2025年度当初予算
2.5億円
2024年度執行: 2.1億円
事業の目的・概要
事業の目的
国際刑事裁判所の目的である、国際社会における最も重大な犯罪を犯した個人の訴追・処罰を通じて、国際の平和と安全の維持に貢献し、国際社会における「法の支配」の確立を推進するために必要となる刑事法廷及び関連設備を備えた新庁舎を建設する。
現状・課題
国際刑事裁判所の目的を達成するために必要となる刑事法廷及び関連設備において裁判を始めとする諸業務が行われており、現状に課題や懸念事項はない。
事業の概要
国際刑事裁判所は、集団殺害犯罪、人道に対する犯罪、戦争犯罪及び侵略犯罪に対して刑事責任を負う個人の訴追・処罰を行っており、2002年の設立以来、オランダ政府から無償貸与される仮庁舎において裁判を始めとする諸業務を行ってきたが、2013年から新庁舎の建築が開始され、2015年12月に同庁舎が完成した。国際刑事裁判所及び締約国会議の活動の費用は締約国の分担金によって賄われており、締約国である我が国は分担金を負担する必要がある(ICC規程第115条(a))。なお、新庁舎建築費に関する我が国の分担率は、124の締約国中トップ(17.22%)であり、国際刑事裁判所は我が国の財政的貢献なしには十分な活動を行うことはできない。国際刑事裁判所の分担金は国連分担金率に準じて決定されており、国連とは異なり中国及び米国が加盟していないため、我が国が分担金率1位となっている。なお、国際刑事裁判所本体予算については2022-2024年の国連分担金率に準じて支払われており、我が国の分担率は15.4%となっているが、新庁舎建築費分担金は、2015年の建設当時の国際刑事裁判所分担金の分担率(2015-2018年国連分担金率)を適用して各国の負担額が決定しているところ、日本は17.22%の分担金率となる。
予算・執行の年度推移
| 年度 | 当初予算 | 執行額 |
|---|---|---|
| 2025年度(当年度) | 2.5億円 | - |
| 2024年度 | 1.6億円 | 2.1億円 |
| 2023年度 | 2.0億円 | 2.0億円 |
| 2022年度 | 2.0億円 | 2.0億円 |
| 2021年度 | 1.9億円 | 1.9億円 |
執行率は当初予算ではなく、歳出予算現額合計を分母として算出しています。
2024年度実績支出先・契約情報
お金の流れ(ノード図)
支出先詳細
直接ブロック A国際刑事裁判所(ICC)
2.1億円
本庁舎の建築費用
国際刑事裁判所
点検・評価コメント
行政事業レビュー推進チームの所見
分担金が効果的に活用されるよう、引き続き適切な執行管理に努めるとともに、当該国際機関側の予算合理化のための協議・調整について積極的かつ主体的に実施する。
事業所管部局による点検・改善
本庁舎建築予算の支出の妥当性・必要性については、本庁舎監理委員会(OC:締約国で構成)による定期的な審議・確認を経て、予算財務委員会(CBF:予算財務の専門家で構成)で審査を行った上で、毎年11~12月に開催される締約国会議で承認される予算書の中で決定され、不明朗な支出項目があれば締約国が異議を申し立てることができる仕組みとなっていた。予算の執行状況については、庁舎建築を統括するICCの責任部署(計画監督者事務所(PDO))からの報告がCBFでの確認を経て締約国会議に報告されたほか、外部会計監査人が第三者の立場から会計監査を行った。なお、庁舎が2015年12月に完成したことに伴い、OCは2016年末に解消され、現在、建築費用のために借り入れたローンの支払が行われている。現在、国際刑事裁判所のトップは日本人の赤根智子所長であり、所長は対外的に裁判所を代表することから、国際刑事裁判所を通じた我が国のプレゼンスは十分に発揮できていると言える。また、国際刑事裁判所の全締約国により構成される締約国会議の任務遂行を補助する代表機関として24か国からなる議長団があるが、日本は継続して議長団の構成国であり、その観点からもプレゼンスを発揮していると言うことができる。
改善の方向性
新庁舎費用は各加盟国の支出割合が確定しており、交渉等での削減は不可能。
所見を踏まえた改善点・反映状況
分担金が効果的に活用されるよう、引き続き適切な執行管理に努めるとともに、当該国際機関側の予算合理化のための協議・調整について積極的かつ主体的に実施する。
成果指標・目標値・実績値
ICCにおける邦人職員の「望ましい幹部職員」の水準(2019年末でD1ポスト9人中0.9人・約10%)の達成
測定指標:全幹部職員数に占める邦人幹部職員数の割合[単位: %]
年度別データを表示(2023〜2024年度)
| 年度 | 目標値 | 実績値 | 達成率 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 10.0 | 14.2 | 142.0 |
| 2024年度 | 20.0 | - | - |
ICCの業務が円滑に遂行されるための環境の整備
測定指標:当該年度において施工が行われた工事項目数(本庁舎建築は建物設計、地盤工事から完成・引渡しまで計19分野の工事項目に分類され、進捗が報告される。)
定量的な目標値・実績値は確認できません
※ アクティビティ(活動の記述)1件は省略しています
費目・使途の内訳(補足情報)
費目・使途はCSV5-3由来の補足情報です。金額は契約内の支出の内訳であり、上記の2024年度執行額(CSV2)とは集計対象・範囲が異なります。事業全体の執行額の計算には使用しないでください。
国際刑事裁判所
国際機関分担金
2.1億円1費目 ▾
国際刑事裁判所
国際機関分担金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 国際機関分担金 | 2.1億円 |
この事業についての議論
すべて見るデータ注記
本データは内閣府「行政事業レビュー」公開CSVから抽出・整理したものです。 金額は記載値(円)を百万円に換算して表示しています。支出先情報は主に2024年度実績支出として表示し、上位30件を表示しています。