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その他の事項経費事業内容の一部改善事業ID: 1669

南極地域観測事業に必要な経費

文部科学省研究開発局海洋地球課開始: 1956年度

2025年度当初予算

59.9億円

2024年度執行: 47.4億円

01

事業の目的・概要

事業の目的

地球温暖化をはじめ地球規模での環境問題が拡大する中、極域特有の大気、海洋、雪氷等に関する研究・観測を実施することにより、地球規模での気候・環境変動のメカニズムの解明に資する。

現状・課題

極域で起きる環境変動は、大気・海洋循環等を通して、全球的な環境変動に大きな影響をもたらすことから、地球システムの中で重要な領域であると考えられている。/気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は2019年に「変化する気候下での海洋・雪氷圏に関する特別報告書」を発表し、海洋・雪氷圏が今後の全球的な気候変動の予測に重要な要素であることを指摘している。中でも、地球全体の氷の90%を占める南極氷床の役割に注目し、2100年までの海水準変動の予測の信頼性は、南極氷床変動の予測精度に依存するとしている。将来予測を確実にするためには、南極氷床融解の過程および融解と降雪のバランスによる氷床の質量収支の理解等、過去と現在の南極域での変動とその気候の解明が喫緊の課題であり、これらの解明に向けて、南極域での重点的な観測に取り組む必要がある。/南極地域観測においては、南極条約体制という国際的な枠組みのもと進められていることを重視し、国際連携と国際貢献の観点を念頭におきながら事業を推進する。

事業の概要

南極地域観測統合推進本部(本部長:文部科学大臣)において策定された南極地域観測計画に基づき、地球温暖化など地球環境変動の解明に向けた各分野における地球の諸現象に関する研究・観測を推進するため、南極地域において継続的に種々の観測を実施する。そのために、南極観測船「しらせ」による南極地域(昭和基地)への観測隊員・物資等の輸送を実施するとともに、「しらせ」及び南極輸送支援ヘリコプターの保守・整備等を実施する。

事業概要ページ
02

予算・執行の年度推移

年度当初予算執行額
2025年度(当年度)59.9億円-
2024年度47.4億円47.4億円
2023年度45.9億円45.6億円
2022年度43.1億円38.9億円
2021年度42.0億円36.7億円

執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。

03

2024年度実績支出先・契約情報

お金の流れ(ノード図)

下流支出・再委託・配分先は、直接支出先を経由した流れです。直接支出額と単純合算しないでください。

担当組織文部科学省直接防衛省43.5億円直接気象庁1.1億円直接大学共同利用機関法人情報・システム研究機構1.1億円直接国土地理院4,800万円直接総務省3,420万円直接海上保安庁2,880万円配分先国立大学法人東京海洋大学7,780万円配分先国立研究開発法人情報通信研究機構3,260万円

支出先詳細

下流支出・再委託先は直接支出先を経由した流れです

「配分先」ブロックの金額は直接支出先がさらに配分・再委託したものです。直接支出額と単純合算すると二重計上になります。

担当組織文部科学省
直接ブロック H

防衛省

43.5億円

南極地域観測事業における輸送任務を担当

1

防衛省

国・政府機関その他
43.5億円
直接ブロック E

気象庁

1.1億円

南極地域観測事業における気象観測を担当

1

気象庁

国・政府機関その他
1.1億円
直接ブロック A

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構

1.1億円

南極地域観測事業における海洋物理・化学観測を担当

1

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構

その他法人随意契約(企画競争)
1.1億円
配分・再委託大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 より)
配分先ブロック B

国立大学法人東京海洋大学

7,780万円

南極地域観測事業の海洋物理・化学観測に必要な船舶の運航を実施

1

国立大学法人東京海洋大学

国立大学法人随意契約(企画競争)
7,780万円
直接ブロック G

国土地理院

4,800万円

南極地域観測事業における測地観測を担当

1

国土地理院

その他
4,800万円
直接ブロック C

総務省

3,420万円

南極地域観測事業における電離層観測を担当。必要に応じて観測業務を委託

1

総務省

国・政府機関その他
3,420万円
配分・再委託総務省 より)
配分先ブロック D

国立研究開発法人情報通信研究機構

3,260万円

南極地域観測事業における電離層観測を担当

1

国立研究開発法人情報通信研究機構

国立研究開発法人その他
3,260万円
直接ブロック F

海上保安庁

2,880万円

南極地域観測事業における海底地形調査を担当

1

海上保安庁

国・政府機関その他
2,880万円
04

点検・評価コメント

行政事業レビュー推進チームの所見

成果目標値について、達成率100%が続いていることから、事業の成果を適切に測るため一層の工夫が必要である。また、支出先の選定については、競争性の確保のために引き続き改善に向けて取り組む必要がある。

事業所管部局による点検・改善

本事業は、 昭和30年11月の閣議決定に基づき開始され、 南極地域観測統合推進本部(本部長:文部科学大臣)を中心に、 関係省庁が連携・協力して実施す る国家プロジェクトであり、 気象条件の厳しい南極地域に隊員や物資等を安全・確実に輸送し、 継続的に観測活動を実施するためには、 専用船舶・航空機の運用等の特殊な技術が必要であることから、 国が実施すべき事業である。アクティビティ①の短期アウトカムについては、 長期的に継続されてきた観測の結果が国際的な報告書等に引用されるなと、 優れた成果もあげてきている。また、 定常観測における日々の観測データは、 世界気象機関(WMO)や国際水路機関(IHO)等、 国際観測網の一翼を担って実施しているものであり、 取得したデータを公開することで、 社会的貢献に繋げている。長期アウトカムについても、 令和6年5月に開催された南極条約協議国会議(ATCM)および環境保護委員会(CEP)には3名の国立極地研究所職員が参加した。 毎年ATCM/CEPには国立極地研究所職員を派遣しており、 我が国のプレゼンスを高めている。

改善の方向性

現在南極で行われている全ての種類の観測について、各観測を行う意義・成果を広く一般に発信することで、 南極地域観測への更なる国民理解を進めていく。

所見を踏まえた改善点・反映状況

事業の成果をより的確に把握できるよう引き続き検討する。支出先の選定について、本事業は文部科学省に本部が設置され、各省庁が協力して実施するものであり各府省庁において必要に応じて委託事業として実施している。委託先選定については競争性の向上に向け、公募期間確保や事業内容の明確化など適切な対応を検討していく。

05

成果指標・目標値・実績値

アウトカム:事業が社会・対象者にもたらす変化アウトプット:事業活動の直接的な産出物
アウトカム

南極地域観測計画に基づき、観測データを継続的に取得し得られたデータの公開を行う。

測定指標:公開したデータの種類[単位: 種類]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度29.029.0100.0
2022年度27.027.0100.0
2023年度27.027.0100.0
2024年度27.027.0100.0
2025年度27.0--
アウトカム

世界観測網や国際的枠組みへ参画し、我が国のプレゼンスを高める

測定指標:国際的枠組みへの参画状況[単位: ]

年度別データを表示(20232027年度)
年度目標値実績値達成率
2023年度20.020.0100.0
2024年度20.020.0100.0
2025年度20.0--
2026年度20.0--
2027年度20.0--

20222027年度のデータあり(直近5年度を表示)

アウトプット

南極地域の基地の設営、維持管理と定常観測の継続的な実施。

測定指標:南極地域観測における定常観測の実施項目数[単位: 項目]

年度別データを表示(20212025年度)
年度目標値実績値達成率
2021年度16.018.0112.5
2022年度18.018.0100.0
2023年度18.018.0100.0
2024年度18.018.0100.0
2025年度18.0--

※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています

06

費目・使途の内訳(補足情報)

費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。

防衛省

南極観測船、および南極輸送支援ヘリコプターによる輸送支援

40.8億円6費目 ▾
費目金額
航空機及船舶運航費22.9億円
航空機購入費16.1億円
職員諸手当8,970万円
糧食費7,080万円
庁費1,990万円
職員旅費40万円

気象庁

気象観測の実施

1.1億円2費目 ▾
費目金額
庁費1.1億円
職員諸手当790万円

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構

海洋物理・化学観測の実施

1.1億円2費目 ▾
費目金額
再委託費7,780万円
業務実施費2,840万円

国立大学法人東京海洋大学

海洋調査船の運用による換装支援

7,780万円4費目 ▾
費目金額
業務実施費5,910万円
人件費1,110万円
一般管理費710万円
設備備品費50万円

国土地理院

地理・地形観測、地震・重力観測の実施

4,800万円2費目 ▾
費目金額
庁費4,780万円
職員諸手当20万円

総務省

電離層観測の実施

3,430万円2費目 ▾
費目金額
委託費3,260万円
職員諸手当170万円

国立研究開発法人情報通信研究機構

電離層観測の実施

3,250万円4費目 ▾
費目金額
その他2,170万円
物品費450万円
人件費380万円
間接経費250万円

海上保安庁

海底地形調査、潮汐観測の実施

2,880万円3費目 ▾
費目金額
南極地域観測事業庁費2,820万円
職員諸手当60万円
職員旅費-

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データ注記

本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。