028年度 | 1.0 | - | - |
| 2029年度 | 1.0 | - | - |
| 2030年度 | 1.0 | - | - |
※ 2021〜2030年度のデータあり(直近5年度を表示)
気候モデルの開発・高度化等を通じた気候変動メカニズムの解明等により科学的知見を創出し、論文を輩出する。
測定指標:気候変動予測先端研究プログラムにおいて輩出する論文数(本)[単位: 本]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 150.0 | 155.0 | 103.33333 |
| 2023年度 | 150.0 | 158.0 | 105.33333 |
| 2024年度 | 150.0 | 152.0 | 101.33333 |
| 2025年度 | 150.0 | - | - |
| 2026年度 | 150.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国立研究開発法人海洋研究開発機構
地球環境データ統合・解析プラットフォームの運営、利用拡大、対外調整等
6.8億円6費目 ▾
国立研究開発法人海洋研究開発機構
地球環境データ統合・解析プラットフォームの運営、利用拡大、対外調整等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 6.0億円 |
| その他 | 3,060万円 |
| 人件費・謝金 | 2,400万円 |
| 間接経費 | 1,920万円 |
| 旅費 | 760万円 |
| 物品費 | 180万円 |
国立大学法人東京大学
研究開発、アプリケーション開発、実装支援業務等を実施
5.7億円5費目 ▾
国立大学法人東京大学
研究開発、アプリケーション開発、実装支援業務等を実施
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 物品費 | 2.3億円 |
| 間接経費 | 1.3億円 |
| その他 | 1.3億円 |
| 人件費 | 7,250万円 |
| 旅費 | 200万円 |
一般財団法人気象業務支援センター
日本域における気候変動予測の高度化
1.8億円5費目 ▾
一般財団法人気象業務支援センター
日本域における気候変動予測の高度化
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 9,350万円 |
| 間接経費 | 4,100万円 |
| 物品費 | 2,070万円 |
| その他 | 1,670万円 |
| 旅費 | 560万円 |
国立大学法人東京大学
気候変動予測と気候予測シミュレーション技術の高度化(全球気候モデル)
1.2億円5費目 ▾
国立大学法人東京大学
気候変動予測と気候予測シミュレーション技術の高度化(全球気候モデル)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 6,160万円 |
| 間接経費 | 2,770万円 |
| その他 | 1,590万円 |
| 物品費 | 820万円 |
| 旅費 | 660万円 |
国立研究開発法人海洋研究開発機構
カーボンバジェット評価に向けた気候予測シミュレーション技術の研究開発(物質循環モデル)
1.2億円5費目 ▾
国立研究開発法人海洋研究開発機構
カーボンバジェット評価に向けた気候予測シミュレーション技術の研究開発(物質循環モデル)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 5,560万円 |
| 間接経費 | 2,770万円 |
| その他 | 2,440万円 |
| 旅費 | 660万円 |
| 物品費 | 570万円 |
国立大学法人京都大学
ハザード統合予測モデルの開発
1.0億円5費目 ▾
国立大学法人京都大学
ハザード統合予測モデルの開発
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 4,510万円 |
| 間接経費 | 2,310万円 |
| その他 | 1,330万円 |
| 旅費 | 1,160万円 |
| 物品費 | 700万円 |
国立研究開発法人海洋研究開発機構
共同研究機関としての担当部分の研究
9,740万円10費目 ▾
国立研究開発法人海洋研究開発機構
共同研究機関としての担当部分の研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 1,870万円 |
| 間接経費 | 800万円 |
| その他 | 450万円 |
| 物品費 | 290万円 |
| 旅費 | 50万円 |
| 人件費 | 2,430万円 |
| 物品費 | 1,670万円 |
| 間接経費 | 1,450万円 |
| その他 | 620万円 |
| 旅費 | 110万円 |
一般財団法人リモート・センシング技術センター
気候変動に関する政府間パネル第1作業部会に関する国内外の研究動向の調査等
3,020万円3費目 ▾
一般財団法人リモート・センシング技術センター
気候変動に関する政府間パネル第1作業部会に関する国内外の研究動向の調査等
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 業務実施費 | 1,660万円 |
| 人件費 | 1,090万円 |
| 一般管理費 | 270万円 |
国立研究開発法人国立環境研究所
共同研究機関としての担当部分の研究
1,010万円5費目 ▾
国立研究開発法人国立環境研究所
共同研究機関としての担当部分の研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 660万円 |
| 間接経費 | 230万円 |
| その他 | 100万円 |
| 旅費 | 10万円 |
| 物品費 | 10万円 |
国立研究開発法人土木研究所
共同研究機関としての担当部分の研究
870万円5費目 ▾
国立研究開発法人土木研究所
共同研究機関としての担当部分の研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費・謝金 | 510万円 |
| 間接経費 | 200万円 |
| 旅費 | 100万円 |
| その他 | 60万円 |
| 物品費 | - |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。