2025年度当初予算
1,570万円
2024年度執行: 1,200万円
事業の目的・概要
事業の目的
武器貿易条約(ATT)は、通常兵器の国際的な取引を規制する初の条約であり、通常兵器の不正取引及び流用を防止、撲滅をはかることで、国際及び地域の平和と安全への寄与を目指す。我が国は条約交渉の当初から主導的役割を果たし、条約発効後も積極的に条約の運用に参画している他、条約上の義務として、会議開催及び事務局運営経費を負担することが適当。
現状・課題
我が国は、条約起草当初から貢献してきており、ATTの推進に引き続き積極的に取組みプレゼンスを示し続けている。実際の紛争で多くの人命を毀損している小型武器を含む、通常兵器の非合法取引の規制及び非国家主体への拡散の予防は、テロ対策上重要。ATTの着実な履行(武器移転の規制及び報告)促進は、国際の平和と安定に向けた大きな貢献。武器取引が増加傾向にあるアジア地域においてATT締約国を増加させ、非合法な武器移転の規制を拡大することが、我が国をとりまく安全保障環境の改善にも重要。2025年5月現在、締約国・地域数は116(米国は2019年4月、署名撤回を発表。中国は2020年7月6日、加入。ロシア及び北朝鮮は未署名。)
事業の概要
通常兵器の国際的な取引に関する透明性を確保するための条約の運用及び各国の履行状況を確認し、条約の実効的な履行と条約普遍化に向けた条約締約国や任意で参加する非締約国との間で協議を行う場としての締約国会議等の開催経費の支弁に活用される。2006年、我が国を含む7か国が共同(英国主導)で、ATTについて国連の枠組みで議論を深めるための決議案を作成し、国連総会で圧倒的多数で採択。その後、同7カ国は2008年、2012年にも決議案を作成し採択。その後も条約成立に向けた交渉において、積極的な貢献を行った。現在、ATTの枠組みで多様な締約国間で活発な議論が行われている。ATTにおいて、条約運営的な議論から、条約履行に係る具体的な議論を行うための作業部会も設置されている他、条約履行を支援するための制度の拡充に伴い役割が拡大している事務局の運営経費も更に重要となっている。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 1,570万円 | - |
| 2024年度 | 1,200万円 | 1,200万円 |
| 2023年度 | 1,380万円 | 1,110万円 |
| 2022年度 | 1,090万円 | 1,080万円 |
| 2021年度 | 1,220万円 | 970万円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A武器貿易条約事務局
1,200万円
会議開催及び事務局運営経費
武器貿易条約事務局
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
分担金が効果的に活用されるよう、引き続き適切な執行管理に努めるとともに、当該国際機関側の予算合理化のための協議・調整について積極的かつ主体的に実施する。
事業所管部局による点検・改善
非人道的効果をもたらす恐れのある通常兵器について、締約国会議及び運用検討会議等を通して議論が進められており、ATTは通常兵器の国際貿易を規制する措置等について定める初の条約であることから、重要。各国からの分担金未払いの問題により、財政悪化が懸念されており、引き続き注視が必要。
改善の方向性
2024年8月に開催された第9回締約国会議では、将来の財政不足への懸念解消等のため、管理委員会がATTプロセスのレビューを採択。我が国としては、引き続き締約国に対して分担金支払いの義務を呼びかけるとともに、国際連合欧州本部の事務局に対しては効率的な財政運営を働きかけを行う。
所見を踏まえた改善点・反映状況
引き続き、本件分担金の効果的活用、適正な執行管理に努める。
成果指標・目標値・実績値
通常兵器の適切な移転管理のため、ATTを締結する締約国の数を促進する
測定指標:締約国・地域数[単位: 国]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 115.0 | 115.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 116.0 | - | - |
ATT関連会合に出席し、通常兵器分野について、我が国の立場を適切に発信するとともに、国際的なルール作りに積極的かつ建設的に貢献する。
測定指標:我が国代表団の会議出席日数[単位: 日]
年度別データを表示(2024〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 | 11.0 | 11.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 11.0 | - | - |
ATT第13条に基づく年間報告書の提出促進に関して、各締約国の省庁間の協力促進及びグッドプラクティスの締約国会議での紹介。
測定指標:毎年の締約国会議で3か国以上の発表を確保する。[単位: 国]
年度別データを表示(2025〜2026年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 1.0 | - | - |
| 2026年度 | 3.0 | - | - |
条約履行に係る議論の促進、会議開催
測定指標:開催会議数(締約国会議,準備会合等)[単位: 国・地域]
年度別データを表示(2021〜2025年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 3.0 | 2.0 | 66.66667 |
| 2022年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2023年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2024年度 | 3.0 | 3.0 | 100.0 |
| 2025年度 | 3.0 | - | - |
※ 2020〜2025年度のデータあり(直近5年度を表示)
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
武器貿易条約事務局
会議開催及び事務局運営経費
1,200万円1費目 ▾
武器貿易条約事務局
会議開催及び事務局運営経費
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 分担金 | 1,200万円 |
この事業についての議論
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本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。