2025年度当初予算
12.7億円
2024年度執行: 11.3億円
事業の目的・概要
事業の目的
帰国・外国人児童生徒等に対するきめ細かな指導・支援体制を整備するため、個々の実態を踏まえた日本語指導の在り方の検討、教員や支援員の確保及びその資質の向上等に取り組み、帰国・外国人児童生徒等に対する教育の充実を図る。また、平成27年度からは、言語、家庭環境その他の事情により不就学・自宅待機となっている外国人の子供に対して、日本語等の指導や学習習慣の確保に取り組む自治体その他団体等で連携した支援体制の構築を図り、公立学校等への就学を支援する。
現状・課題
令和5年度に実施した「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査」の結果において、日本語指導が必要な児童生徒は約6.9万人であることが明らかとなり、約10年前の数値と比べると1.9倍と増加傾向にあり、言語等の多様化も進んでいる。一方、日本語指導が必要な児童生徒の集住化・散在化が課題であり、特別な配慮に基づく指導を受けられていない児童生徒が約1割存在していることも明らかとなった。また、令和5年度に実施した「外国人の子供の就学状況等調査」の結果において、約8千6百人が不就学の可能性があることが明らかとなった。これらの調査結果からも、日本語指導体制整備や、自治体が行う日本語指導支援体制や外国人児童生徒の受入促進等の取組に対する補助事業による支援等をより一層促進していく必要があり、外国人児童生徒等教育に対するきめ細かな支援が急務である。
事業の概要
1 帰国・外国人児童生徒教育等に係る研究協議会等:都道府県等教育委員会の担当指導主事等を対象とした協議会を直接実施により開催し、研究協議や情報交換等を行う。/2 帰国・外国人児童生徒等教育の推進支援事業(補助事業)/ Ⅰ 帰国・外国人児童生徒等に対するきめ細かな支援事業:自治体が行う帰国・外国人児童生徒等の受入促進、日本語指導の充実、支援体制の整備等に関する取組を支援するため、当該事業にかかる経費の1/3以内を補助。/ Ⅱ 外国人の子供の就学促進事業:不就学や自宅待機となっている外国人の子供を対象に、公立学校や外国人学校等への就学に必要な支援を学校外において実施する自治体に対して、当該事業にかかる経費の1/3以内を補助。/3 日本語指導が必要な児童生徒等の教育支援基盤整備事業(委託事業):日本語指導が必要な児童生徒等への指導・支援体制構築のためのポータルサイトの維持管理。外国人の子供の就学状況等に関する調査。自治体等への指導・助言等を行うアドバイザリーボードの設置運営。/4 児童生徒の日本語能力把握の充実に向けた調査研究(委託事業):日本語能力評価方法改善のための調査研究及び散在地域における児童生徒の実態把握のためのネットワーク構築に向けた調査研究を行う。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 12.7億円 | - |
| 2024年度 | 11.5億円 | 11.3億円 |
| 2023年度 | 12.0億円 | 10.8億円 |
| 2022年度 | 11.3億円 | 9.6億円 |
| 2021年度 | 9.1億円 | 7.9億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A川崎市ほか
10.8億円
帰国・外国人児童生徒の受入促進・日本語指導の充実・支援体制の整備等に対する支援
川崎市
横浜市
名古屋市
大阪市
東京都
愛知県
豊田市
浜松市
群馬県
豊橋市
集約行その他(複数支出先をまとめて記載)4.9億円
CSV上で複数の支出先を「その他」として集約した行です。個別の法人名は行政事業レビューシートに記載されていません。
直接ブロック C国立大学法人東京外国語大学
2,310万円
児童生徒の日本語能力を評価するツールの作成・検証
国立大学法人東京外国語大学
直接ブロック F株式会社サーベイリサーチセンター
850万円
外国人の子供の就学状況等及び日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等の把握に関する調査
株式会社サーベイリサーチセンター
直接ブロック D国立大学法人弘前大学
790万円
散在地域における日本語指導の対象となる児童生徒の実態把握
国立大学法人弘前大学
直接ブロック E株式会社Groovement
340万円
外国人の子供の就学状況等に関する調査
株式会社Groovement
直接ブロック B株式会社BTree
300万円
先進地域において作成した教材や資料等の成果を集約・共有するためのポータルサイトの維持管理
株式会社BTree
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
一者応札となっている契約については競争参加条件等のより一層の見直しを図るなど、契約の競争性、公平性、透明性を確保するべきである。
事業所管部局による点検・改善
国が支援の方向性を示し、各自治体の取組を補助事業等で支援したり、事業内容を共有できるようにHP等にて情報発信したりすることにより、着実に外国人児童生徒等に関する体制整備が進みつつある状況である。一方、日本語指導が必要な児童生徒のうち、学校において、特別な配慮に基づく指導を受けていない児童生徒が約1割存在している(「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和5年度)」)ことから、一人一人に対するきめ細かな支援を推進することが必要。 毎年実施している補助事業の執行率については、帰国・外国人児童生徒等に対するきめ細かな支援事業が前年度より7.4ポイント、外国人の子供の就学促進事業が前年度より8.5ポイント増加しており、各自治体における支援の必要性が高まっている。
改善の方向性
帰国・外国人児童生徒数の増加に伴い、言語の多様化に対する受入れや支援体制、散在地域における受入れや支援体制の構築など課題が山積している。これらの課題に対し、担当指導主事連絡協議会等を通じて、改善に向けてネットワークを構築したり、情報共有したりして、帰国・外国人児童生徒等の教育が推進されるように支援し、取組を促進させていく必要がある。 必要な支援が行き渡るよう引き続き日本語指導体制整備に関する資料や、補助事業の活用について周知していく。
所見を踏まえた改善点・反映状況
一者応札となっている契約等について、総合評価落札方式による一般競争入札を実施するなど、競争性の更なる向上のための対策を実施していく。
成果指標・目標値・実績値
きめ細かな支援事業の補助金交付団体で、日本語指導等の体制整備が進み、外国人児童生徒等の増加・多様化に関わらず、きめ細かな指導が提供される
測定指標:域内の小・中学校で「特別の教育課程」の編成・実施による日本語指導等を受ける児童生徒の割合※日本語指導が必要な児童生徒のうち特別な配慮に基づく指導を受けている児童生徒のうち日本語指導における「特別の教育課程」による指導を受けている児童生徒数÷日本語指導が必要な児童生徒のうち特別な配慮に基づく指導を受けている児童生徒数×100[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 85.0 | 81.1 | 95.41176 |
| 2022年度 | 85.0 | - | - |
| 2023年度 | 85.0 | 81.1 | 95.41176 |
| 2024年度 | 85.0 | - | - |
全国の自治体で就学管理の改善が図られる
測定指標:学齢簿の編製に当たり、外国人の子供についても一体的に就学状況を管理する自治体の割合※「実施自治体数÷全自治体数×100」[単位: %]
年度別データを表示(2021〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 90.0 | 85.1 | 94.55556 |
| 2022年度 | 90.0 | 86.4 | 96.0 |
| 2023年度 | 90.0 | 88.1 | 97.88889 |
| 2024年度 | 90.0 | - | - |
きめ細かな支援事業の取組成果が全国に普及し、多くの自治体できめ細かな指導が提供される
測定指標:全国の小・中学校で「特別の教育課程」の編成・実施による日本語指導等を受ける児童生徒の割合※日本語指導が必要な児童生徒のうち特別な配慮に基づく指導を受けている児童生徒のうち日本語指導における「特別の教育課程」による指導を受けている児童生徒数÷日本語指導が必要な児童生徒のうち特別な配慮に基づく指導を受けている児童生徒数×100[単位: %]
年度別データを表示(2022〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 80.0 | - | - |
| 2023年度 | 80.0 | 76.9 | 96.125 |
| 2024年度 | 80.0 | - | - |
| 2025年度 | 80.0 | - | - |
| 2026年度 | 80.0 | - | - |
※ 2021〜2026年度のデータあり(直近5年度を表示)
全国の自治体で全ての外国人の子供の就学状況が一体的に管理・把握できるようになり、就学促進の取組が推進される
測定指標:就学促進の取組により不就学の可能性がある外国人の子供の数が減少する[単位: 人]
年度別データを表示(2021〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 19417.0 | 10046.0 | 51.73817 |
| 2022年度 | 10046.0 | 8183.0 | 81.45531 |
| 2023年度 | 8183.0 | 8601.0 | 105.10815 |
| 2024年度 | 8601.0 | - | - |
| 2026年度 | 8183.0 | - | - |
全ての外国人の子供は就学する機会を得るとともに、日本語指導が必要な全ての児童生徒が学校で充実した教育を受けることで、日本における生活の基礎を身に付け、その能力を伸ばし未来を切り拓くことができる
測定指標:外国人児童生徒等の増加や多様化に影響されず、全国どの地域の公立学校においても充実した日本語指導等が受けられるようになる
定量的な目標値・実績値は確認できません
全ての外国人の子供は就学する機会を得るとともに、日本語指導が必要な全ての児童生徒が学校で充実した教育を受けることで、日本における生活の基礎を身に付け、その能力を伸ばし未来を切り拓くことができる
測定指標:学齢の全ての外国人の子供の就学状況が把握されるとともに、就学案内や就学勧奨の徹底により、公立小中学校等への就学を希望する全ての外国人の子供が就学する
定量的な目標値・実績値は確認できません
学校における帰国・外国人児童生徒等の受入れ体制を整備する自治体の取組を支援
測定指標:公立学校における指導・支援体制の構築及び受入促進に関する事業実施の地域数[単位: 地域]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 139.0 | 139.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 154.0 | 163.0 | 105.84416 |
| 2023年度 | 170.0 | 177.0 | 104.11765 |
| 2024年度 | 197.0 | 196.0 | 99.49239 |
| 2025年度 | 221.0 | - | - |
外国人の子供の就学促進に取り組む自治体を支援する
測定指標:外国人の子供の就学促進事業実施の地域数[単位: 地域]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 25.0 | 25.0 | 100.0 |
| 2022年度 | 26.0 | 27.0 | 103.84615 |
| 2023年度 | 32.0 | 33.0 | 103.125 |
| 2024年度 | 36.0 | 36.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 35.0 | - | - |
※ アクティビティ(活動の記述)2件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
川崎市
帰国・外国人児童生徒等に対するきめ細かな支援事業
8,980万円7費目 ▾
川崎市
帰国・外国人児童生徒等に対するきめ細かな支援事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 委託費 | 4,150万円 |
| 報酬 | 3,300万円 |
| 職員手当等 | 1,360万円 |
| 諸謝金 | 90万円 |
| 消耗品費 | 40万円 |
| 通信運搬費 | 30万円 |
| 印刷製本費 | 10万円 |
国立大学法人東京外国語大学
日本語能力評価方法の改善のための調査研究
2,310万円3費目 ▾
国立大学法人東京外国語大学
日本語能力評価方法の改善のための調査研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 1,590万円 |
| 人件費 | 620万円 |
| 一般管理費 | 100万円 |
株式会社サーベイリサーチセンター
外国人の子供の就学状況等及び受入状況等の把握に関する調査事業
860万円3費目 ▾
株式会社サーベイリサーチセンター
外国人の子供の就学状況等及び受入状況等の把握に関する調査事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 700万円 |
| 事業費 | 80万円 |
| 一般管理費 | 80万円 |
国立大学法人弘前大学
児童生徒の実態把握のためのネットワーク構築に向けた調査研究
780万円4費目 ▾
国立大学法人弘前大学
児童生徒の実態把握のためのネットワーク構築に向けた調査研究
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 事業費 | 440万円 |
| 人件費 | 190万円 |
| 再委託費 | 140万円 |
| 一般管理費 | 10万円 |
株式会社Groovement
外国人の子供の就学状況等調査事業
340万円2費目 ▾
株式会社Groovement
外国人の子供の就学状況等調査事業
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 310万円 |
| 事業費 | 30万円 |
株式会社BTree
日本語指導が必要な児童生徒等の教育支援基盤整備事業(ポータルサイト「かすたねっと」)
310万円3費目 ▾
株式会社BTree
日本語指導が必要な児童生徒等の教育支援基盤整備事業(ポータルサイト「かすたねっと」)
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 人件費 | 220万円 |
| 事業費 | 60万円 |
| 一般管理費 | 30万円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。